莫愁湖
 湖の周囲約3㎞。美しい娘、莫愁が身を投げたという伝説を持つ湖。莫愁女像があり、その前は記念撮影の観光客でいつも賑わっている。 夏には湖面がハスの花でいっぱいになるハスの吊所。また園内の勝棋楼は、明太祖朱元璋と徐達が将棋をさした所。 朱元璋が負け、徐達に莫愁湖を与えたことから勝棋楼の吊が付けられたといわれている。

玄武湖
 南京駅のすぐ南に位置する自然湖。湖の周囲は約15㎞あり、西南には城壁がそびえ立つ。湖中には、環洲・梁洲・翠洲・桜洲・菱洲の五つの島がある。中心となるのは菱洲で、ここにある動物園ではパンダも見ることができるし、その他遊園地、劇場、ローラースケート場、貸しボートなどもある。これらの島では柳の枝の揺れる散歩道があり、肩を組んだ恋人達や家族連れで賑わっている。

明孝陵
 明王朝の創始者、太祖朱元璋の墓。朱元璋は、貧農に生まれながらも頭角を現し皇帝にまでなった人物である。南京にある明の皇帝陵はここだけで、ほかは「明の十三陵《として北京近郊に造られている。1383年に完成したもので、参道には馬、獅子、駱駝、かいち、象、麒麟の6対の石獣のほか、石人、石柱などがある。勝手は宏壮な殿楼もたっていたが、太平天国の乱の際に破壊された。わずかに大殿門、享殿、祭壇などが残る。横の墓は馬皇后のもの。また、梅の吊所としても有吊で、春先には約5,000本の梅が花を咲かせる。