2024.8月のデータ         



(2024/08/01の湿原風景)


【2024.08.24】
 
イワショウブの蕾が膨らんでいます。
 ミズオトギリが咲いています。

 湿原内のあちこちで、イワショウブの蕾が見られます。
葦毛湿原ではごく普通に見られますが、実はこの植物は北方寒地に分布の中心があるもので、葦毛湿原のように標高が50mそこそこに生えることは珍しいことなのです。
9月半ばに花が見られるのが楽しみです。


 「散策路図」の19番付近では、ミズオトギリが咲いています。
この植物は、夕方にならないと咲かないので観察には注意が必要です。
これからの時期は、16時過ぎなら開花している時が多いでしょう。


その他、
サギソウは残り花が咲いている状況で、そろそろ花は終わりです。
ミズギボウシサワシロギクの花数が増え、少し気の早いノダケも咲き始めました。
ノリウツギが多く咲いています。
シラタマホシクサの蕾が随分と膨らみ目立つようになりました。
ミミカキグサムラサキミミカキグサホザキノミミカキグサヒメミミカキグサが咲き、日本に自生する4種類のミミカキグサが全て見られます。
●イヌノハナヒゲ、ミカヅキグサが目立ちます。
ヌマガヤ、アブラガヤが目立つようになりました。



【2024.08.17】

 
ミズギボウシが咲き始めました。
 ムカゴニンジンが咲き始めました。

 「散策路図」の20番付近では、ミズギボウシが咲き始めました。
これから秋にかけて花数は増え、湿原内で多く見られるようになります。
花は下側のものから咲き始め、順次上側の花が咲いていきます。上が咲く頃は下のものは萎んでしまいます。


 案内板に近い木道出入り口と西側の出入り口付近では、ムカゴニンジンが咲き始めました。
花が終わると葉腋に「むかご」がつくのが特徴です。


その他、
ノリウツギサギソウミズギクが多く咲いています。
シラタマホシクサの蕾が徐々に膨らんでいます。
ミミカキグサムラサキミミカキグサホザキノミミカキグサヒメミミカキグサが咲き、日本に自生する4種類のミミカキグサが全て見られます。
●イヌノハナヒゲ、ミカヅキグサが目立ちます。
ヌマガヤ、アブラガヤが目立つようになってきました。



【2024.08.09】

 
シラタマホシクサの蕾が膨らんできました。
 スズカアザミが咲いています。

 湿原内のあちこちで、シラタマホシクサの蕾が目立つようになりました。
蕾の大きさは、まだ2、3mmと小さい状態ですが、これから徐々に膨らみ目立つようになります。
その他にもイワショウブの蕾も膨らみ始め、植物達はすでに秋の準備をしている様子です。


 「散策路図」の1番付近では、スズカアザミが多く咲いています。
本種は、本来秋に咲くものですが暑さが盛りの時期から咲いているのは異常であり気になります。


その他、
ノリウツギサギソウミズギクが多く咲いています。
ミミカキグサムラサキミミカキグサホザキノミミカキグサヒメミミカキグサが咲き、日本に自生する4種類のミミカキグサが全て見られます。
ノギラン、コオニユリ、クサギなどが咲いています。
●イヌノハナヒゲ、ミカヅキグサが目立ちます。
ヌマガヤ、アブラガヤが目立つようになってきました。



【2024.08.01】

 
サギソウが数多く咲いています。
 ミズギクが咲いています。

 湿原内のあちこちで、サギソウが多く咲いています。
先週より咲き始め、一気に花数が増えてきました。まだまだ花数が増えると思われます。
花の後方から下側に長く伸びた距(きょ)には蜜が溜まっているので、小さなアリが距の中を出入りしているのを見ることがあります。


 湿原内のあちこちで、ミズギクが咲いています。
サギソウとほぼ同時期に咲くのがミズギクで、こちらも花数を増やしています。
本種は、ミカワバイケイソウイワショウブなどと同様に氷河期の遺存植物と言われるものになります。

その他、
ノリウツギが多く咲いています。
ミミカキグサムラサキミミカキグサホザキノミミカキグサヒメミミカキグサが咲き、日本に自生する4種類のミミカキグサが全て見られます。
ノギラン、コオニユリ、ノカンゾウ、センニンソウ、クサギなどが咲いています。
●イヌノハナヒゲ、ミカヅキグサが目立ちます。


2024年の観察記録
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