古都西安(GB,English)
 西安をはじめ主な名所旧跡についての説明があります。(China Net 西安)

半坡遺跡
 華清池に向かう途中には、新石器時代の村落跡、半坡遺跡がある。今から約6000年前の集落跡に屋根をかけて保存したもので、これは母系社会であった 仰韶文化期にあたる。1953年以来発掘され45のたて穴住居を始め貯蔵庫、窯跡、墳墓などが見つかった。

華清池
 西安郊外の北東、驪山の麓に華清池はある。ここは秦代からの温泉で唐代中期、玄宗皇帝がここに華清宮を建て、 楊貴妃との愛の日々を送った。温泉は今も、約42度あり、旅行者などで賑わっている。白居易が楊貴妃を 「凝脂を洗う」と歌った浴槽も残されている。1936年西安事件で蒋介石が捕らえられた場所に、記念の兵諫亭が建てられた。

小雁塔
 南門を南に1.5q行くと薦福寺がある。小雁塔はその寺院内にある。唐代の高僧義浄 がインドに単身で渡り、20余年の修行の末、仏典400部を持ち帰り、この寺で翻訳に打ち込んだといわれている。
 建立された707年には15層だった塔は、明代の1555年の大地震で13層になったが、その高さは42メートルある。

大雁塔
 慈恩寺は648年、唐の高宗が亡き母文徳皇后をしのんで建立したものである。 インドより教典を持ち帰った玄装法師が、この寺で仏教経典600部余りを翻訳したことで知られている。 慈恩寺のシンボルタワーが大雁塔で、境内に最初5層の塔として建立されたが、則天武后の時10層となり、 戦火に遭い現在は7層。