ジャズ・ピックアップ
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『BASIE-STRAIGHT AHEAD』
カウント・ベイシー『BASIE-STRAIGHT AHEAD』
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Count Basie and his orchestra 「BASIE-STRAIGHT AHEAD」
Recording Data:Oct,1968 at TTG Studios,Hollywood.Calif
Producers : Tom Mack & Teddy Ring
Composed,Arranged and Conducted by Sammy Nestico

Personnel :Count Basie (piano)
Marshall Royal (alto-sax)
Bobby Plater (alto-sax,flute)
Eric Dixon (tenor-sax,flute)
Eddie-Lockjaw-Davis (tenor-sax)
Charles Fowlkes (baritone-sax)
Gene Goe (trumpet)
George Cohn (trumpet)
Oscar Brashear (trumpet)
Al Aarons (trumpet)
Grover Mitchell (trombone)
Richard Boone (trombone)
Bill Hughes (trombone)
Steve Galloway (trombone)
Freddie Green (guitar)
Harold Jones (drum)
Norman Keenan (bass)
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Tunes Side A:
BASIE-STRAIGHT AHEAD (3'53)
IT'S OH,SO NICE (4'09)
LONELY STREET(2'50)
FUN TIME(3'52)
MAGIC FLEA (3'08)
Side B:
SWITCH IN TIME(3'57)
HAY BURNER (4'13)
THAT WARM FEELING(3'30)
THE QUEEN BEE(4'10)
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【解説】
---ベイシー〜ストレイト・アヘッド(1)---

ちーっす!ピックアップ部屋初登場の西やんで〜す。ドンドンドン、パーフパーフパーフ!わ〜〜っ!(^^; ってことで、水泳大会なノリになっちゃいましたが(爆)、皆さんご存じの???っていうか、ビックバンドな方ならおそらく大半の方がご存じだろうと思われる?カウント・ベイシー・オーケストラの「ストレイト・アヘッド」を取り上げてみたいと思います。ドンドンドン、パーフパーフパーフ!わ〜〜っ!(^^;;;;

ででぇ、昨年8月にCDが初めて出たときに、ラッキーと思って、購入された方も多いと思います。さらに、あ〜あ幻???のLPをもってたのに、CD出ちゃったのぉ〜と思われた方も多いのでは・・・・・(私がそう(^^;)

この「ストレイト・アヘッド」ですが、ベイシーバンドで、初めてネスティコが作編曲を担当したアルバムです。これを境に、サド・ジョーンズがお亡くなりになるまで、ベイシーバンドの一つの特色があったように思えます。

ってことで、わたくし、アマチュアビックバンドのリーダー兼プレーヤーでもありますので、どうしてもプレーヤーな方向からの見方になるかとは思いますが、ご了承いただきまして(ねっ、ねっ、いいでしょ?(^^;)始めたいと思います。

この「ベイシー〜ストレイト・アヘッド」ですが曲目を見てみると、何曲かは、あなたの所属するビックバンドに譜面があるんじゃないですか〜??>あるよって方は、手を挙げてね。ちなみに、うちのバンドは、9曲中8曲もあったりします(^^;

確か、ビックバンドのバイブルとか言われてたような気もしますが(個人的にはそー思ってないんだけど)譜面の入手し易さや、難易度、曲の良さ、アレンジの良さを考えると、取り組みやすいのは事実だと思います。みなさんはどー思います? ってことで、CDな方、LPな方、バンドを演ってる方そーで無い方も一緒に聴いてみましょう。

1."BASIE-STRAIGHT AHEAD"

さて、一曲目。アルバムのタイトルになったベイシー〜ストレイト・アヘッドです。テンポ200、とてもベイシーバンドらしいジャンプナンバーです。頭の12小節のリズム隊がいかにもって感じで、ここを聴いてるだけで、幸せ気分になれます(^^)わーい!>オール・アメリカンリズムセクションですな!

続くサックスセクション、(そーいえば、ここの一番頭のリズムって譜面で8分音符だったような気がするんですが、聴くと4分音符ですねぃ。譜面が2種類あるし・・・・???)サビのブラスセクションこの辺り、ネスティコらしいアレンジでもあります。いいぞいいぞ!

で、テナーのソロはエリック・ディクソン。ホーンセクションのあとベイシー爺のソロになるわけですが、タッチがなんとも・・・いいですねぃ。この辺りが真似しようにも出来ないところなんでしょうか? 個人的にはアメリカ的な(黒人的)?演歌を感じます。>わし>C&Wとか言わないように(^^;

2."IT'S OH,SO NICE"

さて、2曲目ですが、ベイシーバンドの得意なミディアムテンポのナンバーで〜す。聞き所は、はっきし!バリトンサックス。よっ!バリ作この曲と後で出てくるファン・タイムを聴いてバリ作っていいなーって思ったのでありました。>わし

この曲、聴くと演るとは大違い!最初に演ったときは、そんなに感じなじゃったのが、演っていくうち難しくなる曲ってイメージかな〜? ソロはグローヴァー・ミッチェルのトロンボーンですが、なんともこれです!っていったいいソロを聴かせてくれます。この辺りは、はまりすぎて、これ以外は考えられなくなりますねぃ。G・ミラーバンドみたいに???

ブラスのダイナミクスの違いが聴かせどころってとこでしょうか。なかなかノリを出すのが難しい曲です。聴いてると簡単に出来そうに聞こえるのが悔しい!っと思うのは私だけ???? やっぱり演歌だな〜ぁ!(と思う・・ワタシ→西やん)

3."LONELY STREET"

3曲目は、リードアルトでコンマスのマーシャル・ロイヤルをフィーチュアしたバラードナンバーです。

個人的にですが、アルトサックスの音色では、マーシャル・ロイヤルが一番好きです。(生音を聴いたこと無いですが・・・)プレーヤーとして地味な存在ですけど、音がよくて、歌心があっていいですねぃ。Tbの立場から言うと、結構気を使う曲です(^^;>最後前のBbはずせないし・・・・・・。

4."FUN TIME"

これまた、得意なミディアムテンポのナンバーです。やっぱし、バリ作がおいしいこと吹いています。エリック・ディクソンのFlソロの後、ベイシー爺のピアノソロになります。いいぞいいぞ!ホーンセクションアンサンブルの強弱の対比がききどころかなぁ〜。それにしても、ネスティコの曲、アレンジは良いです

5."MAGIC FLEA"

さて、A面最後は、アップテンポのマジック・フリーです。(うちのバンドでは演奏回数が多いのだ(^^;)

ドラムのハロルド・ジョンソンがよござんす。ソロは、エディー・ロックジョー・デイヴィス。この系のテナーはすきですねぃ。ごりごりときます。バックのTbセクションのリフは、はっきり言って燃えます。>わし(^^;

ホーンセクションを聴いてると、このテンポでも歌えるっていうのかな〜?、タメがあるっていうかなんて言うか、タイム感の違いを感じてしまうわしです。は〜ぁ。それにしても、エンディングのピッコロ(エリック・ディクソンとボビー・プレイター)には、ビックバンドとしては、おもしろいですね。

6."SWITCH IN TIME"

さて、B面最初は、ブルースなスゥイッチ・イン・タイムだよ〜〜ん。やっぱ、最初でしょ。これは! Tbの印象的な、で、かっこいい?ソリで始まります。はずせないんだこれが!燃えます・・・・・ほんとなの〜??

ソロは、ラッパのアル・アーロンズ、サックスはエリック・ディクソンだす。うんうん、いぶし銀ですな〜〜!ドラムは、ハロルド・ジョーンズ!わーい(^^)
MIDI1001に入いってますよん。>これ>はずかしい〜(^^;>FJAZZ/LIB7ね。(西やん作)

7."HAY BURNER"

ベイシー爺のピアノからはじまります。>これね。ほのぼの感じのラッパ(ハーモンミュート)からブラスのソリに行きます。

ベイシー爺のソロが所々に聴けてごきげんですねぃ。でも、これ一回しか演ったこと無いので・・・・。コメント付けづらいわん。ほんと!

8."THAT WARM FEELING"

この曲、譜面持ってません・・・・(;_;)ってことで、コメントな〜し!・・・・てな訳にはいきませんよね(^^;

これ、ベイシーじいがオルガン、ネスティコさんがピアノを演ってます。いいですよね。ゆったりとして、ホーンセクションが揺れることが出来る曲って・・。これもやっぱり、リル・ダーリンと同じなんだな〜って思える曲ですね。(みなさんは、頭の4分音符ってどーやって吹いてます????ここら辺りが、重要に感じるんだけど・・。ご意見ご感想お聴かせください。ジャズフォーラム6番会議室「コーラス/フルバン部屋」までど〜ぞ。)

9."THE QUEEN BEE"

最後は、女王蜂です。ビックバンドを始めると、なんか、必ず演るような気がします>この曲。で、バケットミュートが無いなんてことになる。でもって、カップミュートでいいか!ってことにもなるんだな。これが・・・

ソロは、エリック・ディクソンのテナーとベイシー爺のピアノ。聞き所は、フレディー・グリーンのギターかな。やっぱ、ベイシーバンドのリズムセクションはいいですねぃ。なんだかんだいってもこれに尽きるようなきがするな〜〜ぁ(^^)

---------- おしま〜い! ----------

最近聞いてなかったこのアルバムですが、改めて聞いてみると新しい発見があったりして、よかったな〜などと思っとります。

なぜ、ビックバンドの教則本って言われているのか、不思議なところもありますが、その辺りは、ジャズ・フォーラムの6番部屋でお話しましょう。では、大した解説じゃなかったですが(^^;ありがとうございました。
Text by 西やんabotME!
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