場 所 田原図書館 1階 日 時 8月13日(土)〜25日(木)で、月曜は休み 時 間 平日 10時から19時 土日 10時から15時 入場無料 小規模な写真展ですが、鳥の写真はきれいです。 主催 田原市図書館 田原市図書館は、汐川沿いにあります。新田原橋の北東。 ショッピングセンター「パオ」向かい。田原文化会館や総合体育館と同じ所です。
問い合わせ先 eriko★tcp-ip.or.jp (★を@に変えて送って下さい)
干潟を訪れる多くの人たちは、ゴミだらけで汚いところだと言います。でも、ちょっと待ってください。ゴミを出しているのは、私たちです。汚いからといって「干潟」を嫌わないでください。干潟に生きる多くの生き物たちには、何の責任もないのです。
ゴミの量は、多く、人力で拾い集めて何とかなるようには見えません。求められるのは、拾い集めることではなく、出さない仕組みを作ることです。これだけのゴミがあっても、アルミ缶はまったく見当たりません。アルミ缶は、お金に替わるからです。ペットボトルにも販売の時に10円なりなんなりを上乗せして販売し、回収時にそのお金を払い戻す仕組みができていれば、ゴミとなって流れては来ないでしょう。
干潟に堆積しているゴミは、もはや地元の環境保護団体や小中学生に拾わせて何とかなる量を超えていると思っています。
この工事で流出する砂によって、紙田川河口の干潟(湾岸道路の海側、木材港)が、また大きくなり、近い将来、干潟部分を浚渫しなくてはならなくなるのではないかと心配しいます。
浚渫工事は、鳥のいない時期にやって欲しいのですが、ちょうどそれが河川工事ができない梅雨の時期に重なるので、できるだけ工事をしなくても良いように考えて河川を管理して欲しいです。
近頃になって豊橋市では、この川を「切畑川」と呼び、田原市では「江縄川」と呼ぶことがわかりました。実質的には30センチぐらいしか川幅がないにもかかわらず、名前は3つもあります。
この境川で現在工事が行われています。川そのものの工事ではなく、川の両岸にある道(豊橋市の河川課が工事しているので、行政の扱いとしては堤防なんでしょう)の幅を広げて、舗装する工事です。259号線を挟んで南側の工事が主のようですが、ついでに北側(干潟に近い方)でも工事が行われています。
この工事で追い出されたクサシギは、干潟のアシ原の方で暮らしています。工事は、3月末まで。
愛知県内では、汐川干潟と葦毛湿原(いずれも豊橋市)が選ばれています。豊橋って良い所なんだね。
2月11日には、蜆川河口で拾った?大きなボラを食べながら、優雅に飛んでいました。
三河湾内は、数え切れないほどのオオミズナギドリとアジサシ類、特に馬草海岸にはオオアジサシが60羽ほど入っていたそうです。
名前に「アオアシシギ」とつきますが、くちばしが太く上に反っていて、足は短め。あまりアオアシシギには似ていません。エサの取り方もアオアシシギとは違っていてソリハシシギに似ています。汐川干潟では、2000/08/30〜9/10にも記録されています。
会場でお願いしたアンケート(回答者名)によると来場者の居住地は、豊橋市21名、田原町6名、赤羽根町2名、渥美町2名、東三河4名、西三河7名、尾張3名、県外3名。この企画を何で知ったかと言うと問いには(複数回答)、東三河野鳥同好会の会報21名、汐川干潟を守る会の会報10名、西三河野鳥の会の会報2名、友人に聞いて6名、ポスター4名、ホームページ1名、新聞1名、雑誌Birder4名。
「じっくり見る。さわってみる。かくれた命を発見」を合い言葉に干潟の生き物を探しました(photo)。干潟にはいろんな生き物がいることと、生き物たちはそれぞれがつながって生きていることを実感してもらえたと思います。
参加者のみなさんには、ひがたに打ち寄せられたペットボトルなどのゴミも拾ってもらいました。
今回汐川干潟で見つかったズグロカモメ赤5A、赤5Lは、2002年6月19日に中国の遼寧双台河口国家級自然保護区でカラーフラッグをつけられたもの。
夏には、中国に渡り沿岸で繁殖(注1)し、冬になると日本などの干潟で越冬する。国内での越冬地は、北九州から有明海沿岸を中心とした西日本。本州では、限られた干潟に少数が渡ってくるにすぎない。汐川干潟は、東日本で定期的にスグロカモメの確認できる貴重な場所。2002-2003年冬は、7羽が越冬した。
赤5Aの記録 2002/11/23 田原町4区埋立地 2002/12/01 田原町4区埋立地 2002/12/06 田原町4区埋立地 2003/02/19 汐川干潟 2003/03/01 汐川干潟 2003/03/20 汐川干潟 2003/03/23 汐川干潟 2003/04/13 汐川干潟 赤5Lの記録 2003/03/01 汐川干潟 2003/03/20 汐川干潟 2003/03/23 汐川干潟注1 これまでに確認されている繁殖地は、中国の渤海沿岸4ヶ所と黄海沿岸2ヶ所のみ。
注2 日中共同調査は、北九州市、北九州ズグロカモメ研究会、山階鳥類研究所、WWFジャパン、中国遼寧双台河口国家級自然保護区管理処、遼寧省林業庁野生動植物保護処、中国国家林業局鳥類環志中心で行われている。
蔵王山は、田原町を代表する美しい山でした。観光施設ができてすっかり景観が悪化しただけでなく、今度の風車で最悪。
風力発電は、環境に優しいと言われてあちらこちらで流行っているけど、よく考えて見てください。風の強く通る所は、大昔から渡り鳥たちが利用してきたことを。まして、渥美半島は、数多くの渡り鳥が通過する国内でも有数の場所です。彼らの通り道に邪魔をするように建造物が建つとどうなるかを考えなかった?これが「環境自治体」のすること?
私たちは、あらゆる資源を自分たちだけの都合で利用してきました。そして、風もまた自分たちだけのものにしようとしています。
しかも、たいして利用されているとは思えない観光施設に電気を送るためだけに。建築費だって1億5千万かかっているのに。田原町はお金持ち自治体だから、そんなはした金どってことないかもしれないけれど。
最初から、観光施設を作らずにきれいなトイレがありさえすれば良かったのではありませんか?そうすれば、電気代もたいしてかからないし、電気代のために風力発電装置を設置する必要もなかったはず。
一度、蔵王山に登って周りを眺めてください。眼下の海は、富栄養化が進んだ赤潮、青潮の海。海を埋め立てて作った埋立地は、売れないままでただの草むら、単なる土砂捨て場になっているに過ぎない。山麓は、住宅地と化して山の緑はけずられ、連なる山々も削り取られてどんどん姿を変えていく。増えるのは、ゴミばかり。蔵王山から見る景色は、私たちに日本の地方が金儲けのために何を失ってきたかをはっきりと見せてくれます。
アゴヒゲアザラシは、日本で見られるもっとも大型のアザラシで本来の生息域は北極圏だそうです。7/21の朝にも目撃されています。
貝毒は、貝の体内に「アレキサンドリウム・タマランセ」と言う植物プランクトンが蓄積したことによっておきます。今回見つかった毒素は、アサリ1個あたり規制値の数倍から数十倍で、大量に食べると人間の神経に作用して死亡することもあるそうです。
普通このプランクトンは、3月から5月の水温が8-10度になる頃に出現するのですが、今年は水温が5-6度しかない2月から大量に発生し、被害をもたらしました。発生の原因は不明。愛知県の水産課に問い合わせたところ、例年ならこの期間中に三河湾全体で3000トン(9千万円相当)の水揚げがあるそうです。
地元自然保護団体って、汐川干潟を守る会のことかしら?私たちって田原町と対立してたっけ?このような記事が出て田原町の人たちも驚いたでしょうが、私たちもビックリです。
20年以上前から汐川干潟を守る会は、汐川干潟の保全対策の一環として「ラムサール条約登録」(と言うより、鳥獣保護区にして欲しい、あるいは何でもいいから埋め立てないと言う法律的な裏付けが欲しい)と言ってきました。そのことは田原町も十分承知していますし、また私たちも「簡単にはできない」と言う田原町の言い分を理解しているつもりです。今この時期にこのような記事が載る必然性がどこにあるのかさっぱりわかりません。近いうちに「汐川干潟保全検討会議」の報告書ができるはずなので、それに関係しての記事?
設立の目的は新聞報道によると、「干潟の社会的価値が一般の市民の間でも評価されるようになった。そこで、汐川干潟の保全について豊橋市と田原町が同一の立場で検討することは、各々のまちづくりのうえで意義深く、双方の市民に大きな利益を供するであろう。汐川干潟に、多くの人が深く関わってきた歴史をふまえ、人と自然の真の共生をここで実現できるよう、十分に検討していきたい」とのことでした。
汐川干潟を守る会では、これまで長きに渡り、汐川干潟を生き物や人と人とのつながりや様々な面から検討する「干潟委員会」の開催を行政に働きかけてきました。ここにきて、漸くその願いがかないました。 今後は、この検討会議でどの様な話し合いがもたれていくか、注意深く見守っていきたいと思っています。
その帰りに、AWSG理事で当会議の議長マーク・バーター氏、オーストラリア環 境省のトム・スコットニー氏、WIオセアニアのダグ・ワトキンス氏、WWFJの 東梅氏が、豊橋市の寺本助役と山田保健環境部長を表敬訪問しました。その後、バ ーター、スコットニーの両氏は、汐川干潟を視察し、大変感心されていました。
「三河湾・汐川干潟フォーラム」は、翌8月3日、午後1時から豊橋商工会議所で開かれました。220人を越える参加者を迎え、汐川干潟のラムサール条約登録やシギチドリネットワークに加盟する話を始め、シギチドリの渡りの調査等、汐川干潟の環境を様々な視点から語り合いました。