NiftyServeIDでの
ダイヤルアップ接続講座


同朋学園本部事務局経理課 河邊憲二

パソコン通信ネットNiftyServeのIDを使ってインターネットに接続することができます。ここではWindows95によるダイヤルアップIP接続の仕方を解説します。 なおここで説明に使っているWindows画面は、Microsoft社の日本語版Windows95の画面から引用しました。

  1. 必要な準備
  2. まずパソコンにモデムを接続します。モデムのLINE側に電話回線のモジュラコネクタをつなぎます。NiftyServeの会員であれば以下の様な方法ですぐにインターネットへダイヤルアップ接続ができます。この場合電子メールはNiftyServeのパソコン通信で受け取ることになりますが、WWWは普通にブラウザを使って利用することができます。 ここで紹介するのは基本的にはダイヤルアップIP接続講座で解説した方法と同じですが、NiftyServeのFENICS-ROADからの接続はPAP(Password Authentication Protcol)をサポートしていないので、その点が少し違います。ダイヤルアップIP接続講座で解説してある部分は省略しますので、そちらとあわせて読んで下さい。

  3. 新しい接続の設定
  4. マイコンピュータを開いてからダイヤルアップネットワークを開きます。新しい接続をクリックしダイヤルアップ接続の設定を開始します。




    ここでは Nifty という名前で設定します。モデムの設定はすでに終わっていますが、NiftyのFENICS-ROADでダイヤルアップをするために、設定をクリックしモデムのプロパティの画面にします。



    モデムのプロパティでさらにオプション設定を開けます。



    オプション設定のうち接続の管理で「呼び出してからターミナルウィンドウを表示」にチェックを入れます。 これは、FENICS-ROADに接続した後で、接続に必要なIDなどをターミナルウィンドウから入力できるようにするために必要です。



    OKをクリックして下の画面に戻ったら次へをクリックして設定を続けます。



    接続先の電話番号は普段パソコン通信のNiftyで利用しているFENICS-ROADのアクセスポイントの電話番号を選択します。画面では名古屋のFENICS-ROAD4のポイントを入力しています。



    次へをクリックして下の画面で完了をクリックするとダイヤルアップネットワークのフォルダにNiftyというアイコンができます。




  5. TCP/IPの設定
  6. 次はいま作ったNiftyというアイコンのプロパティを開けて、左の画面でサーバーの種類をクリックします。


    ここでは、チェックボックスは左のようにしておきます。TCP/IPを選択したらTCP/IPの設定を次に行います。



    IPアドレスはサーバーが割り当てたIPアドレスにします。ネームサーバーはアドレスを指定で、プライマリDNSのところに左のアドレス番号を正確に入力します。後はOKをクリックして設定を終了します。

  7. 接続の仕方
  8. はじめに作ったNiftyのアイコンをダブルクリックします。ここでのユーザー名とパスワードは不要です。空欄にしておいてもかまいません。接続を押して下さい。







    ダイヤルがはじまってFENICS-ROADに接続すると上のターミナル画面になります。
    ここで下のように*の後に C NSP と入力してEnterキーを押します。
    すると InfoWeb に接続できます。これでようやくインターネットの入口に到着です。
    ここで ID と Password を聞いてきますので、Login: には、自分のNiftyのIDの前に
    NIF- を付け加えて、下のように入力します。パスワードはNiftyのパスワードをそのまま入力します。



    パスワードはターミナル画面では何も表示されないので注意して下さい。パスワードが通ると下のように意味不明の文字列が表示されはじめます。そうしたら続行を押して下さい。



    続行を押してターミナル画面が終わると、引き続き次のような表示が出ます。











    これでFENICS-ROADからInfoWebに入ってインターネットへ接続できました。あとはWWWブラウザを起動してネットサーフィンを楽しむことができます。ただし、FENICS-ROAD4では14400bpsなので快適なネットサーフィンは望めません。 最近名古屋にもROAD5ができて28800bpsで利用できるようになりました。またHyperRoadを利用した接続もできます。

    ここではターミナル画面でIDやパスワードを入力しましたが、Windows95にはダイヤルアップスクリプトツールというツールが付属しており、ダイヤルアップのアイコンに接続用のスクリプトを関連づけて接続処理を自動化することもできます。





K.KAWABE <kawabe@doho.ac.jp>
Created: Oct.6,1996, Updated: Oct.13,1996