1978年6月に発表されたWozの傑作です。
当時のFD Driveは非常に構造が複雑でしかも重く、そして高価でしたので簡単に手が出せるような物ではありませんでした。
ところがそれらのFD Driveを研究しているうちに非常に少しのチップで同じ事が出来る事をWOZが発見し、自作で作ったものを動かして他のFD Driveよりコストをかけずしかも速く動かせたので発売される事になりました。
これが爆発的なヒットを呼び、多くのソフトがAppleから発売されるきっかけになりました。
これを本体に繋げる為の拡張カードにコントロールチップを持たせ、またDISK OPERATIONプログラムもROMにもたせずFDから直接ロードさせるブートROMを開発し、少ないROMを消費せず全てFDに記憶させておくApple DOSという画期的なSYSTEMが発売されたのも同じころです。
すべてソフトで制御できるこのFDは、まったく違うプログラムでマイクロソフトが多くソフトを発売していた、CP-Mでも動かす事が出来た為AppleIIは非常に凡庸なコンピューターとしての地位を不動の物にし、ビジネスシーンでもIBMとの戦いが始まるまで独占することとなったのです。