ジャズ・ピックアップ
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『FULLHOUSE』
ウェス・モンゴメリー『フルハウス』
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Wes Montgomery 『FULLHOUSE』
                       Riverside RLP12-434
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Recording Data:Jun,25,1962 Live at the Tsubo,Berkeley,CA
Personnel :Wes Montgomery(guitar)
        Jonny Griffin(tenor sax)
        Wynton Kelly(piano)
        Paul Chambers(base)
        Jimmy Cobb(drums)
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Tunes Side A:
Full House(9:14) (Wes Montgomery)
I've Grown Accustomed to Her Face(3:18) (Lerner and Lowe)
Blue'n Boogie(9:13) (Dizzy Gillespie)

Side B:
Cariba(9:35) (Wes Montgomery)
Come Rain or Come Shine(6:49) (Mercer-Arlen)
S.O.S.(4:57) (Wes Montgomery)
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【解説】

ジャズ・ギターの巨星・ウェス・モンゴメリーが、絶頂期に録音したライブアルバム。サイドメンには、当時マイルス・デイビスのコンボで鉄壁のリズム・セクションを誇っていた、ウィントン・ケリー、ポール・チェンバース、ジミー・コブの三人に加え、"リトル・ジャイアント"の異名を持つジョニー・グリフィンが参加。

バークレーにあったジャズ・クラブ「Tsubo」でのライブ・アルバム。星の数ほどあるジャズのライブ・アルバムの中でも、充実した内容と完成度の高さでは、1、2を争うほどの出来映え。

ジャズ・ギターの愉しみを味わってみようという方、ジャズのライブの興奮を体験してみたい方に、まずはお薦めの1枚だ。

------【FULLHOUSE】ウェス・モンゴメリー-----

このアルバムの話になると、平静ではいられなくなってしまう。

冒頭の「フルハウス」が始まった瞬間に、身体中からアドレナリンが噴き出してくるような感覚に襲われる。ウェス・モンゴメリーのギターは、瞬間沸騰型、緻密な構成よりもその場の雰囲気で盛り上げていくタイプ、サックス奏者でいえば、ブロウ派に入るようなプレイに特徴がある。このライブでは、まさに、この長所を遺憾なく発揮し恐ろしいまでに密度の高い演奏となっている。

面子(メンツ)がまたいい。ウェスと非常に似通った性格を持つウィントン・ケリー。ここ一番にとてつもない力を発揮するジョニー・グリフィン。この三つ巴の激烈なソロ合戦が、このアルバムの最大の聴き処だろう。

少し細かな話になるが、ウェスのオリジナル曲を中心とした選曲は、むしろウェスト・コースト・ジャズ特有のキメの多いアレンジや、ビバップによくみられる細かな譜割の曲が多い。ソロのコーラス数もあらかじめ決められていて、場当たりで延々と続くようなブローイング・セッションにはなっていない。

それでいて、これほどまでにスリルを味合わせてくれるのは、この5枚揃った切り札(フルハウス)の力といえるだろう。壮絶なほどスリルにとんだ4バースの応酬。互いのフレーズを拝借し合ったり、重なり合うようにフレーズを積み上げたり、息の合ったセッションならではのユーモアも感じられる。

「S.O.S.」での、追い立てるように扇動してくるリフ。これで熱くならなければジャズメンではない。何者かに突き動かされるようにインプロヴァイスされる5人の男達。頭で反応する以前に、手が足が勝手に動き出してしまう。次第に火だるまになっていく様子が手に取るように伝わってくる。この熱狂が聞き手の方にも伝わらないわけがない。

何度聴きなおしても、このアルバムは奇跡の糸によって結ばれた5人が出逢ってしまったアルバムに思えてしまう。何故ここにこの5人が、それも飛びきりの好調時に。ジャズの神の悪戯か、それとも気まぐれか。いやそんな事はどうでもいい、このライブハウス「ツボ」に集まった幸福な観客達に猛烈な嫉妬を感じてしまう。もしもこの場所にテレポート出来て至福の時を味わえるなら、帰路を閉ざされてしまっても悔いは無いだろう。

-----ウェスのおもひで-----

思い出、といっても、残念ながらウェス・モンゴメリーに逢った事も無いし、ライブを観るチャンスもなかったんだけど(笑)。

その昔、若かりし頃の僕は、レコード代欲しさにジャズ喫茶でバイトしてました。バイト代もさる事ながら、その店にあった約8000枚のレコードを聴きたくて始めたようなアルバイト。

レコードを聞けた事よりも、その店で不思議な連中と知り合えた事の方が、遥かに収穫だったと判ったのは、そのずっと後なのですが。連中といっても同世代ではなく、たぶん5〜6つくらい年上の人達。カメラマンの卵だったり、劇団を辞めて地元に帰ってきた人やら、最後まで職業も年齢も判らなかった人もいた。
「おい、お前」、何しろ二十歳にもなっていなかった若造だった僕は、いつも「お前」呼ばわり、と声をかけられては、映画の話とかジャズの話、それに少しオトナだけの話も、よく聞かされました。学校へ行くと言って家を出ても、たどり着くのはこのジャズ喫茶のカウンター。僕にとっての大学はこの店であり、貴重な学園生活でした。

その中に、いつもミンヤクでラリっているSさんが。いやラリっているワケではなく、あれが彼のいつもの状態だったのかもしれないんだけど。脈絡の無いような話を少し身体をクネらせて喋るSさんが、実は現代詩の詩人だと知っても、やはり僕には掴みようの無い不思議なヒトにしか感じられなかった。

このSさんが閉店間際に店にやってきて、「今日、オレ酔ってる?」。「酔ってますから」ではなく、疑問形で話しかけてきたのが何ともSさんらしい。お酒を一滴も飲めないはずのSさんは赤い顔をしたまま、カウンターにつっぷしてしまいました。マスターの呆れ顔を横目にレコードを掛け替えに。

そのレコードが鳴り出した瞬間に、寝ていたはずのSさんは急に立ち上がり、まるで中空からギターを取り出したように弾く姿をし始めたのです。楽器なんてまるで触った事の無いSさん、その仕草は出鱈目でただ指をもぞもぞと無闇に動かすだけ。

それだけではなく、そのレコードから流れるギターのフレーズを、一節の間違いも無く口ずさんでいたのです。素早いパッセージも絶妙なグリッサンドも、そのうなり声に近いハミングは、まさしくウェス・モンゴメリーそのものでした。

暫くして呆れ顔を僕達に気が付いたSさんは、「これがオレのセイシュン?」と、またしても不可解な疑問符を投げかけてきました。青春という年齢からは、一回り以上離れたSさん。「こんなヤツ(ジャズ)があれば、オンナなんていらない?」。この言葉が終わるか終わらないかのうちに、またしてもカウンターに這いつくばってしまいました。

その夜のSさんのお酒は、「オンナ」も「セイシュン」も関係なく、たんに自転車を盗まれたからという、たわいもない理由(わけ)だった、というオチがつくのですが。

Sさんが、ウェス・モンゴメリーになった夜。その夜が僕にとっての青春だったのかもしれません。ウェス・モンゴメリーのザラついた音色を聞く度に、あの奇妙な夜の事を思い出してしまうのです。

---【FULLHOUSE】セッションの謎(1)---

こんなにも息の合った熱い演奏を繰り広げれた『フルハウス』なんだけど、ウィントン・ケリーとは前の年のミルト・ジャクソンとのアルバム『バグス・ミーツ・ウェス』で、ジミー・コブとは同じ年('62)の『ボス・ギター』で共演してるだけ。

ジョニー・グリフィンはなんと「初めてウェスと(ジャム・セッション以外で)共演したのは、サンフランシスコ湾沿いにある『ツボ・クラブ』でのレコーデイング・セッションだった」(エイドリアン・イングラム著『ウェス・モンゴメリー』より)、という発言も。

ケリーを始めとする3リズムとの共演も、マイルス・デイビスのコンボが西海岸でのツアー中に2〜3日オフの日があったので実現した、というエピソードが残っているように、ほとんどリハーサルも無しに録音が行われたようなんですよね。

それでいて、あの長年連れ添った相棒のような絡みは何処から生まれてきたんでしょうか?いや謎だ。確かに、グリフィンがテーマのリフに付いていけないような処もあるんだけど(笑)、これとてライブという事を考えればそれほど不自然でもないし。

この歴史的な共演が、のちの「『ハーフノート』セッション」や、ジョニー・グリフィンがゲスト参加した'65年のパリでのライブに繋がるのは言うまでもないでしょうね。

-----【Born To Be Blue】W・モンゴメリ-----

未発表曲を集めた『ボーン・トゥ・ビー・ブルー』(日本ビクター/Riverside VIJ-4027)ですが、ジャケットがまるで海賊盤(笑)。って話ではなく、中身の方なんですけど、A面の3曲は【FULLHOUSE】に納められたボーナス・トラックと同じもの。やっぱり【FULLHOUSE】セッションは、他には無いみたいで残念。

ボーナス・トラックといえば、
・Come Rain or Come Shine(take 2)
・S.O.S.(take 2)
・Born to Be Blue (omit:J Griffin)

中でも興味深いのが、「S.O.S.」の別テイク。オリジナル・アルバムに収録されたtake 3よりも、テンポが速く、勢いはあるんだけど、残念ながら破綻気味。特にジミー・コブが最後までノリ切れないのがなぁ。

それぞれのソロも、まとまりに欠けている。ウェスもイキそびれまいと必殺技を出してくるんだけど、時すでに遅し。その中ではウィントン・ケリーがマイペースで好演か。

あの奇跡的な超熱演の「S.O.S.」に比べるのが酷なんですけどね。こうなると、幻のtake 1が聞きたくなってくる(笑)。

【FULLHOUSE】セッションで録音された「Born To Be Blue」(発売時には収録されず、CD化の際にボーナス・トラックとして加えられる)の演奏は、滑らかな指使いのシングル・トーン中心の曲なのだが、この曲なんか聞いてると、本当にリリカルかつ斬新でウェスの別な面も垣間見ることができる。キチンとコピーした事は無いんだけど、プリング・オンや絶妙のグリッサンドで音をつないで、この鳴らし方がやはり"ザ・サム"ウェスの真骨頂と言えようか。一瞬、チャーリー・クリスチャンのフレーズが引用されているのが聴ける。

-----【FULLHOUSE】のジャケット-----

こんなに判り易いジャケットも珍しい。なんといっても、ギターを弾くウェスの両手がアップになった写真(笑)。

さてこの写真に写ったギター。確かにウェスの愛用していたギブソン社のL5CESモデルだが、いつも使っているサンバーストではなくナチョラル・トップに見える。(手の)写真写りをよくする為のアイデアなのか、これもひとつの謎である。(ボディがあまりにも綺麗なので、やはり撮影用に用意されたものか?)

-----"日本のウェス"-----

"日本のウェス"では、宮ノ上貴昭さん(ほとんどウェスのイタコ状態、ほんとそっくりですね)、岡安芳明さん、ウェスの本を訳された小泉清人さん、がいますね。そうだ、デビュー当時の増尾好秋氏もウェスに心頭してましたね。

で、その17歳当時の渡辺香津美さんを自由が丘のファイブ・スポットで見た事があります。めちゃ巧かったです。でもまだ若い事もあって、若干機械仕掛けのような印象もあったんだけど(すいません>香津美さん)、音の出し方のセンスは、本当に見事でした。

-----セッションの謎(2)-----

ここのところ毎日のように【FULLHOUSE】を聴いてるんですけど、いや、やっぱ凄いアルバムです(笑)。聴き続けるうちに、新たなる謎が出現。僕が聴いているCD(OJC/RIVERSIDE OJCCD-106-2)は、
・S.O.S.(take 3) オリジナル・アルバムに納められたテイク
・S.O.S.(take 2) 未発表テイク
と並んでいます。この二つのテイクの話は#0008でも書いたんだけど、これとは異なった意味での違いを発見。

「S.O.S.(take 2)」をよく聴くと、アドリブの後にテーマが始まって少し経ったところで、観客の拍手が聞こえてきます(take 3では、この部分での拍手無し)。この拍手が、何となくワザとらしいのでは、と思い始めた次第。テーマに戻ってきて拍手する、というのはライブの現場では多々ある事なんだけど、このタイミングがどうも不自然。

となると脳裏に浮かぶのは、あの『Willow Weep for Me』事件(笑)。1965年に録音された『HALF NOTE』でのライブの残りテイクと称されて発売、実際は同じ日のセッションではなく、おまけにブラス・セクションが後からオーバーダビングされ、さらなるオマケとして曲を途中でカットしたりという無惨な編集がされた、あの『柳よ泣いておくれ』です。
『柳よ・・』ほどは無いにしても、この「S.O.S.(take 2)」も何らかの編集がされているのでは?

仮説1)「S.O.S.(take 2)」は、客入れ前のリハーサル・テイク。ライブ盤としての整合性をとるために、ライブ仕立てにした。
仮説2)オリジナル・アルバムに収録された「S.O.S.(take 3)」こそ、take 2の出来映えがいまひとつだった事もあり、ライブ終演後新たにとられたセッション(こちらの方に拍手をかぶせた)。
仮説3)どちらも、正真正銘のライブ・テイク。拍手の違いが、単なる観客の気まぐれ。(または、AD(アシスタント・ディレクター)がいて、「拍手ですよ」の合図を送った)。
ライブの音像からすると、別の場所でのテイクという可能性がほとんどありません。曲の出来映えとしては、前にかいたように「take 3」の方が断然上。ただし、この疑惑な耳で聞くと、あまりにも見事にまとまり過ぎ、という気持ちもしないでもない(特にテーマのアンサンブル)。「take 3」の存在を知らない、とするならば「take 2」の演奏も熱のこもった名演。「仮説3」もかなり有力なような気もするんですが(苦笑)、いかがでしょうか?

1.「Full House」

冒頭を飾るのは、ウェス・モンゴメリー自身のペンによるオリジナル曲「フルハウス」。実にウェスらしい飄々としたメロディを持つジャズ・ワルツ。ソロ・オーダーは、ウェス〜グリフィン〜ケリー。

何よりも曲全体を包み込むような、たおやかさが素晴らしい。当夜、どんな曲順で演奏されたのか知るすべも無いが、気負いもなくリラックスした5人の男達を順に紹介していくよう雰囲気がある。一夜にして友になった彼らの酌み交わす酒の味、同じ血筋を見つけあった仲間同士ならではの、余裕ある演奏ぶりだ。

2.「I've Grown Accustomed to Her Face」
アラン・ジェイ・ラーナーとフレドリック・ロウが、1956年に作曲したナンバーで、ミュージカル『マイ・フェア・レディ』の中の「あたなの面影」としてお馴染みだろう。

ウェスのギターを中心に、ジミー・コブ、ポール・チェンバースが絡んでいく、といったシンプルな構成。

この切ないまでに美しい旋律を、見事なまでにスムースなコード・ワークをからめて、うたいあげていく。ここでのウェスのギターの音色に注目してもらいたい。どちらかといえばダーティな音色が特徴となっているウェスだが、ビロードのような艶めかしい響き、全ての音を一度自分の心の中に取り込んでから放つようなデリケートさ、これもウェスの顔(親指)なのだ。

3.「Blue'n Boogie」
ディジー・ガレスピーのペンによる小気味いい曲。軽快なテンポで、白熱したソロが楽しめる。

ウェス、ケリー、グリフィンの3人のユニゾンでのテーマの後、まず疾走していくウェス・モンゴメリー。得意の早いグリッサンドを交えながらのソロは、コーラス毎にアイデアに富み、まるで万華鏡のような色合いを見せてくれる。

ウィントン・ケリーのソロも快調。劇的なラスト・コーラスを「さぁ、どうだ」と弾いてグリフィンに手渡す。このアルバムの中で、ジョニー・グリフィンのベスト・ワークを選ぶなら、このソロだろうか。ワイルドな繊細さ、下世話なリフになる寸前でさらりとかわすあたり見事。客席からの歓声も一際高い。

4.「Cariba」
ウェスらしいノリのいいラテン・タッチのテーマ。珍しくファースト・ソロはポール・チェンバースから。チェンバーースにしては、少々生彩にかけるような気がするが、この夜彼はしこたま酔っていた、というエピソードもあるそうだ。

続くケリーのソロは、これまた快調。得意のハネるような三連を連発しながら弾きまくる。これはグリフィンのソロにも言える事なのだが、ラテンビートに翻弄されず、逆に少し押さえ気味でソロを這わせていく中に、独特のグルーブ感を醸し出している。

この曲でのウェスの、ソロの構成力が素晴らしい。コーラス毎にじわりじわりと盛り上げ、ダイナミックなエンディングに引き込むあたりは、後年のVerve、CTIにも通じる凝縮されたギター・ワークの神髄を見せてくれる。

5.「Come Rain or Come Shine」
「降っても晴れても」という邦題でお馴染みのスタンダード。ジョニー・マーサとハロルド・アレンがミュージカル『セントルイスの女たち』の為に書き下ろした曲。

軽快なテンポのアレンジで、全員リラックスした演奏ぶり。それぞれが存分に演奏を楽しんでいるのが目に浮かんでくるようだ。

アドリブというよりも、沸き立ってくるメロディを次から次へとフレットの上で踊らせるようなウェスのソロ。創造の神が舞い降りた、とはこの演奏の事だろうか。続く、ウィントン・ケリーのソロもいつになくメロディアスだ。 

6.「S.O.S.」
この曲だけは、他の面子、いや他のアルバムでは聞きたくない。ミステリアスなまでに様々な条件がぴったりと符合した当夜の演奏の中でも、一際光る神懸かりと言っていい程の名演奏中の名演奏。

ジャズのスリル、躍動感はこの演奏で全て使い果たされたのではないかと心配したくなるほどの白熱した名演。何者かに操られるようにバトルを繰り返す五人の男達。

楽器を演奏できない者でも思わずプレイしてしまうのではないだろうか、と思うほど扇情的なリフレイン。ジャズの興奮を味わってみたいのなら、この5分2秒に身体ごと預けてみて欲しい。

-----ウェス・モンゴメリーといえば-----

 ウェスといえば、96年の4月から約2ヶ月、マンスリー・ステージ【ウェス・モンゴメリー】という臨時会議室がありました。こちらにもウェスに関しての熱い会話が詰まっていますので、ウェス・モンゴメリーに興味を持たれた方は、ぜひご覧になってみてください。

ジャズ・フォーラム(FJAZZ)のデータライブラリー、1番「◎FJAZZの秘宝◎LOGデータベース」「特設:【ウェス・モンゴメリー】」ですので、お見のがしなく。
text by *久田 頼abotME!
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