『彼岸花』「京都恐怖各所めぐり体験ツアー」ガイド

「彼岸花」にて女子大生トリオがまわる京都の8ヶ所の寺を紹介。
第9の寺「鬼哭寺(きこくじ)」はそのモデルがあると言われていますが、
その寺がどの寺なのか不明のため、ここでは紹介できません。残念。

本文内の(P )の表記は「彼岸花」にて登場するページ数を表す。

「京都恐怖各所めぐり体験ツアー」の体験レポートはこちら


洛中

【渉成園(しょうせいえん)
(ゲーム版では「成渉園」(せいしょうえん))

『彼岸花』「京都恐怖各所めぐり体験ツアー」第1チェックポイント P60〜

住所:京都市下京区下数珠屋町通り間之町東玉水町300
アクセス:@JR「京都駅」 徒歩10分
     A市バス(4・26・73・205・206・208・特206・快速205系統)「鳥丸七条(からすまななじょう)」下車 徒歩約5分
     B京都バス(17・18・45・51・71・72・73・75・81・84系統)「鳥丸七条(からすまななじょう)」下車 徒歩約5分
拝観時間:9時〜16時
拝観料:無料

嵯峨天皇の第十二皇子で左大臣まで務めた源 融(みなもとの とおる)(平安時代初期(9世紀末))が築いた六条河原院苑池の遺跡と伝えられている。
別名、「枳殻邸(きこくてい)」。周囲に枳殻(からたち)が植えられていたためにその名がついたという。

(左上から順に)@西門 A高石垣 B庭

画像:渉成園・西門 画像:渉成園・高石垣 画像:渉成園・庭

洛西

【清凉寺(せいりょうじ)(嵯峨釈迦堂清凉寺)

『彼岸花』「京都恐怖各所めぐり体験ツアー」第2チェックポイント P70〜

住所:京都市右京区嵯峨(さが)釈迦堂藤ノ木町46
アクセス:@JR山陰本線「嵯峨嵐山駅」下車 徒歩約15分
     A市バス(28・91・92系統)「嵯峨釈迦堂」下車 徒歩約1分
     B京都バス(61・62・71・72・81・90系統)「嵯峨釈迦堂」下車 徒歩約1分
拝観時間:9時〜16時
拝観料:300円

 元々は源 融の山荘「棲霞観(せいがかん)」のあった場所で、源 融の死後棲霞寺となり、その後清凉寺となった。
 多宝塔(写真B)を回ったところにある源 融の墓は宝篋印塔(ほうきよういんとう)と呼ばれる石塔である。

(左上から順に)@仁王門 A本堂(釈迦堂) B多宝塔(P72) C棲霞寺阿彌陀堂(P77)

画像:清凉寺・仁王門 画像:清凉寺・本堂 画像:清凉寺・多宝塔 画像:清凉寺・棲霞寺阿彌陀堂


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徒歩約20分
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【化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)

『彼岸花』「京都恐怖各所めぐり体験ツアー」第3チェックポイント P86〜

住所:京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
アクセス:@JR山陰本線「嵯峨嵐山駅」下車 徒歩約30分
     A京都バス(62・72系統)「鳥居本」下車 徒歩約5分
拝観時間:9時〜16時30分
拝観料:500円

 弘法大師(空海)が無縁仏を弔うために五智山如来寺を建立。後に法然上人が念仏道場を開き改称したという。
 境内に並ぶ無縁仏の石塔や石仏郡。その数は8000体以上もある。(写真@)

(左上から順に)@無数の石仏(P86) A竹林の小径(P88)

画像:化野念仏寺・無数の石仏 画像:化野念仏寺・竹林の小径

洛北

【源光庵(げんこうあん)

『彼岸花』「京都恐怖各所めぐり体験ツアー」第4チェックポイント P100〜

住所:京都市北区鷹峰北鷹峰町47
アクセス:@市バス(6系統)「鷹峯源光庵前」下車 徒歩約1分
拝観時間:9時〜17時
拝観料:300円

 本堂の窓、丸窓は「悟りの窓」と呼ばれ角のない禅の境地の悟りを表し、角窓は「迷いの窓」と呼ばれ生老病死の煩悩を表すという。(写真B)
 庭園本堂廊下の「血天井」は、1600年の関ケ原の戦いの時、石田三成に攻められて落とされた伏見城の床板を天井に使ったもので、城を死守して自害した鳥居元忠ら380人以上の兵士の血が今なお残っているという。 これは自害した兵士たちの菩提を弔う意味もあり、「養源院」「宝泉院」「正伝寺」ほか、京都には伏見城の遺材を使った寺がいくつもある。(写真C)
少々分かりづらいが写真の右端中央あたりに足跡が見える。

(左上から順に)@山門(P100) A鶴亀の庭(枯山水庭園)(P101) B迷いの窓・悟りの窓(P101) C血天井(P100)

画像:源光庵・山門 画像:源光庵・鶴亀の庭 画像:源光庵・迷いの窓、悟りの窓 画像:源光庵・血天井


【曼殊院門跡(まんしゅいんもんぜき)
(ゲーム版では「東塔院門跡」(とうとういんもんぜき))

『彼岸花』「京都恐怖各所めぐり体験ツアー」第5チェックポイント P104〜

住所:京都市左京区一条寺竹乃内町42
アクセス:@叡山電鉄「修学院駅」下車 徒歩約30分
     A市バス(5・65・北8系統)「一条寺清水町」下車 徒歩約20分
     B京都バス(14・20系統)「一条寺清水町」下車 徒歩約20分
拝観時間:9時〜17時
拝観料:500円

 別名、竹の内御殿。
 重要文化財である奇棟(よせむね)造りの本堂、柿(こけら)葺きの大書院、書院造りの小書院。
桃山時代の狩野永徳筆「竹虎図」の「虎の間」、木版画による壁紙の「竹の間」、江戸後期の岸駒(がんく)筆「孔雀図」の「孔雀の間」等、多々の屏風図(びょうぶず)や襖絵(ふすまえ)が置かれている。
 また、江戸時代末期の作と伝えられる掛軸「幽霊画」は、もともとある農家にあったものだが、数々の祟りにあってこの寺に奉納されたという。

(左上から順に)@勅使門 A北通用門 B枯山水庭園

画像:曼殊院門跡・勅使門 画像:曼殊院門跡・北通用門 画像:曼殊院門跡・枯山水庭園


【古知谷阿彌陀寺(こちだにあみだじ)

『彼襟花』「京都恐怖各所めぐり体験ツアー」第6チェックポイント P117〜

住所:京都市左京区大原古知平町83
アクセス@京都バス「古知谷」(12・13・14系統)下車 徒歩約15分
拝観時間:9時〜16時30分
拝観料:300円

 参道南側にある老木は樹齢800年のもので天然記念物に指定されている。(写真A)
 本堂裏手にある岩窟は弾誓(だんぜい)上人が亡くなる1年前に修行中の僧らに掘らせたもので、上人は行きながら自らこもり、仏=ミイラ佛となったという。
 なお、この寺は有栖川宮御祈願所でもある。

(左上から順に)@正門 A大紅葉(P117) B本堂

画像:古知谷阿彌陀寺・正門 画像:古知谷阿彌陀寺・大紅葉 画像:古知谷阿彌陀寺・本堂


【鞍馬寺(くらまでら)
(ゲーム版では「真暗寺」(まくらでら))

『彼岸花』「京都恐怖各所めぐり体験ツアー」第7チェックポイント P128〜

住所:京都市左京区鞍馬本町1074
アクセス:@「山門」叡山電鉄鞍馬線「鞍馬駅」下車 徒歩約3分
「山門」から「本殿」まで徒歩約30分
拝観時間:9時〜16時30分
拝観料:200円

 牛若丸=源義経ゆかりの寺。
 境内と奥の院魔王殿を結ぶ道の途中にある「息つぎの水」は、牛若丸が修行に通う最中、この清水を汲んでのどの渇きを潤したという。(写真E)
 また、この近くにある「木の根道」は、岩盤が硬いために地下に根を張れない杉の根が地上を這うように伸びたもので、牛若丸が兵法の稽古をしたところだといわれている。(写真D)
 本殿から30分ほど歩いたところにある「奥の院魔王殿」は、650万年前に金星から君臨したという魔王を祭っている。(写真F)

(左上から順に)@仁王門(P129) A多宝塔(P129) B本殿(P135) C狛犬(P135) D木の根道(P142) E息つぎの水(P144) F奥の院魔王殿(P152)

画像:鞍馬寺・仁王門 画像:鞍馬寺・多宝塔 画像:鞍馬寺・本殿 画像:鞍馬寺・狛犬 画像:鞍馬寺・木の根道 画像:鞍馬寺・息つぎの水 画像:鞍馬寺・奥の院魔王殿


 ↓
徒歩約35分
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【貴船神社(きぶねじんじゃ)
(ゲーム版では「仁王堂」(におうどう))

『彼岸花』「京都恐怖各所めぐり体験ツアー」第8チェックポイント P154〜

住所:京都市左京区鞍馬貴船町180
アクセス:@叡山電鉄鞍馬線「貴船口駅」下車 徒歩約35分
     A京都バス(33系統)「貴船」下車 徒歩約7分(春分の日〜11月30日運転)
拝観時間:9時〜16時30分
拝観料:無料

 水と雨を司る神として崇められた神社。
 境内の霊泉に浸すと文字が浮き出てくる「水占いみくじ」が有名(写真B)
 この本宮から貴船川を上流に沿って5分ほど歩いたところにあるのが「奥の宮」で、元は貴船神社の本社があったところである。

(左上から順に)@二の鳥居 A本宮 B水占いみくじ(P154) C奥宮神門(P156) D奥宮境内 E連理の杉(P157)

画像:貴船神社・二の鳥居 画像:貴船神社・本宮 画像:貴船神社・水占いみくじ 画像:貴船神社・奥宮神門 画像:貴船神社・奥宮境内 画像:貴船神社・連理の杉


【鬼哭寺(きこくじ)

『彼岸花』「京都恐怖各所めぐり体験ツアー」第9チェックポイント

???


番外

【京福嵐山本線「有栖川駅」】

画像:京福嵐山本線「有栖川駅」

↓徒歩(約500mほど)

【市バス「有栖川」】(11系統)
【京都バス「有栖川」】(61・62・63・71・72・73系統)

画像:バス停「有栖川」

すぐ近くに「有栖川」(川)が流れている。
【有栖川】

画像:「有栖川」(川)


注意:拝観時間、拝観料等は平成12年12月現在の情報です。
写真はすべて平成12年12月2日・3日撮影



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