祝 辞
6年3組担任 山口先生
おはようございます。久しぶりですね。
と言いたいんですが、もう変わりすぎてですね、誰が誰だか分かりません。
星野先生とかぶったんですが、これを持って来ましたので、後で「俺、だれだれ」「あたし、だれだれ」言いにきてください。
これにはですね、これが入っていたの知っていますか。
これずっと見てなかったのですが、8年ぶりに昨日夜パソコンを開いて見てみました。美しいBGMと伴に、君たちの写真が何百枚も出てきました。
不思議とね、名前を覚えてるんですよ。これ誰々、一気に、あー、あの頃のこと、こんなことあったなーと、わーとこう思い出されました。
先生はね、先生と言うか私はですね君たちの後、6年の担任を五回もやりました。当然いろんな子がいるんですが、あなた達が私にとって一番最初に一緒に卒業式を迎えた子たちであることは、この先何回6年生をやっても変わりません。今でも卒業式、コンタクトがとれるぐらい涙を流したのを、先生覚えています。それくらいやっぱり思い出深い人たちです。
星野先生もさっき言いましたが、この舞台の上で演技をしましたね。
誰か、忘れたんですが、昨日思い出したんですが、ここで水晶掲げてですね、「良い心よ悪い心になれ」という魔法をかけて、覚えてますか。また、そういう思い出話もしましょう。
さて、思い出話ばかりで終わってては、君たちへの応援メッセージにならないので、一つだけ。何年か社会人で働いてきて一番大事なこと何だろうなと、伝えたいことって何だろうなと思って考えた結果、この言葉だと分かりました。ちょっと難しい言葉です。簡単かな。
「謙虚さ」です。「俺ってすごい」、「俺って何でもできる」、「私は人の力を借りなくても一人で生きて行ける」そう思ったら、そこで終わりです。
「ありがとうございます」「皆さんのおかげです」「まだまだ頑張ります」そういう気持ちを持っていると、周りの人は助けてくれます。自分も今よりもっとでっかくなります。ぜひ「俺ってすげーな」という気持ちはほんのちょっとだけおいて、常にいろんな人に感謝しながら、「まだまだだな、自分は」と思ってほしいと思います。
さあ、偉そうに人生について語るのはここまでにして、あちらにですね、本当は星野先生の時、1組の子はもらったんですが、先生も8年前に君たちから預かったものを持ってきました。まだ渡せていませんので、後で取りに来てください。今日、取りに来ない場合は、今度の、来週のごみの日に出してしまいますので、気をつけてください。
それでは、新成人おめでとうございました。
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