フンザ〜クンジュラブ峠〜タシクルガン


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31 パトウラピーク7781mとパスー氷河
32 パキスタン国境警備隊の人と
33 クンジュラブ峠・パキスタン側
 高度計は3000m近くを示し、空気が薄いせいでしょうか、自動車が時々バンバンと大きな音をたてます。
バックファイアーでしょうか。

 行き交う車も少なくて、辺境の地を実感します。

 ところが、こんな所を自転車で走っている2人の西洋人に出会いました。
この人達もクンジュラフ峠を越えるつもりなのでしょうか。


 パキスタンの出国審査は川べりの何気ない建物でした。

 スーツケースを3ヶ抜き出し、鍵を開けて中を調べると言う。

 見られて困る物は何も持っていないけれど、洗濯していない下着類はダメ、困ります。

 クンジュラフ峠4943m

 パキスタンと中国の国境であるこの峠は、
1986年7月開通しました。

 別名、大頭痛峠と呼ばれたここは、高山病で頭痛がし、文字通り頭痛峠です。

 歩くと体がフワット宙に浮く感じがし、ゆっくりゆっくり行動しました。

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34 クンジュラブ峠・中国側
35 石頭城
36 ムスタグ・アタ峰7546m
 クンジュラフ峠は寒く、ここで弁当を食べましたが、腰掛けた岩の北側には雪が残っていました。

 いよいよ、パキスタンと別れて中国へ入ります。

 時計を中国時間に合わせ3時間すすめます。
 タシクルガンはクンジュラフ峠より下におりてきましたが、まだ3300mあり、頭痛はとれません。

 タジク族の人が住んでいますが、彫りが深く、美男、美女ばかりです。

 タジク族はおだやかで、悪い人はいないそうです。

 石頭城は石でできています。


 ムスタグ・アタとは、氷河の父という意味で、文字通り雪の山です。

 山は3つに分かれ氷河もヤンブラク氷河、シャンブラク氷河、チョルドマク氷河の3ヶ所にあります。

 見る場所により、さまざまに形を変えます。

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