チュー川を越えるとそこはキルギスタンです。 イシククル湖で捕った鱒を燻製にして売っていました。 香ばしくて美味しいけれど塩がきついのは、冬の為の保存食なのでしょう。 9月12日は中秋の名月です。 イシククル湖の上に月が輝き、神秘的な美しさです。 中国のウルムチで買った月餅を食べて御月見です。
BC5世紀頃、サカ族が刻んだ岩絵は数百個あって、羊や馬、狩をする人が描かれています。 現在は緑の少ない荒れ地ですが、かっては豊かな土地だったのでしょう。 山々は赤茶けた肌をむき出しにして、緑はほとんど無いのに、山火事です。 一体何が燃えているのでしょうか。 燃えるにまかせ誰も消火していないようでした。
バルバル(石人)は5〜6世紀の戦士の墓です。 よく見ると髭面にイヤリングをしていて、なかなかお洒落です。 バラサグン遺跡、アク・ベシム遺跡(破葉城)、クラースナヤ・レーチカ遺跡は往時の賑わいは跡かたもありません。 大麻が自生していて、吹き抜ける風に身を揺らせているばかりです。