謝 辞
本日私たちは晴れて成人を迎えることができました。
そして、このたびこのような盛大な式典を催していただき誠にありがとうございます。
成人を代表してお礼申し上げます。
本日、成人を迎えた私たちは、これから社会に出ます。
私たちは社会に出る際、右も左も分からない無知の状態から始まります。と言うことは社会に出るにしても、僕の父親が大好きな大人の店に入るにしても、どちらも無知から始まるっていうわけです。
さて、さきほど、お前変わったな、逆にお前何も変わってないな。そんな会話を耳にしましたが、どちらも寂しい言葉です。
昔と全く変わらないのも物足りなくて寂しいですし、昔とは全く違う人間になっていても 懐かしさがなくて、これもまた寂しいです。
出会いと別れには、こういったうちの家庭と同じく複雑な一面があるのだと思いました。
最後になりましたが、皆さまのご健康とご多幸をお祈りして、われわれ成人一同のお礼の言葉とさせていただきます。
平成26年1月13日
成人代表 高桑
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