汐川ニュース '96.4〜6

また、赤潮が発生しました(06.30)

もう珍しくも何でもありませんが、また赤潮が発生しています。今度の赤潮は、赤と言うより葡萄茶色です。渇水が続いた後に降った雨で大量に有機物が、一気に三河湾に流れ込んだのが原因でしょうか?
私が子供だった昭和40年代(1960年代から70年代)には、「赤潮」は大事件でした。今はもうあまりに日常茶飯事なのでだれも気にもしなくなってしまいました。

WWFJ会長、汐川干潟を視察(06.05)

WWFJの会長羽倉信也氏が、汐川干潟にいらっしゃいました。6月ということで、シギやチドリはすでに繁殖地に旅立った後でしたが、汐川干潟周辺でこの春生まれたカワウやアオサギを御覧になりました。
視察の目的は、汐川干潟をラムサール条約登録地に指定するよう地元の自治体に要請です。

[田原町長]

[豊橋市村田助役]
 いきなりラムサールで面喰らったようです。(環境保全課に調査が指示された)。

*汐川干潟は、これまでずっと孤立したサンクチュアリ(聖域)ではなく、地元の人々の憩いの水辺として存在してきました。これからもそうありたいと私たちは思っています。そのためには、特別鳥獣保護区として法律でがんじがらめにされたくはありません。しかし、ラムサール条約登録湿地として、干潟の生態系をよりよい方向に改善し、干潟を訪れる鳥たちを保護していって欲しいと思っています。この矛盾をどのように解決していけばよいのでしょうか? たとえば、琵琶湖などは、どのように対処しているのか調べようと思っています。

赤潮発生中(05.19)

三河湾ではまた、赤潮が発生しています。特殊な葉緑素を持ったプランクトンの大発生で、海が、絵の具で染めたような綺麗な青緑色に見えます。これが、赤潮?という色です。水産生物には影響がないと県の水産試験所は言っていますが・・・。

青フラッグを付けたキアシシギ渡来(05.04)

汐川の河口で青いフラッグを左足に付けたキアシシギを見つけました。青フラッグを左足に付けているのは、昨年秋に風蓮湖でバンディングされたことを現しています。(右足ならコムケ湖)
昨年の秋、風蓮湖で一休みして南へ向かい、東南アジアの越冬地で冬を越し、再び北の繁殖地をめざす途中で、汐川干潟へ立ち寄ったのです。19日には、まだ汐川の河口で採餌していました。

シマアジ渡来(04.03)

シマアジ(31KB)は、春と秋の渡りの途中に汐川干潟に立ち寄るカモです。今年の春は、例年より少し早めの登場です。


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汐川干潟を守る会(eriko@tcp-ip.or.jp)