9月11日に米国で起きた同時多発テロ事件の被災者の方々にお見舞いを申し上げますと同時に、 犠牲者の方々の御冥福をお祈りいたします。 オサマ・ビン・ラディン氏とその信奉者は「聖戦」を戦おうとしているのでしょうが、 彼等をして戦いに導こうとする意図が地球上のどこかにあるような気がしてなりません。 韓国人、朝鮮人に指摘していただくまでもなく、過ぎたことはすぐに忘れてしまう 我々日本人ですが、1941年12月8日は忘れていません。

ルーズベルトは
 日本軍部をして日米開戦に踏み切らせ、 もって米国民と世論を全面参戦に導くことを意図していた。

米国情報部は
 大日本帝国海軍連合艦隊がハワイに向けて侵攻しつつある、 という情勢分析をしたが、 なぜかこの分析は正当に評価されなかった。

同国情報部は
 すでに大日本帝国外務省の暗号システムの解析を終わっており、 東京からワシントンへ送られた宣戦布告の訓電は直ちに解読されたと思われるが、 米国政府はこれに公には対処しなかった。

ハワイ近海に展開中の米国海軍の哨戒線は
 1941年12月7日未明、 オアフ島に向けて侵攻中の国籍不明機多数を補足、 直ちに警報を発信したが、 この警報は「通信機の故障」で司令部に達しなかった。

この日の真珠湾には
 大日本帝国海軍連合艦隊が標的としており、 同年夏までは日曜日毎に真珠湾に帰投していた 航空艦隊は、ウェ−キ、ミッドウェ−、本土方面に出動中で留守だった。
 そこに浮かぶのは当時すでに建造中であった戦艦ミズーリなどからは2世代も前の、 1916年就役以来すでに25年を経た戦艦アラバマを初めとする、老巧艦などであった。

米国マスコミでもりめんばーぱーるはーばーと言っておりましたが、 b&nで"pearl harbor"をひくと、上記主旨の単行本

"Day of Deceit: The Truth about FDR and Pearl Harbor"
Robert B. Stinnett
Paperback
Simon & Schuster Trade Paperbacks
May 2001

がベスト5に入っています。ということは米国でも正気のやつは 10人か20人にひとり、ということでしょう。 ちなみにベスト1、ベスト2は戦記モノ、 ベスト3がディズニーもの、ベスト4が戦跡観光ものでした。 疑えばきりが無いのでして、 ディズニーがたいした観客動員も出来そうに無い「パールハーバー」 なんつうアオリ映画を、なぜ12月でもないこの時期に封切ったのかも面白そうなところです。 我が国の政治家の無力さだけが60年前と変わりません。


以下加筆(2003.5.15)

同じような主旨のウェブページもあります。アドレスも面白い。
http://www.geocities.com/Pentagon/6315/pearl.html

大日本帝国海軍が真珠湾攻撃時に使った暗号書(彼等の呼び方でJN25B)は「ロ−マ時代と変らぬ簡単な暗号で、使われる漢字の方が難しかった。」位だったので、米国海軍1940年末には陸軍の助けを借りずに完全に即時に解読出来ることとなり、解読した暗号書のコピーを英国にも送って情報交換が行えるようにした。

ルーズベルトは東京から大日本帝国海軍連合艦隊への暗号電の内容説明を秘密裏に毎日受けていた。

米国海軍は今日に至るも国家保安上の理由から、この時期のこれらの暗号解読結果を公表していない。

などとあり、暗号電の内容は米国海軍の公開するものがないのですが、日を追ってのル−ズベルト以下の動きを辿ることで、暗号解読が行われていたことを実証しています。

2003年のイラク侵攻も肝心なところは白状しないままでしょう。


Mark Emerson Willeyさんのページ、日本語ページも出来ていました。