東郷町のプロフィール

 東郷町は、尾張平野の「東の郷」にあるのどかな純農村として歩んできました。奈良平安

時代には既に人が住み、祐福寺が建立されました。室町時代の優れた仏教絵画も現存し、

棒の手や囃太鼓などの民俗芸能も江戸時代から今日まで伝承されています。明治39年、

諸和村と春木村が合併して東郷村を創立し、現在の町域が形つくられました。東西4.68q、

南北6.96q、面積18.03平方キロメートルで境川沿いの平坦地と北西の丘陵地によって形成

されています。

 昭和30年代後半からは、名古屋市・豊田市への通勤・通学圏という地理的条件の良さから、

住宅地としての開発が進むと同時に、長野県王滝村の牧尾ダムを水源とする「愛知池」も完

成し、町の姿は大きく変わりました。人口1万に達したのを契機に昭和45年、町制を施行して

東郷町となり、現在の人口は3万人を超えています。

 交通は、町の中央部を国道153号線が、南部を県道名古屋岡崎線がそれぞれ東西に横断

しています。さらに県道瀬戸大府線が中央部を南北に縦断しています。町の近くには、名鉄

豊田線が通り、名古屋市と豊田市を結んでいます。

 先人の築いた文化と緑豊かな環境を大切にしていく中で、人々の生活の場として、永住の

地として「対話」と「協調」を旨とした「緑と心がふれあう健康生活都市」を考え、健康的で豊か

な生活が営めるまちづくりを進めるとともに、東名高速道路インターチェンジの建設や下水道

の整備、平成6年の愛知国体にむけた「ボートのまちづくり」を進めています。

(東郷町 1991(平成3)年12月発行《TOGO Town Guide Map》から)

東名高速道路インターチェンジは、1993年(平成5年)3月に「東名三好インターチェンジ」として開通しました。


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