ジャズ・ピックアップ
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『Now he sings, Now he sobs』
チック・コリア 『ナウ・ヒー・シングズ、ナウ・ヒー・ソブス』
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Chick Corea 『Now he sings, Now he sobs』 TOCJ-5959
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Recording Data:Mar,1968
Personnel :Chick Corea (Piano)
      Miroslav Vitous (Bass)
      Roy Haynes (Drums)
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Tunes Side A:
Steps-What was "13'51" (Chick Corea)
Matrix " 6'27"  (Chick Corea)
Now he sings, Now he sobs  " 7'06" (Chick Corea)

Side B:
Now he beats the drum-Now he stops  "10'35" (Chick Corea)
The law of falling and catching up " 2'28" (Chick Corea)
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【解説】

ボクが大学に入って真っ先にハマったことは、ジャズ喫茶でした。といってもさらに昔のウェスタンなども含まれる”ジャズ喫茶”でもなく、いわゆるモダンジャズのレコードをお店が大量に持っていて、客のリクエストに応じてそれらを聴かせてくれるというものです。

当時のLPは値段が高く、おいそれとは買えないものでしたし、また過去の名盤と呼ばれているものなどは簡単に入手することも出来ませんでした。これらのジャズ喫茶では過去の名盤はもちろんのこと、発売されたばかりのアルバムも店の人(多くは名物マスターと言われた人達)がチョイスをして客に聴かせてくれました。店によって傾向が違うのもこちらの楽しみのひとつだったりしました。

そうした時代的背景や個人的状況の上に出てきたのがこのアルバムです。録音は1968年3月といいますから、その数カ月後の発売だとしてちょうどボクがこのジャズ喫茶にハマった頃のハナシです。

チック・コリアの名前そのものは67年3月録音のスタン・ゲッツのアルバム「Sweet Rain」で知っていましたが、印象はリリカルで繊細な感じがして、とてもモンゴ・サンタマリア楽団でラテン・ジャズ・ピアニストとしてプロ・デビューしたとは思えない程のものでした。

そこにこのアルバム「Now he sings,〜」です。ボクはとても大きな衝撃を受けたといっても過言じゃないと思います。全曲ともチック自身のオリジナル曲で、とてもモダンなピアノトリオ編成。レコードにはメンバーの記述が無く、初めてこれをジャズ喫茶で聴いた時にはメンバーが誰なのかという話題になりました。後に判ったベースのミロスラフ・ヴィトウスは当時新進気鋭の20歳。正確無比な音程などは、流石は弦楽器の本場、東欧(チェコ)出身だと納得させられもしましたが、このアルバムでの特徴的なシンバル音がまさかロイ・ヘインズであることには更に驚いたものでした。

ロイ・ヘインズといえば58年録音の「We Three」などでの印象が強く、シャープな切れ味のドラミングではあると思ってはいましたが、このアルバムでのような”コンテンポラリーな”と言いましょうか、乾いたタッチでの音色は本当に驚きました。

確か記憶ではこのアルバムはSOLID STATEという会社から出ていて、つまりそこが録音したという意味でもありますが、全体にピアノもベースもドラムも、その音色や余韻の録音がそれまでジャズの主流とされていたBLUE NOTEなどとは大きく違っていました。あまり中域を膨らませたり、サウンドの余韻を余計に響かせないという感じを強く前面に出しているように感じ、それがまた余計にこのアルバムの音楽的内容を強化しているかに思えました。

そういったものがこのアルバムを初めて聴いた時の印象なのですが、内容に関しては非常に高度なものをやっているとしか理解出来ませんでしたし、それから何年も聴き続けている今日でも、やはり内容は高度であるとしか理解出来ません。が、なぜか非常に惹かれるものを持っていて、聴き直すために今回CDを買って聴いていますが、やはりその内容は全く色あせたりするものではありません。

今回のPickUp!では皆さんと、もう一度じっくりこのアルバムを聴いてみようと思っています。トンチンカンなこと言うかも知れませんが、どぞよろしく。

1. Steps-What was(1)

イタリー系移民の子で、アフロ−アメリカン達のようなルーツは持っていないと明言していたチック・コリア。モンゴ・サンタマリア楽団というラテン−ラテン・ジャズのピアニストとして21歳でプロ・デビューした彼は、その後ウィリー・ボボ、ブルー・ミッチェル、ハービー・マン、スタン・ゲッツ、などのバンドのサイドマンとして次第にジャズの中心部分へと接近していきます。

そして68年には初のリーダーアルバム「Tones for Joan's bones」を当時の新進気鋭のメンバー達と吹き込みます。サイドメンはウッディ・ショー、ジョー・ファレル、スティーブ・スワロー、ジョー・チェンバースです。

続いてリーダー・アルバムとしては第二作目を録音しますが、それがこのアルバム「Now he sings,〜」であります。上記の初作と違うのは、このアルバムはピアニストとしての力量が最も問われるピアノ・トリオという編成であることで、しかもここに彼がやりたかったことなどのエッセンスは全て見てとれるという点であります。

一世を風靡した「カモメ」の愛称で知られる72年の「Return to Forever」や、80年代から90年代に掛けての彼のアコースティック・バンドという名前のピアノ・トリオ編成での音楽は、全てこのアルバムにそのアイデアの素が凝縮されて詰まっているように思います。

初めてこのアルバムを聴いた時の印象に戻りますが、速いテンポで叩き付けるようなパーカッシブなタッチ、サウンドの摩化不思議でそれでいてとてもモダンである印象、疾走する4ビートのドライブ感をキープしながらもどこかそのタイムキープの源が伝統的4ビートとは違い、その結果メロディのフレージングのタイミングがとてもスリリングになること。また曲のコンセプトとしてブルースとスパニッシュの二つが大きく影響してることなどは理解出来たものの、それらとて従来の感覚からすればとてもモダンな解釈であろうことは容易に想像出来ました。

しかし想像は出来てもそれがいったいどういうものなのかは、ボクには未だに理解出来ておりません。今回PickUp!で取り上げてみることでボクの稚拙な推理なども交えてみたいと思っています。

1-2. Steps-What was(2)

この1曲目はタイトルが示すように2つの曲からなる組曲構成となっています。そしてここにその後のチックの方向性は全て示されているように感じます。じっくり聴いてみます。

まず先に演奏される"Steps"ですが、これは12小節から成る曲で、8小節までは普通のブルース進行のようですが、最後の4小節はコーダルな展開とモーダルな展開を混ぜてミックスさせてあるようです。

細かい話しは演奏に興味のある方向けになってしまうので割愛させて頂きますが、ドミナントと呼ばれるブルースの一番ダイナミックな動きをしめすこの部分をチックはマイナー・コードにおけるサブドミナントとドミナントの代理コードであるAbMやDbMといったコードを、今度はモーダルな視点から半音ずつ滑らすかのように間にE匱洙黷閨A最後はドミナント代理のDbMを全部1音下げてB匱洙iCbM)としています。

で、これはチックの考えるブルースであろうと思われます。キーはCm。さてここからが面白い。

通常、伝統的にはブルースは3行詩の構造と考えられていまして、ジャズにおいては全体が12小節というものがほとんどです。つまりこの場合、ブルースは4小節×3行(=12小節)というもので、過去から現在に至るまでプレーヤーは多かれ少なかれこの4×3という構造に従ってきています。ブルースを演奏する上ではこの構造に支配されていると言っても過言では無いかもしれません。

しかしチックの"Steps"での演奏では、どうしてもこの4×3の構造であるとは思えません。そういう風に感じられないばかりか、こちらが知らずにそう感じようとするのを裏切ることで非常にスリリングな結果を生み出しています。

ではチックは一体このブルース構造の曲をどういう構造として捉えているのか? それはテーマ部分を良く聴けば理解出来ることだと思うのですが、彼はこの全部で12小節のブルースを4×3では無くて、6小節×2という構造で感じているようです。

前段となる6小節はコード進行では(Cm,Cm,Cm,Cm,Fm,Fm)ですが、時にまったくトニックマイナーの連続として、また後半での6小節は(Cm,Cm,AbM,EbM,DbM,BM)ですが、これはコーダルな考え方ではドミナントとして、またモーダルな考えではそのコーダルから考え出された代理コードを半音や全音スライドさせていくといった方法を駆使してコーラス毎に変化を付けているようです。

これはこうやって書いてしまうと実にあっけない事のように思われますが、大変大きな視点の変換と言えるのではないでしょうか? 6小節の2行構造でブルースを演奏すればそこに生まれる緊張感はとても大きなものとなる筈です。それほどに伝統的なブルースの解釈はジャズにおいて、まるで重力のように支配を邪魔されることなく脈脈と続いている中心であるからです。

さてさらにボクの想像は続きます。この曲をもう一度良く聴いてみると、特にテーマ前半部分の6小節は2×3であることが分かります。これはコード進行的な意味ではなくて、メロディそのものが2小節を単位としているということです。そしてこれこそがチックがラテンで学んだ成果なのではないかと思えるのです。

多くのラテン音楽では、核となる分解不可能の最小リズムをクラーベという2小節単位のコア・リズムで形成されています。常にこの2小節をひとつのものとして感じ音楽をしていきます。そして若きチックがこのことを学び、身に付け、それを4ビートというジャズの世界で展開してみせたのではないでしょうか? それも伝統的ブルースという形態を利用し、その中でハーモニー的にはモーダル/コーダルの垣根を行き来し、リズム的には4ビートに対する8分音符での通常の歌い方と、ラテンからの応用でもある2小節をひとつのコアとしてその繰り返しと積み重ねで歌っていくというものです。また曲の解釈としてはブルースを利用し、それを解体し、再び組み立ててみせたというものです。ある意味ではブルースというものにこだわったという言い方も出来るかも知れません。

お手近にこのアルバムがある方はぜひもう一度この"Steps"を聴いてみて下さい。ジャズの伝統的な4ビートスタイルでのブルース、として聴いていると、必ずのようにどこかはぐらかされてしまいませんでしょうか?

コーラスの構造として6×2である、時に2小節単位のクラーベを意識してみる、などを意識しているとこの曲でのチックの狙いが見えてくるように感じるのですが、これはボクの妄想かしらん?

しかしそうした狙いを実現するためにはアップテンポである必要があったようですね。これももっとゆっくりのテンポで演ろうとすれば、間違いなく従来のブルース・フィーリングに邪魔されると思いますから。

1-3, Steps-What was(3)

あまりにStepsのことばかり言っていると先に進めなくなってしまうのですが、しかしそれほどまでにこの曲の演奏がもたらした衝撃は大きいと思っています。

さて曲はロイ・ヘインズのタイムフリーのドラムソロを挟み、やがてピアノとベースによるスパニッシュなワルツ系6拍子のリズムの提示があり、後半の"What was"が始まります。D#-E-F#-E-D#という動きがいかにもスパニッシュな気分を盛り上げますが、これはまんま「Return to Forever」への序段でもあったことでしょう。

この後半の曲ではチックの叙情性やロマンチシズムといったものが良く表れていて、以後この路線の大ヒットによって彼の持ち味のひとつになっていきます。

ここでもやはりビバップ以降のいわゆるモダンジャズ・イディオムといったものに依らないことで、チックはジャズの新天地を開拓しようとしたのではないでしょうか?

ちょっとハナシが大げさになるかも知れませんが、アフロ−アメリカンがアメリカで根付かせたのがブルースでありジャズである訳です。一方でスペインはジプシーや地中海貿易を通じてアフリカ文化とは親密な関係にあり、しかも中米においてはそのスペインが植民地の領主国であったことや、奴隷制度によって大量のアフリカ黒人がその中米にもかつて移住させられていたこと、そしてそれらの文化はまぎれもなく影響しあった上で、音楽というものにもアフロ−カリビアンという形の、つまり北米とは別のルートでアフリカを起源とする”ブルース”が上陸していたとは考えられないでしょうか?

そして伝統的ではありますが、60年代後半には早くも行きづまりの様相を見せ始めていたモダンジャズの新展開に、チックは自分がかつて在籍していた中米音楽(ラテン)世界での見聞や経験を元に音楽の展開というアイデアに持ち込もうとしたのではないか?と思えます。

ただ単に好きだから、惹かれたから、というのも考えられますが、それにしては戦略的というか、用意周到というか、もっと総合的な理論展開を伴っていると感じさせられるのです。もちろん豊かな感性や直感的な選択といったものは充分わきまえてのハナシですが。

そしてこのアルバムの1曲目”Steps-What was”では、これらの事が一気に彼の口から発されたように思いますし、彼の音楽活動はその後もこれらを主軸にしていて、アルバム発表時の26〜7歳以降彼の音楽的な土俵といったものは変わらないように思います。

2. Matrix

曲は再びFのキーのブルースです。といってもこの曲の場合もとてもモダンなサウンドと変則的な拍割りのフレーズ、従来からの伝統的なブルース的メロディなどは全く使われないことなどから、迫力のあるスリリングな演奏となっています。

左手のハーモニー・サウンドは当時の流行でもあった4度音程がしきりに使われ、単純なコード・ハーモニーに陥り易い響きをあいまいでいて、モード的にあるいはコード的にも発展させ得るような雰囲気を醸し出し、それが右手の独自のメロディ・ラインと共に、この曲の演奏の魅力となっています。

この曲もアップテンポですが、ロイ・ヘインズのシャープなドラミングによるサポートは見事で、ある意味ではチックの考える浮遊感をドラムで演出していると言えるのではないでしょうか? 後半における1コーラス・チェンジのドラムソロにおいても彼がチックの音楽コンセプトを充分把握していたと思わざるを得ないようなソロだと感じてしまいます。

また、若きミロスラフ・ヴィトウスの正確なベースも特筆すべきだと思います。このような速いテンポにもかかわらず、高音を重視して歌うチックを支えるかのようにビート感の強い低音のピチカートでバンド全体のグルーヴを引っ張っていきます。

チック・コリアの研究家でもある山下邦彦さんの本「チック・コリアの音楽(音楽之友社)」によれば、この演奏は、

 >>チック・コリアの「ブルース」のなかにまぎれこんだ「フラメンコ」。

だそうで、ここには

 >>「ラ・フィエスタ」のフラメンコ

それらのエッセンスが強く出ているそうです。(>>部分は引用箇所)

ボクにはそれがどういうものであるのか、良く分かっておりませんがこの曲が素晴らしい演奏であるとともに、革新的な要素に満ちていることは実感出来ると思います。

3. Now he sings-Now he sobs

チック・コリアの自筆楽譜というのは、ちゃんと従来のようにコードネームを付けてあるものと、まったくそういったシンボライズされた記号は無く、すべてお玉じゃくしで書かれているものとがあります。

これは曲によっても違うし、同じ曲でもその部分によって違っていたりもします。年代に応じてだんだんと表記しなくなってきていてゥという訳でもないようです。

さてこのアルバムのタイトル曲でもある"Now he sings-Now he sobs"ですが、幸にも先日書いた「チック・コリアの音楽」という本にチックの自筆楽譜が載っていました。それによるとシンプルなイントロを付けたA−B−A−C形式の16小節のワルツ曲となっています。

コードネームは一切書かれてなく、キーとしてBm、あるいはBのディミニッシュのサウンドを発展解釈させているようです。ちなみに作曲されたテ−マ部分の最後にくる長く伸ばす和音は下から(B,F#,E,F#,B)となっていて、これを順番にB、E、F#、Bというように音を出してみると、を〜、なんだかとっても和風でもあります。

モードと言っても、4thコードと言っても良いのでしょうが、むしろここには世界の民族音楽の7割りを占めるという民族マイナーの世界が垣間見えるように思えます。アジアにもあるあの優しさや素朴さでもあります。「リンゴ追分」などの世界にも通じるのかも知れません。

そのうえでこのタイトルが示すものは、つまりHeが歌い、すすり泣くなんていうものが示すものはまさに「世界」そのものではないでしょうか。つまりウェットで感情的な世界。逆に言うと非西洋的なるもの。論理構築的でない、機能的な和声法では本来説明の出来ない美しい音楽。さらに風呂敷を広げれば、それらは母系社会的なるフィーリングなのではないか?とボクの想像はどんどん一人歩きしてしまいます。

とにかくこのワルツ、あるいは6拍子と言っても良いこの曲の演奏は優しく、美しく、凛々しく、それでいてスリリングな要素に満ちています。30年前の演奏だとは思えないほど今日的でもあります。今回このPickUp!を担当するにあたってCDを買い直して本当に良かったと思わせてくれる演奏でもあります。素晴らしい。

4. Now he beats the drum-Now he stops

まるで3曲目の"Now he sings-Now he sobs"の下の句みたいなタイトルですが、おそらく連作というのか組曲気分というのか、そういうもんなんでしょうね。

長いフリー(のように聴こえる)ソロピアノ部分を経て(ここがNow he beatsという曲ということなんでしょうか)、ミディアムテンポでトリオが4ビートを刻み始めます。ここがNow he stopsということなんでしょうね。なんというか、瑞瑞しい、そういった印象が一番先に思い浮かびました。

しかし決してソフトタッチで演出されたような瑞瑞しさでありません。実際のところチックのピアノは次第に力強く、時に荒々しくさえありますが、時々浮かび上がるメロディ・ラインがとても美しく、サウンドの新鮮さと重ねて彼のリリカルな側面が良く出ているように思います。

今この曲を聴いていると、このアルバムが録音されてから20年後の彼のアコースティック・バンドという名のピアノトリオのサウンドがWってきてしまいます。これが意味するところは、チックが演りたかったことはその後も変わっていないということだと思いますし、逆に言えばこの時のトリオがすでに目指すサウンドを出していたという事でもあると思います。

5. The law of falling and catching up

これはこのアルバムに収められた今までの、いわゆる「モダンな」というものとは全く違い、抽象的、な作品です。当時の流行り言葉で言えば「アブストラクト」。前衛的現代音楽とも言えるかもしれません。いや、音楽というよりも「パフォーマンス」と言ったほうが通りが良いような気がする。反復する一定のビートやメロディといったものはありません。演奏時間も短く2'28"です。

思うに、このアルバムでは1曲ずつの個々の作品を集めたというよりもアルバム全体でひとつの作品という狙いを持って製作されたように思います。

オープニングとなる1曲目の"Steps-what was"でチックは彼の考える今後のジャズの展開と方法論を示して見せ、2曲目の"Matrix"で従来の伝統に敬意を示し、まるで組曲のような3曲目から4曲目の"Now he sings-Now he sobs"と"Now he beats the drum-Now he stops"でひとつの世界を構成して見せた。そしてそんなアルバムのエピローグとしての意味でこのラストの曲を収録したのではないかと思えます。

こうやって通してじっくりとこのアルバムを聴いてみますと、改めてチックが世に問うたものは何だったのか?が少しは理解出来たような気になれたというのは全くボクの幸せでもありました。

しかし1曲目として収録された2つの曲と、2曲目。これらのインパクトはとても大きく感じたのですが、今回聴き直してみてもその衝撃はやはり同じ程度に強いものがありました。
text by たかけんabotME!
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[JAZZ PickUp!]