ハッチョウトンボ(トンボ科)

('92.8.9撮影)
?雌('96.7.28撮影)

 後ばねの長さ13〜15mm、腹の長さ10〜14mm とトンボの中で最小の種類である。 成熟した雄はとても鮮やかな赤色をしているが、未熟の雄と雌は黄色で黒のまだらがある。はねは透明で基部は橙黄色をおびている。
 ハッチョウトンボの名は古く江戸時代の昆虫図譜にも載っており、矢田の八丁目(現在の名古屋市千種区)に産するのでこの名が付いたとある。
 以前は、「散策路図」の丸数字7、8番付近でモウセンゴケの枯れた茎にとまっているのをよく見かけた。
しかし、1994年から3年間続いた激しい渇水により見られなくなってしまったのが残念である。
いつか復活してくれることを願うばかりである。
 【出現期 5月〜9月】


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