プロ野球と言えば阪神! 関西人の宿命でしょう。夫、聡は37才。従って優勝経験は
3回しかありまおんせん。
しかも、聡は生まれついての純血阪神ファンではありませんでした。
そう今はなき3年連続日本一を果たした阪急ファンだったのです。
なぜって?簡単ですよ。うちが阪急京都線の西京極球場の2つ隣、東向日だったからからです。
小学校1年生の時はよく阪急対クラウンライター戦を観に行きました。
小学校3年生の時は、友達と集まってする草野球で福本にあこがれ赤いバットを買ってもらい、
ワンバウンドするくせに山田のくねくねスローを真似したものでした。
そして時代はかわり阪急の身売り話ととともに、半ば消極的に阪神へと世界デビューしたわけです。
そして85年の優勝、ファン暦の浅い聡は「にわか」でもなく、純血でもない間で悩みながらも
甲子園でカルピスの売り子をしながらタダで観戦していたわけです。
完全歩合の交通費なし条件はきついものがありましたが、
それでも「カルピスいかがですか〜?」などと一言も発せなくとも、外野で応援してるだけで
結構ファンのみなさんが買ってくれ2千円くらいの儲けになったものでした。
こうして聡は高校生にしてようやく阪神ファンとしての人格が形成されたのです。
そしてあれから18年、あの感動が僕らの元へ蘇ったのです。
これで私も優勝経験が3回。常勝球団になったタイガースに対する違和感もなくなり、
ようやくにわか阪神ファンからも脱却できました。
それにしてもこの20年間でファンのマナーがとてもよくなりましたね。
ジャイアンツ帽をかぶった子供が阪神電車の中で後ろから頭叩かれている姿もすっかり見なくなりました。
まぁ読売ファン自体昔にくらべてぜんぜんいませんけどね。