12月29日・よいお年を |
本年も残すところあとわずかとなりました。この一年を振り返ってみると、ほん と色々なことが…あったっけ?気分的には2001年からの続きでそのままぼへっ と過ごしてきているような気もするけど。 この一年は、ライダーとしては失格やったかも。なんせ今年はツーリングらしい ツーリングは北海道に行っただけ。あとバイクを持ち出したのって、大江川に行っ た時くらいか?その分釣り廃人度は上がってるような気がするけど ^^;; 釣りに関しては、GWに北浦で丸ボウズ(with 柴ぢぃ)、結局オカッパリで2本 で、そのリベンジとしてGW後半に行った大江川で柴ぢぃと二人そろって返り討ち というとんでもない出来事以外はまあ、楽しく釣りはできたかと。琵琶湖のリリー ス禁止条例のため、自分自身の釣りに関しての見直しとどうしていくかということ を考える機会もあったし(とりあえず3月いっぱいまでは琵琶湖で遊ぶけど)、結 果としてフライに手を染めたり海釣りをマジに考えるようになったりとますます廃 人度をあげる方向に作用しているのはご愛敬。 夏の北海道は今ひとつ冒険に欠けた内容やったけど、今年くるとは思ってなかっ たしゃちょ〜や藤田くんに多和で会えたのはうれしい誤算であった(けど今度はちゃ んとバイクに乗ってきなさい>しゃちょ〜、藤田くん)。ま、ジョージには会えん かったけどね…多和といえば、センセイはあいかわらずいつものペース?(笑) たぬきーずの面々もなかなか渡北できなくなってきて、北で顔をあわす人も少なく なったけど、やっぱまた北で会いたいよね。去年・今年と西湖でのキャンプでも、 参加人数減ってるしね〜。それでも来年もまたやりたい>西湖キャンプ そういえば、ついにDVDに手を出してしまったのも今年のことかな?直接の原 因は「じゃりン子チエ」DVD化を知ったからやけど ^^;; 当初はこれでまた映画 三昧が戻ってきてしまうかもと思ったけど、意外とそうでないんよねぇ。やっぱり、 映画は映画館で見てなんぼというのが身に付いてるからかもしれん。それでもいく つかは手元に欲しい映画もあるけどね。ゴダールの「気狂いピエロ」他の諸作品と か。でも、集めるだけになるのはあんまり意味がないかもと思ってたりもする。 …結局今年は、7割くらいが釣りで、残りがバイクとDVDか? ^^;; アマチュ ア無線の局免も結局更新せずに失効させたままやし、ある意味すでに過去になって しまった趣味もあるけど、来年はまた、なんか新しいことを見つけたりするんやろ うかね。ええ年して、と言われそうやけど ^^;; とりあえず、これが今年最後の更新です。明日は(琵琶湖経由で)大阪に帰省し ます。名古屋に(琵琶湖経由で)戻ってくるのは4日ごろかな?それまではページ の更新もままならない(Nifty以外のメールも読めない ^^;;)環境になるです。 このページの推定1ケタの読者の皆様、よいお年を。 |
12月25日・半可通 |
えっと、これは私のことです。いや、昨日の内容でついつい説明もなくフライ用 語を使ってましたが、なんかおかしいと思ったらなんか間違ってるのもありました ^^;; たとえばテーリングってのはラインのループが崩れてライン同士が当たることや けど、どうもこの時に「パチパチ」と音がするわけでもないようで。てなわけで、 昨日出てきたフライ用語についてのフォローをば。 フォルスキャスト: フライフィッシングをしてる人を頭に思い描いてください。どのような場面を浮 かべましたか?多くの場合、ロッドを前後に振り振りして頭の上でラインを前に 出してはすぐ後ろにとばし、というようなシーンを思い浮かべるのではないか、 と。それがフォルスキャストですな。FalseCast ってことで、ま、偽キャスト。 フォルスキャストをする意味ってのもありますが(たとえばフライの水を切ると か)、実際のつりの場面ではあんまりしすぎない方がいいようで。 ラインハンド: フライフィッシングの場合、リールの出番はあんまりなくてラインを引いたりす るのは直接手でやるわけですな。当然ロッドを持っている手ではできないので、 ロッドを持っていない側の手で行い、その手をラインハンドといいます。 ウィンドノット: フォルスキャストをしてるときとかで、風の影響でラインの先に勝手に結び目が できること....が本来の意味やけど、多くの場合はループ(ラインが前後に行く ときにU字状になるでしょ、あれ。)が崩れたりして発生している、ミスキャス ト。 ホール: フォルスキャストなんかでラインスピードをあげるためにタイミングよくライン を手元に引く行為をホールといいますが、この説明では何がなんだかわからんや ろな ^^;; フォワードキャスト時とバックキャスト時の両方にホールをすること をダブルホールちいますが、これは基本中の基本動作。うまくできないけど ^^;; ....と説明を書いて、これもまたおかしかったりするような気がせんでもない --;; 正しいことは、たとえば「フライフィッシングを始めよう!」てなページかなん かを参照してください。 |
12月24日・はまり道 |
ええ年して派手な赤い服を着た髭の白いおっさんがあちこちで見られる時期にな りましたが、それとは全く関係なくこのページは続いていきます。ちなみに今日の タイトルはたしか吉田戦車氏のマンガで自分がコンシューマーゲームにはまってい くやつのタイトルにもあったような ^^;; バス釣りを始めたころに、「あんたははまり方が急すぎる」みたいなことを柴ぢぃ にいわれたことがあったような気がするけど、そういう意味では同じことが今また 繰り返されているというか ^^;; 日曜日に一の宮北方の管理釣り場にいって、フラ イで釣果をあげることができた(しかも6匹。最後は山女....と思うけど....赤斑 点なかったし....)ことも火に油となっているような気がするし。 相変わらずキャストはまだまだで、月曜(祝日)にちょろっとキャスティングの練 習をしたけど、フォルスキャストをしててラインがロッドに当たるとかパチパチと テーリングしてる音がよく聞こえるとか(ちなみにこの日1時間足らずのうちで、 ウィンドノットが2ヶ所もできてました....)、ラインハンドのラインの捌きがま ずいためか手元でラインが巻き付いたとか....多分10m以上は飛ぶようにはなっと るとは思うけど、ほんまにこれでええのかどうかはかなりアヤシイ。しかし、日曜 はいまいちホールがちゃんとできてへんかったような気がしたのに、月曜は思った よりまともにホールできてた気がするんよねぇ。 で、日曜に管理釣り場いってつくづく思ったのが、「自分でフライ巻かんとどう しようもないんとちゃうか?」ということ。ルアーの場合、ものがプラスチックや 金属やウッド(バルサを含めて)ということもあってひとつつくるのも大変やけど、 フライの場合、極端な話フックさえあれば後はアイデア次第でいろんな素材が使え る。完成品フライのカラーを含めたバリエーションを遥かに越えるバリエーション をそろえることができるし、こうなると定番以外はなかなか思った完成品フライが なかったりするし。そもそもフライは消耗が激しい(すぐボロボロになる)しね。 そう考えていくと、これは自分で巻くしかないやろう、と。そういうわけで、年末 年始は実家でタイイングの練習になりそう ^^;; ところでこのフライの素材になるタイイングマテリアル、ものによってはとても 高いです。マラブー(七面鳥の毛)とかヘア(野ウサギ)とかは安いけど、たとえばコッ クネックハックル(雄鶏の首から胸にかけての毛)なんてグレードが低いのでも結構 する。んっと、フツーのプラグ・ルアーの5個から6個分くらいかな?「近所の釣 り場」のページで「どんな素材を見てもこれはタイイングに使えないかとか考えた り実際に試してみたりするのがフライマン」みたいなことが書いてあったけど、な んか実感としてわかる気がする ^^;; kingfisherさんの「管理釣り場のフライフィッ シング」というページでもいかにマテリアルを安くあげるか(さらに簡単に巻くか というのもあった)ということにいろいろと言及されてるし ^^;; とりあえず、順調にフライ廃人への道を歩んでおります ^^;; P.S.12/29:誤記訂正 ^^;; 「ヘン」が何で野ウサギやねん ^^;; |
12月20日・あれやこれや |
さて、とりあえずエディタを開いたまではええけど、なに書こ ^^;; なんかバタ バタしててネタらしいネタがちとないので。 ・ロッドスタンドのこと Yahoo!Auctionでついフラフラと落札してしまった36本もたてられるロッドス タンド。実は入札履歴をみていて「なんや、最低入札単位プラスしてやったら確 実に落札できるやん」というのがわかったので、あっさり落札 ^^;; 実はこのロッ ドスタンド、ショップなんかでディスプレイに使うG-Loomisのやつ。自分が Loomisユーザなこともあって、ずっとチェックしてたんやね〜。 これが昨日届いたんやけど、予想はしてたけどやっぱでかい ^^;; どうやって置 くかを検討中。 ・じゃりン子チエのこと じゃりン子チエDVD-BOXの第4弾(つまりは最終BOX)も昨日到着。全64話、つい にそろったというか、とうとうそろってしまったというか。「あぁ、とうとうそ ろったんか....」とちょっとした感慨とともに、中にはいってる説明書を開くと、 紙が1枚ペロッと....なんと、続編もちゃんと出るそうで ^^;; 全64話放映して再放映して再放映して再放映してを繰り返して、最終的に続編 というか続きを新作したのが「チエちゃん奮戦記・じゃりン子チエ」やったかな。 これが2回に分けて出るとのこと。というわけで、チエちゃんフィーバーはまだ とまりません(笑) ・釣具屋のこと そもそも釣り人にとって釣具屋というのは実に危険窮まり無いところなんやけど、 これまでルアーだけに目がいっていたのでその中でも比較的危険度が低い店とい うのもあったわけやね。ところがフライをやるようになって、その店も非常に危 険だということが明らかに ^^;; 完成品フライが妙に安い上州屋とか意外とフラ イ関係を扱っている「つりのヤング」とか ^^;; 当然ながらドラゴンズは相変わ らず危険なわけで。気が付けばバイスとかタイイングツールをチェックしている 自分が怖い。でも、フライ廃人度がすすむとこれらの店は逆にあんまり危険では なくなってくるような気がしないでもないでもない、ってどっちや、おい。 「近所の釣り場」というページ、妙にお気に入り。ここの「フライ用語のバカ知 識」の乗りって、好きです(笑) googleで一発でヒットするはずなので、見たい 人は探してくださいませ。 |
12月16日・琵琶湖リリ禁を肯定的に考えてみる |
名古屋に住んでてバス釣りをやっている身にとっては、琵琶湖のリリース禁止条 例(正式名称ではないけど)はある意味死活問題と言えるわな。もちろん、野池中心 の人とか大江川命の人とかで影響をあまり受けない人もいるわけやけど。私自身は どうかというと、これが琵琶湖中心なもので今回のリリ禁はもろにストライクなわ けやね。そういう意味でも個人的にも否定的な見解にならざるを得ないわけやけど、 それで凝り固まるというのもなにかと思うので、ここは一つ肯定的な考察を加えて みるか、と。 肯定的と言っても社会的にどうだとか環境がどうだとかといった側面から考えて もしゃーない。そんなことはバス駆除派の文言とか滋賀県の広報とかみるだけでも 見えてくることやしね。だからここでは、極めて独善的・自己中心的な立場で考え てみる方がおもしろい。 釣りの世界にバス釣りから入った場合、実に片寄った魚に対する考え方や扱いを してしまいがちになるんやないかと思う。典型的な例がいわゆる「バス持ち」で、 魚の口のなかに指を突っ込んで下顎をつかんで持つというバス釣りをする人にはご く一般的、でもそれ以外を対象魚にしている人には特殊な持ち方。こんなことを他 の魚種でやると、ものによってはひどいけがをしてしまいかねない。ところが他の 魚種でもバス持ちをする人が多いんやねぇ。それとかつり上げるときに抜き上げた り引き摺り上げたりして、魚を地面の上で這いずり回させる行為。温水魚であるバ スの場合はまだ無事なことも多かろうけど(それでも避けるべき行為ではある)、冷 水魚であるマスの類でも同じことをしている人も見掛ける。いずれもバサーが他の 釣りもということでやってしまうことやろうと思うけど、どれもバスと同じように 扱えると思っている(もしくはバスそのものに対しても扱いがひどい)のかも。つま り、バスの延長上にしか釣りがなく、他の釣りが枝葉にしか過ぎないということで はないんかなと思う。 ところが今回のリリ禁を目の前に突きつけられた私のような場合、とたんにバス を中心とした釣りという構造を見直すことを余儀なくされた。ここで初めて、バス 以外の釣りが自分の中で現実的になったわけやね。そうすると、他の魚をバスの延 長上で捕らえることもどっか違うと思うわけやし、他の魚の釣りや扱いもちと本腰 入れて考えよか、ということにもなった。実際、フライを始めたり、海水魚の釣り をいろいろと考えたりしてるわけやし。そういうわけで、今私は自分の釣りの幅を ひろげようとしてるということになるのかな。 結局のところ私は、「琵琶湖でバス釣りをする」ことで満足していたわけやね。 ええ年してから釣りの世界に足を踏み入れたのに、踏み入れた場所であった「バス」 の世界に閉じこもってその中で満足していた。リリ禁の問題はたしかに大きな痛手 やけど、そのためにまた釣りの世界を見回して他の釣りの世界に手を伸ばす、その きっかけとなった。この点だけは、自分の背中を押してくれたリリ禁問題に感謝し てもいいかもしれない。 今、フライがおもしろい。まだまだムチャクチャなキャストしてるし、フォルス キャストもボロボロやし、シュートしても全然飛ばないけど。 今、メッキが熱いらしい。ポッパーに背鰭を見せながら猛然と襲いかかってくるっ て聞くとうずうずしてくる。 ....こうやって、釣り廃人がつくられていくんやろか ^^;; |
12月12日・ニュースってなんだ |
新聞紙の処理がめんどうということと新聞勧誘対策から新聞をとらない生活を続 けて随分たつ。ここ数年はテレビもほとんどみないので、ニュースはもっぱらイン ターネットがソースになっとる。実際こういう生活で自由な時間が増えた気がする し(というか、テレビとかに縛られてたわけやね)、少々世俗に疎くなることを除け ば、まあ満足していたりする。 で、ニュースソースを求めてWebPageをうろちょろすることにはなるけど、とり あえずは新聞社のページで一般的なニュース、ZDNETとかのページで情報系のニュー スとかをみてたりする。2ちゃんねるをこれに含むかというとちと問題はあるか。 このZDNETというページには、海外発信の記事と国内発信の記事があるわけやけど、 この2つがどうもニュアンスが違うということが今回のお題です。 本多勝一氏がジャーナリズム関係の著書の中で事件・出来事の深掘りの重要性を 再三のべていたかと思うけど、海外発信の記事はニュースとしての本質に迫る方向 での深掘りに少し突っ込んだところがあると感じる。HotWiredに至っては、偏向を 感じはするけど、さらに突っ込んでいると思う。翻って国内発信の記事。趣味的な 方向への突っ込みはあるけれど、それ以外は掘り下げた記事がない。つまり、その ほとんどは「発生記事」「発表記事」のレベルであるということ。これは結局、そ れぞれが持っている「ニュース」というものの考え方が現れてるんではないかと思 うわけやね。 日本で「ニュース」とゆわれてるものってなにか。あなたは「ニュース」と聞い てどんなものをイメージするか。実は、そのイメージって、テレビのニュース番組 のような発生報道なんやないかと思う。こんなことがあった、こんなことが起こっ た。で、それ以上の掘り下げはない。どうやろう?テレビにも古くは報道特集みた いな掘り下げの番組がないわけやない。でも、それが「ニュース」という言葉と結 び付かん。同じ状況が、実は日本の新聞にも広がっている(ようだ)。 残念ながら海外、特にアメリカで「ニュース」というものがどのようなイメージ で認識されているかはわからん。が、テレビというものの位置づけを考えると、テ レビの流すニュースにそのイメージは代表されるように思う。とすると、同じ「ニュー ス」という言葉でくくられながらも違うニュアンスを見せるのは、やはり「ニュー ス」自体の放送のされ方が違う、「ニュース」というものに対する考え方が違うと いうことにならへんやろか。 しかし、ほんまにニュース番組って事象の上っ面をなめるだけの報道が多いよねぇ。 芸能関係やとあんだけしつこく掘り下げ(?)るのに ^^;; |
12月9日・fly me to the moon....そんなに飛ぶかい! |
タイトルにはだまされてはいけない。別にここでスタンダードジャズナンバーを 語る気もましてや某アニメの後テーマだという話をする気も全くない。タイトルに 意味があるのは1単語、しかも意味は違うし。 昨日の日曜日、はじめてフライロッドを振ったと言いたかっただけなんやけどね。 名古屋市名東区にある"Watchette"というフライショップのイベントでSAGEやら SCOTTやらThomas&ThomasやらCAMPANELLAやらのいろんなロッドを実際にラインを通 してキャストできるというというもの。一度 Watchette に顔を出した時にこのイ ベントの話を店長から聞いて、半ば冷やかしで行ったわけですが。 ためし振りできるロッドの本数も半端じゃない(何十本あったことやら....)し、 いろんな人がキャストを繰り返してるのを見てちと尻ごんでしまったのは、ま、認 めざるを得ないか。それでも店長に挨拶してしばらくロッドやキャストをしてる人 たちをぼ〜っと眺めてたんやけどね。 それでも、店長に勧められてとある常連さん(?)にキャストの初歩の教えを受け たわけですが、気をつけてたつもりでもルアーの癖は出てしまう。手首はできるだ け動かさない、手首のスナップで投げるのは論外、脇は閉める(ってこれはフライ に限った話やないか)、ロッドの動きはゆっくりと(もちろん限度問題ではあるけれ ど ^^;;)....おかげでいろんなところに力が入って、1時間もせんうちにギブアッ プしてしまった ^^;; それでもまあ、なんか練習でフライラインをブンブンとして るだけでも結構楽しいものではあるわな。ちなみに最初に振ったロッドが#8、次 に振ったのが#7。一応今のところ#5のロッドを考えているので、まだ楽に振れ るかなと思ってます。(番手が大きくなるとフライラインも重くなり、それにつれ てロッドも重くなる。一応念のため) ところで、フライフィッシングをやる人を「フライマン」とゆうたりするけど、 そのまま日本語に直すと「蝿男」となってしまう ^^;; なんでも日本語にした方が ええかというとそうでもないということかな。でも、フライの世界はルアーの世界 に輪をかけて横文字が多いような。 |
12月5日・現在・過去・未来 |
2日付の落書き帳の内容が、意外と反響があって驚いてたり。某掲示板で、あー だこーだと解釈をいただきましたsugiさん、とりくん、ありがとうです。また改め てまとめてみたいと思いますが、そのときにはトップページから変更を加えるかも しんない ^^;; さて、2日に書いた「から」と同じように、「〜でよろしかったですか?」とい うのもおかしいんとちゃうかというご指摘をメールにてK子さんから、某掲示板に てsugiさんからいただいております。シチュエーションとしては、レストランとか (まあファミレスあたりになるかと)ファーストフードとかでオーダーをした際に、 店員がオーダーの確認をするわけやね。その時にたとえば「以上でよろしかったで すか?」と過去形で確認するのはおかしいんとちゃうか、と。 時制の使い方が乱れている、と言ってしまえばそれまでの話なんやけど、なぜそ ういう風な使い方が広まっているのか(少なくとも大阪と名古屋では確認されてる ということになるし)、なぜそういう使い方を違和感なくできるのか、という点に は興味がある。使い方が広まる要因はほぼテレビの影響であろうということには異 論がないのではないかと思うけど、テレビで誰がいつどういう番組でつこたから、 ということになると私にはわかりません。そもそもテレビ見てないし ^^;; では、使用者がなぜ違和感なく使っているのか。いや、もしかしたら使いはじめ の頃は違和感バリバリやったのかもしれへんけど、誰某がつこてるから、ってこと で使いはじめてそのうちなれたってのは十分考えられる話やけどね。というか、流 行り言葉の多くはこういうメカニズムなんではないかと思う。でもまあ、この件は 流行り言葉としては今一つインパクトに欠るので、「過去形を使うことに違和感を 感じていないのはなぜ?」という議論は可能かと。 では、ここで過去形を使う場合、どの内容がどの時点に対して「過去」になるの か?時間の流れからすると A:客がオーダーする B:客のオーダー内容を復唱する C:これでいいのか確認する の順になり、問題となる言葉が発せられるのはCの時点となる。ということは、オー ダー内容が出てくるのはいずれもCの時点では「過去」ということになる。日本語 の時制に完了形という発想がないので、まあ、過去としても間違いではない。で、 これを拠所にCの時点で過去形での確認となる、とまあ、へりくつをこねるといえ んこともない。 もっとも、ここでは「オーダーをする」という行為が過去のものになってるので あって、オーダーそのものはこの時点ではその処理が完了していない以上、継続さ れている現在である。つまり、ここで店員が行うべきなのは、これから処理をする べきオーダー内容の確認であって、オーダーを受けた事実の確認ではない。そう考 えれば、過去形で確認すること自体はやはりおかしいと言わざるを得ない。 とはいえ日本語というのは比較的時制に関しての拘束は緩やかで、特に口語文法 では過去形は用言の活用語尾で表現されるだけ、未来形においては文法的な規定は 特になかったような。それほどまでに時制はないがしろにされている(!)というこ とを考えると、過去形を用いることに違和感がないというのもまあ、仕方ないのか もしれないんやけどね。 で、今回のタイトルを見て、まさか「あの人にあったなら〜」とか歌ってたりし てへんやろね?それはもう、「まるで喜劇じゃないの」つーか。 |
12月2日・ちょっと気になること |
そういえばこれは書いてなかったっけ、ということで、多分あちこちで既に取り 上げられたりするけど、思い出したので書いとこう。ちょっと気になることその1。 いや、何のことかというと、ここ数年コンビニとかファーストフードとか、多分 アルバイトが接客や会計をやっている店で感じる違和感のこと。具体的にいうと、 「1000円からお預かりします〜」の「から」ってなんや、と。 たとえば会計が560円やったりして、小銭がなかったりすると、千円札を出して 「1000円からお願いします」とゆうことはよくある。この時「から」という言葉が 意味するのは、「1000円から560円引いてね」というニュアンスでないかと思った りするわけやけど、大きくはずれてないんとちゃうやろか。さらにいうと、「から」 という言葉の用法には「経由」を表す使い方がある。たとえば大阪の地下鉄で、淀 屋橋から難波に行こうと思って電車を待ってると(実際にはこの距離やとたいてい は歩くんやけどね ^^;;)、ホームに流れるアナウンスが「この電車は難波から天王 寺方面我孫子行きです」って感じ。この「から」が「経由」を表すわけやね(なん で大阪の地下鉄が出てくるかというと、他のところではなかなかこういう用法で使っ てるのをきかへんからです)。この意味から考えれば、560円を払うのに1000円を経 由して商品とおつりを受け取る、ということを表現していると考えることもできる。 つまり、用法としての理由があるわけやね。 翻って「1000円からお預かりします」というときの用法。この用法の正当性(も しくはへりくつ)を考えてみたけど、どうも思い浮かばん。「預かる」という行為 の対象が「1000円」であるとしたときには「から」という言葉が入る余地がない。 「預かる」という行為が対象の状態が変わることを表す以上、明示的もしくは暗示 的に「対象」が存在する必要があるわけやけど、この場合、対象は「1000円」なわ けやね。とすると、「1000円から」と言ってしまうことは「1000円」が直接対象の 地位から滑り落ちてることに他ならないんとちゃうか、と。つまり、「から」とい う言葉が余計な一言でしかあり得ないわけやね。とすると、「から」という言葉を 使うことに正当性を持たせるには、「預かる」という言葉の意味することが違うし かない。あえて「預かる」という言葉を1つの記号として、シチュエーションから この記号に意味を与えるとすると、「会計処理を行う」ことを示していると解せざ るを得ない。....そこでふと我にかえって「預かる」という言葉を見つめ直す。 どう考えてもそんな突っ込んだ意味があるかい。 以上、ああだこうだとどうでもよい考察を加えてみたわけやけど、用法的におか しいことはまあ自明なので(使っている人たち以外には)、ま、言葉遊びやね。一番 気になってるのは、いったいこういう言葉の使い方を始めた要因はなにかってこと。 なんでこういう言葉の使い方が広い範囲で普通に(年代的には10代から20代の 女性に多い気がするけど)使われるようになったんやろ。誰か知らへん? しかし、言葉の流行りってどっちかというと短縮したり省略したりする方が多かっ たのに、余計な言葉を入れるってのも流行りになるんやろか。 |