汐川ニュース '96.7〜12

「愛知県環境基本計画中間とりまとめ」に対する意見

愛知県環境審議会は、1996年の3月から環境基本計画を作り審議してきました。この計画の内容を公開し、意見を求めています。以下のホームページを見て、意見を送って下さい。愛知県は、万博、新空港と大型開発事業が目白押しです。特に、計画の期間設定やアセスメント法に対する考え方等に意見を述べて欲しいと思います。

意見募集の他に各地(5地域)で県民ヒヤリングを行いました。私(藤岡)も豊橋で開催されたヒヤリングで意見を発表してきました。

伊勢湾口道路を考えるつどい開催(12.08)

渥美自然の会主催で伊勢湾口道路について深谷寿久氏(建設省中部地方建設局東海幹線道路事務所調査課長)と山田明氏(名古屋市立大学教授・財政学がご専門)のお話を聞きました。

伊勢湾口道路は、現在着工するかどうかの調査段階に入ったばかりで、架橋となるかトンネルとなるかもまだ決まっていないそうです。一市民としては、調査に入る(調査するだけでも膨大な税金が必要)前に、この道路の必要性を十分議論していただきたかったし、今後もして欲しいと思います。しかし、道路の必要性については、建設省の方、及び県の道路建設の方からは、明確な答えを聞くことができませんでしたし、今後も聞けないような気がします。必要かどうかはどうでもいいことで、着工した後からでも適当なものを理由としてあげておけばいいと思っておられるのでしょう。

道路を造る仕事の担当者に、造る必要があるかどうか判断させいてる今の制度に、非常に矛盾を感じます。渥美半島の環境問題にもたいへん関心をもっていますが、税金の使い方にももっと注目する必要があると思いました。無駄に税金を使われたあげくに、豊かな自然まで破壊されてしまったら、住民はどうしたらいいのでしょう?

青空教室開催(10.05)

10月5日、田原町立中部小学校の1年生(約80人、引率は今泉先生、田中先生)が、汐川干潟(吉胡から田原新田)で、遊んだ後ゴミ拾いをしました。今回が初めての試みだそうです。汐川干潟は、渡り鳥の渡来地として全国に広く知られていますが、地元田原町での知名度は低く、身近に存在するにも関わらず子供たちの環境教育の場として生かされていません。今後もこのような試みが続けられ、「干潟」と言う自然環境を肌で感じて欲しいと思います。

白化したソリハシシギ(09.29)

汐川の河口付近で、ソリハシシギの白化個体を見つけました。腹部は、少しバフ色ですが、全体的に白くとてもかわいらしく見えます。

田原町主催「観察会」(08.25)

田原町主催で観察会が開催されました。開催時間が小潮の干潮時で多くの干潟の生き物を見ることができました。参加者、約30名。夏休みと言うこともあり、子供たちがたくさん参加してくれました。大きなクロベンケイガニほを捕まえることができ、とても楽しそうでした。
干潟にはいろいろな生き物と遊べる楽しい場所であることを、今後ともアピールしていきたいと思っています。

会報「汐川だより17号」発行(08.15)

ほぼ一年ぶりに「汐川だより」が発行されました。多くの田原町民に読んでもらいたいので、総代さんを通して、町内で配布してもらっています。汐川干潟がどのような所なのか知ってもらえたら、今以上に興味を持ってもらえるのではないでしょうか。

トビハゼ発見(07.21)

うれしいニュースです。汐川河口でトビハゼ(21KB)を見つけました。小野田セメント側の河口にいます。胸鰭を使って器用に干潟の上をはい回っています。そのユーモラスな仕草は、いつまで見てもあきません。巣穴は30以上あるので(1尾に付き巣穴をいくつ持っているか、あるいは地下で繋がっているのかは、わからない)少なくとも30尾は生息していると思われます。同じ環境でチゴガニも多数見ることができます。今年は、カニ類の成育もよく非常に観察しやすくなっています。

大量のアオサが押し寄せる(07.14)

毎年のことですが、杉山沖に大量のアオサが押し寄せています。どろどろに腐って干潟を覆い嫌気性の環境を作り出しています。移動可能な生物は、アオサ上面で生活できますが、泥の中で暮らすソトオリガイなどの二枚貝は、多数が窒息して死んでしまいました。

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汐川干潟を守る会(eriko@tcp-ip.or.jp)