祝  辞

名古屋市南区長        

(まちづくり推進室長代読)

 ただいま紹介いただきました南区役所まちづくり推進室、室長の林でございます。
 皆さん成人の日を迎えられ、誠におめでとうございます。
本日は南区長からお祝いのことばを預かっておりますので、披露させていただきます。
祝辞。
本日、成人式を迎えられました皆さん誠におめでとうございます。心からお慶び申し上げます。
 今日から決意を新たに将来の夢や希望に胸を膨らませていることと思いますが、皆さんが今日を迎えられたのは皆さん一人一人の努力もさることながら、陰日なたとなって皆さんの成長を楽しみに支え続けられましたご家族や地域の方々の暖かい見守りがあったからと思います。
 本日の皆さんの新たな門出をお祝いするために、何ヶ月も前から地域の方々が協力して成人式の準備を進めてきてくださっています。お世話になった方々への感謝の気持ちを忘れずに大人としての一歩を踏み出していただきたいと思います。
 私は常日頃ここ南区は名古屋市の中でも地域に愛着を持ち貢献しようという意識が高い方が非常に多い土地ではないかと感じています。皆さんこのような暖かい地域に見守られ本日この日を迎えられたわけです。このことに皆さんが大いに感謝し、これから皆さん自身も積極的に地域や社会に参加、貢献していただければと思います。
 そのひとつとして、社会をよりよくするために選挙権の行使があります。先月の衆議院議員総選挙で投票された方々もいらっしゃると思いますが、4月には名古屋市市長選挙、夏には参議院議員通常選挙があります。ぜひ社会情勢や政治に関心を持っていただき、選挙権を大切にしていただければと思います。
 さて、昨年iPS細胞を作り出すことに成功した京都大学の山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞し、われわれ日本人に大きな自信を与えてくれました。山中教授は元々整形外科医を志していましたが、決して順風満帆であったわけでなく、医者を辞めようと考えたこともあったそうです。
 しかし、どうしたら自分が世の中の役に立つのかと考え直し、臨床医学から基礎医学の道へ進んだそうです。
このどうしたら社会の役に立てるかという熱い想いこそが世界的な大発見につながったのではないかと思います。
 皆さんが生まれた20年ほど前にバブル経済が崩壊し、その後、今日まで日本は厳しい経済情勢、雇用情勢が続き、私たち国民の多くが、そしてとりわけ若者が苦しんでいることはよくご存知のことであります。しかし悲観ばかりしていてはいけません。日本は世界の多くの国々から見れば、豊かに憧憬される国なのです。
 また、同時に一昨年に発生した東日本大震災においては被災地の被災者の方々の秩序、礼節を持った対応が世界から驚きを持って賞賛された記事もあります。
 皆さん方がこのようなすばらしい国に生まれたことに誇りを持っていただくとともに、ノーベル賞を受賞された山中教授のように、どうしたら社会のために役に立てるかという熱い想いを持ち、より社会から尊敬される日本の輝かしい未来を築くための…となれるよう心より期待しましてお祝いの言葉とさせていただきたいと思います。

 平成25年1月14日 南区長 稲垣 敬

 続きまして、南区選挙管理委員会からのメッセージを代読していきます。
 皆さんは満二十歳を迎えられ、いよいよ有権者の仲間入りをされます。これからは将来を担う社会人として、また有権者として社会情勢や政治選挙など一層の関心を持っていただき貴重な一票を投じて下さいますようお願いいたします。
 今年は4月に名古屋市長選挙、夏には参議院議員通常選挙と重要な…が続きます。棄権することなくよく考えて大切な一票を行使されますようお願いいたします。
 投票日当日に用事があって投票に行くことができない場合には期日前投票や不在者投票をご利用いただき大切な一票を無駄にすることのないよう投票にお出かけください。

 以上、区長のお祝いの言葉と選挙管理委員会のメッセージを終わります。
 本日は誠におめでとうございます。


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