[遙かなる爺が岳・・]('16/12.22)
父ちゃんとショウゴがJNCCに参戦して、まる4年が過ぎようとしていた。
2012の11月に初めて爺が岳のレースに出て以来、いったい何回、この地を走っただろうか?
JNCCでも難所として知られているこの爺が岳。
何回、この爺が岳に挑戦し、何回跳ね返されてきただろうか?
(182)JNCC:爺ヶ岳1('13/1) (183)JNCC:爺ヶ岳2)が初出場で、
201:はるかなる爺ヶ岳1('13/12)209:遙かなる爺ヶ岳3からは、ついにこの「遙かなる爺が岳シリーズ」が始まってしまったんだな。
【JNCC 最終戦】T・ボリンジャーがCRF450RXデビューウィンを飾る】
(Responseより)

JNCC最終戦の舞台は第4戦にも使われた長野県、爺ヶ岳スキー場。
まずは5日土曜日にAAGP恒例となっているリレー形式のチーム戦、ワイルドクロスがおこなわれた。
多くの観客が見守る中、来日したGNCCライダー、T・ボリンジャーも出場し、大いに会場を盛り上げた。
第4戦では「逆回り」のレイアウトで使用されたコースを、6日の最終戦では例年通り「正回り」で使っておこなわれた。
2年連続で雨天となっていたAAGPだが、今年は見事な冬晴れに恵まれた。
爺ヶ岳スキー場は紅葉も素晴らしく、関東や中部からのアクセスが良いこともあって、多くの観客が来場した。
すでに前戦で小池田猛が最上位クラスAA1のシリーズチャンピオンを獲得しているが、
HONDAが発表したばかりのクロスカントリーマシンCRF450RXを駆るT・ボリンジャー相手に
小池田猛、斉木達也、渡辺学、鈴木健二といった日本のトップライダーがどう闘うかに注目が集まった。
ところがスタート直前になって斉木の250SX-Fにマシントラブルが発生。
スタッフ総出で修理を試みるが間に合わず、
斉木がKTMジャパンが用意していた試乗車の250EXC-Fで走り出した時には、
すでにレースがスタートして8分ほど経過していた。
レースは小池田と渡辺がボリンジャーに食らいつく展開だったが、
渡辺は一周目、小池田も三周目に転倒を喫してしまい、それからはレース終了までボリンジャーの独走状態。
HONDAは見事、CRF450RXのデビューレースで勝利を収めた。
ボリンジャーと同じ13周を周回したのは小池田、渡辺まで。続いて総合4位にはAA2の鈴木健二。
5位には、なんとスタートに約8分遅れ、最下位から驚異の追い上げを見せた斉木達也が入った。
FUN-GPでは14歳の保坂修一とセロー250を駆るベテラン鈴木健二のバトルが会場を沸かせたが、
総合優勝はFUN-Bクラスでエントリーしていた櫻井隆仁が獲得。
180台以上のエントリーを記録した激戦のFUN-Cを制したのは高校一年生の瀧村泰自。
JNCCの若い世代が着々と育ちつつある。 《稲垣 正倫》
一日目(土曜日)の「選抜ワイルドクロス」も無事に終わり、いよいよ本番だ。
ショウゴのバイクが少し不調になったが、それでもなかなか良い感じで走れていたし、
何より久々に参戦したリョウスケの調子も良い!(眠れる獅子がついに覚醒!)
ただ、土曜日にワイルドクロスがあって、その後にショウゴのバイクを直していたから
ほとんど下見を行うことが出来なかった。
と言ってももう何回も走っている爺が岳なので何とかなるでしょう!
 
(毎年、この時期の爺が岳は紅葉が綺麗です!)

(ウッズでは、ワダチや根っ子も落ち葉で見えません。1周目は怖いです!)

(ロックンロールリバーも落ち葉でこんな感じです)

(朝イチで行われるトライWomenでは、友の会マキさんが見事優勝!)
いよいよFUNクラスのスタート。
今回は、ついにFUNクラスだけで400台オーバーだそう。
この台数だと渋滞が心配だが、コースもベストコンディションだし、
何よりコース幅が広いので、大丈夫でしょう!
問題は、クラッチの調子が悪くなったショウゴのバイクがどれだけ走れるか?
(ショウゴの乗り方で3時間だと心配だが、父ちゃんが優しく優しく乗れば、大丈夫?)
パドックからスタートラインまで走ってきた感じでは、クラッチの切れこそ悪いが、後は問題がなさそうだ。
今回は、チェンジを二速に入れてのキックスタート。
(セルでは、一発でエンジンが掛からなかった・・)
FUN-Aクラスが、ホシノさんのフラッグでスタート。
エンジンが掛かったのは、みんなと同じぐらいだったが、
300ccのパワーでググッと前に出て、二位で第1コーナーをクリア。
前は、なんと85ccのレディースの子。
300ccと85ccなので、ゲレンデの登りで簡単に抜けると思いきや、なかなか抜けない。
FAのオヤジたち相手なら多少接触しても抜くのだが、相手が85ccの女の子なので無理には抜けない。
コースも分からないし、しばらく付いて行く作戦に変更。
ところが、下りになるとレディースの子がググッと速くなって付いていけない・・。
慣れない300も重く感じてアクセルを開けることが出来ない。
そうこうしているうちに、カワハラさんに抜かれる。
これで3位。
下りが終わって今度は、登り。
300のパワーでイケイケだ〜!と思いきや・・
ここでクラッチから変な音が聞こえるようになった。
明らかにおかしい・・。
チェンジをしてみても一番使う3速に入らない。
4速で走りながらガレの登りに突っ込む。
先を走って行くカワハラさんが吹っ飛ぶのが見える。
相変わらず元気なオヤジだぜ!
クラッチの異音は、益々大きくなる。
これはまずいぞ。
もう、レースどころではない。
何とかパドックに戻らないと・・。
後は、もうゆっくり4速で走りながら帰ってくるだけで精一杯。
こうして、父ちゃんのJNCC最終戦が終わってしまった。
悲しい・・。

(400台オーバーは、スゴいの一言)

(この後の不運も知らずにレース前の陽気な父ちゃん)

(友の会ハシモトさんは、FUN-Bクラス5位。年間でも4位の成績。
FUN-Bクラスの上位10台くらいは、父ちゃんよりも速いのでは?)
 
(FUN-Aクラスのスタート。真ん中から父ちゃんが好スタート!)

(ケンジ監督は、セローで何と2位!スゴいの一言です!!)
午後からは、COMPクラス。
こうなったらショウゴとリョウスケに頑張って貰うしかない。
まずは、AAクラスのスタート。
フラッグと同時にスゴイ勢いでバイクの一団が第1コーナーになだれ込む。
もうリョウスケがどこにいるのかも分からない。
すぐにAクラスのスタート。
ショウゴは、3位くらいでスタートするが、登りで5位くらいに落ちる。
ショウゴの1周目は、6位。そこそこ頑張っているぞ!
リョウスケは、もうどこを走っているのかも分からない。
(だいぶ遅れている?)
2周目のショウゴは、9位。
まだまだ、これからだぞ!
3周目が15位。あれ?
4周目が27位。あれれ??
5周目が33位。あれれれ???
給油で聞けば「とにかくグリップせん。今までの爺が岳で一番難しい!」とのこと。
タイヤは、フロントにゲコタ、リヤに525X。
タイヤ選択に間違いは無いはず。
ただ、パンク対策でリヤの空気圧は、0,8。
レース中ならタイヤが暖まって0,9くらいはあるだろう。
もっと落としておくべきだった!
グリップ力ってタイヤの性能も大きいが、それよりも空気圧の方が大きい気がする・・。
やっぱり、爺が岳はペコペコムースで行くべきだった!
結局、ショウゴは、31位でゴール。
リョウスケに至っては、AA2クラスでベリ。
総合でもショウゴよりも下だった気がする・・。
眠れる獅子は、眠るどころか冬眠に入ってしまった!
今シーズンの総合結果は、父ちゃんが12位。
ショウゴが、16位。
3戦出たタカが44位。
JNCCを4年間戦ってきて、ドンドン落ちていく父ちゃん一家でしたとさ・・
めでたし?めでたし??

(レースが始まる前のショウゴとリョウスケ。このときは二人とも元気!)

(AAクラスで紹介されるリョウスケ。ショウゴが紹介されることは永遠に来ないのか?)
  
(Aクラスのスタート。3位くらいで第1コーナーを抜けるショウゴ)

(1周目は、6位。調子が良かったのは、ここまででした・・)
 
 
(COMPクラスは、こんな所を走ります。FUNクラスよりは、明らかに難しいです!)
 
(今回の爺が岳は、ショウゴによると難しかったようです)

(とんでもないラインを走るT・ボリンジャー。抜かれるライダーも驚いています。
初めてのコースでもすぐにラインを見つけてしまう。これが世界レベルと言うことでしょう!)

(眠れる獅子リョウスケは、冬眠してしまいました・・)

(ゴールするショウゴ)

(ショウゴのラップ表。見事な追い下がり。情けないです・・)
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