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2013年3月23日(土)
 
「二本杉峠・北条峠・明光寺峠」

昔から山間の集落を結ぶ峠越え



(二本杉峠手前から佐久間方面への眺望)

同行者 corsaさん けった


東栄駅→中部天竜→二本杉峠→城西→明光寺峠→中部天竜→東栄駅
  約65km



今年は3月に入り本当に温かい、集合地点のJR飯田線「東栄」駅に向かう車中では、杉林から大量の
スギ花粉が舞うのが肉眼ではっきり見える。自分は花粉症ではないが、さすがにこの光景を見るといや
な気分になってくる。さて、今回も先月と同じでcorsaさんと2人でのツーリングとなった。10時前に出発
し、中部天竜までの10数kmを快調に走り、国道473号から県道290号に入ると二本杉峠に向けて
結構な上り坂が続く。まだ走り始めたばかりなので体力はあるが、足は正直なものであっという間にギヤ
の方は26T×25T・27Tと切り札29Tを残すところまで軽くなる。この街道は「民話街道」と銘打って
いるので道中に民話の看板が掲げてあり、休む口実に助かりました。峠手前の見通しの良いところで
佐久間を眺めた後、二本杉峠に到着。


 
(県道290号 二本杉峠に向かう坂は結構きつい)
 
(街道に残る民話が紹介されている)        (二本杉峠手前にて 視界が開ける)

(二本杉峠)
 
(二本杉峠周辺)                     (二本杉峠に残る民話)

二本杉峠から羽ケ庄集落を通過し、高低差を感じないうちに北条(ほうじ)峠に到着する。この峠は
峠そのものは良い雰囲気だが、直下の工事現場のような敷地が峠周りの雰囲気を壊しているよう
で残念だ。峠には民族文化伝承館があり、そこで蕎麦を食べることができる。少し早いが今日の
コースでは他に食事をとれるところがなさそうなので早昼とする。


(羽ケ庄地区の茶畑)
 
(北条峠にて)
 
(北条峠にある民族文化伝承館)
 
(民族文化伝承館では蕎麦を食べることができます

昼食後、国道152号「城西」集落に向かい峠道を一気に下る。道中に通過する集落がそれぞれ
良い雰囲気を出していて走っていて実に気持ちが良い。

 
(北条峠からの下り)

国道に出たら南に進路をとる、途中飯田線の「渡らずの鉄橋(対岸に渡らずに元に戻ってくる鉄橋)」
を見学して、国道を外れて明光寺峠への林道に入る。もともと明光寺峠は塩の道として天竜川下流の
物資を水窪方面に持って行く重要な峠であったようだ。林道は水窪川の川面から上方に伸びていくが
途中には複数の集落が急な坂面にこびりつくように点在して、今も人々が生活していた。


(飯田線 水窪川にかかる「渡らずの鉄橋」)
 
(明光寺峠に向かう道はかつての「塩の道」)         (峠に行くには左に分岐します)

 
(かつて街道に敷かれた石が、幾度と無く荷車が通った結果、轍ができた)
 
水窪川対岸の山間地にも住宅がある)         (所々に滝が流れます)
 
(峠手前の「瀬戸」集落


峠手前の瀬戸集落で明光寺峠に分岐する道を見失う。それでも地図を見ながら推測し、民家の私道
を上っていくと民家の前に続く幅80cmほどの道が見つかり、半信半疑で進んでいくと、やがて車1台
分の道につながった。その道をさらに進むと目的の明光寺峠に到着しました。峠は切り通しになって
いて峠付近には数件の民家があり、かつての賑わいも想像できましたが、現在はうら寂しい風景に
落ち着いていました。峠から先には眼下に天竜川が見え、結構な高さの峠であることがうかがえます。

 
明光寺峠「八丁坂峠」にて)

明光寺峠から天竜川を眺める

峠を一旦越えて八丁坂の案内板あたりで車道を利用して現行の峠を散策、犬神様が祭られていま
した。その後は天竜川(国道473号)に接する西渡集落までつづら折れの下りを降りて、帰着地の
東栄駅に戻りました。

 
(峠道は車で往来ができないので、この迂回路を使う)  (迂回路にあった 犬神様を祭っている)
 
(塩の道の石碑と八丁坂 案内板)                         (峠を降りた西渡集落)

(2013.3.31記述)


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