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2019年5月1日(水)〜5日(日)
 
「GWツーリング 九州遠征」

平成から令和へ。長期連休を利用して九州遠征



(阿蘇外輪山に一部 小嵐山 からの風景 噴煙をあげる阿蘇山を望む)


参加者 U氏、K氏、N氏、I氏、T氏、けった



令和元年5月1日(水)


本日より新元号「令和」になりました。その初日にGWツーリング開始です。今日は車にて大阪南港へ、そこから17:00発「新門司港」行きの
名門大洋フェリーに乗船して九州に向かいます。





5月2日(木)



大分県中津市「青の洞門」→日田市→杖立温泉→小国町→阿蘇市内牧温泉  106km


午前6時新門司港を車にて出発、高速を利用して大分県中津市に移動。景勝地「青の洞門」を見渡せる早朝の駐車場で
運んできた5台の自転車を組み立てます。出発前に「青の洞門」を見学して8時を少し超えたあたりでツーリング開始です。
まず、最初のコースはかつて耶馬渓鉄道として活躍し1975年に廃線となり使われなくなった廃軌道をサイクリングロードと
して再利用した「メイプル耶馬渓サイクリングロード」で山国町で走ります。山国川沿いにあるこのサイクリングロードは、川と
山のおりなす風情や鉄道跡の駅ホーム・橋・トンネル・山の切通しなどが総合的に楽しませてくれる素晴らしい道でした。
途中では、耶馬渓ダムを見たり、道の駅「やまくに」で休憩をしたりして、のんびり山国町まで走って行きました。
山国町からは日田街道に入り伏木峠を越えて日田市に入りました。街道をそのまま通り日田市街に入り、花月川を渡った
ところで、突然観光客が溢れていました。ここ豆田町は昔の町人街らしく、名残の建物が点在しそれを求めてお客さんが
たくさん来るようです。ここで自分たちは酒蔵と旧藩校「咸宜園」を見学。その後、町に多くあったウナギ屋で昼食を
いただきました。


(サイクリング スタート地点 大分県中津市にある「青の洞門」にて)

 
(通行する人の安全のため、30年かけて手彫りで彫った「青の洞門」)

 
(1975年に廃線となった「耶馬渓鉄道」の線路跡を利用した「メイプル耶馬サイクリングロード」)

 
(耶馬渓ダム)


(道の駅「やまくに」にて小休止)                         (日田街道を走ります) 


(日田市に入る伏木峠を越えていきます)               (道中に綺麗に花が咲いた木々が見られました)


(日田市豆田町 観光スポットか?多くの観光客がいました。写真は造り酒屋)      (豆田町にあったウナギ屋さんでウナギのせいろ蒸しをいただきました)

昼食後、国道212号を走って熊本県小国町を目指します。しかし、国道に入ると交通量が多いうえに道路の路肩が非常に狭く、抜かれてゆく車に
注意しながらペダルをまわしてゆきます。途中で国道のトンネルを避けるために杖立温泉への旧道に入ったところ、道が細いのに車が大量に入って
きて大渋滞に。何とか隙間をぬってハンドルを進めていくと温泉街の中央に流れる杖立川にものすごい量の鯉のぼりが泳いでいました。どうやら
大渋滞の原因は鯉のぼり目当てだったようです。



(杖立温泉にて大量の鯉のぼりが泳ぎます。観光客で細い道は大渋滞)


小国町の道の駅で小休止後、最後の踏ん張りで外輪山山頂?まで目指します。小国町の市街をぬけたあたりで国道から県道(通称:そば街道)
に入ります。車幅一車線分の道幅ですが、快適な林間コースで途中蕎麦屋さんが数件営業していてなかなか良い雰囲気でした。そば街道がピーク
になったところで突然、林間コースからあたりが開けた牧草地帯に変わりました。いよいよ阿蘇が近づいてきたことでワクワクします。
最後の最後で足が攣ってしまい情けない思いをしましたが、その後も何とか大観峰まで登り、阿蘇市街を一望し、その後はカルデラ内にある
内牧温泉まで一気に駆け抜けました。



(林の小道から突然牧草地帯へ、阿蘇が近いことがわかる)                (阿蘇外輪山の大観峰から阿蘇市を一望する)




5月3日(金)



早朝ライド  ミルクロード(阿蘇外輪山)→「ラピュタの道」→内牧温泉  32km


昨日の疲れも残ったまま朝4時半起床。宿屋従業員おすすめの外輪山早朝ライドに出かけます。朝からガスった状態は外輪山では雲海の
期待が高まります。宿屋出発時の走行者は3人、K氏と自分は軟弱にも外輪山まで車で運んでもらいます。外輪山のミルクロードでは5人で
走り出します。期待通り、カルデラ内は雲海で隠れ、阿蘇山が頭を突き出しています。途中「ラピュタの道」と呼ばれる外輪山から突き出た
小山を巻き込むように作られた道を見に行きました。残念ながら先の熊本震災で道路は崩れ通行止めの状態になっていました。その後も
軽快に走り続け朝食前に宿屋に戻ってこれました。



(朝5時に宿屋を3人が出発)                               (外輪山を走るミルクロードから5人でスタート)


(ミルクロード沿いにある通称「ラピュタの道」。眼下の阿蘇市は雲海に沈み、奥には阿蘇山が見える。熊本の震災で現在は通行止め)

9時からの朝食でエネルギーをしっかり充電して10時半阿蘇ライドに出発です。



朝食後の阿蘇山ライド 内牧温泉→立野→南阿蘇村→草千里→阿蘇神社→内牧温泉
 63km



阿蘇登坂路は当初北側から目指す案でしたが、宿屋の従業員の方からのアドバイスで交通量の少ない南側から登ることにしました。
教えていただいた南側に行く道も良いコースで楽しんで走れました。南側からの登坂道は各自マイペースで上ります。自分は一番遅い
ので、最初から無理せず軽めのギヤでゆっくりと進みます。今までこのコースは2回自転車で下った経験がありましたが、急こう配の
イメージがあったのでとにかくあせらないように進みました。途中では眼下に南阿蘇村の風景や牧場などを眺めながら徐々に高度を
上げていき何とか火口口まで登り切ることができました。


(景色の良い県道を軽快に走ります)                           (阿蘇山を南側から登り始めます。眼下は南阿蘇村) 


 (登りの途中に広々とした牧場がありました)                     (火の山トンネル、ここをぬけると火口口まであと少し)


(火口口まで上がってきました。噴煙がよく見えます)

阿蘇山火口は先日の噴火により立ち入り禁止なので、集合場所の草千里に向かいます。草千里集合後、昼食は下山後の阿蘇神社で
とりましょう、ということで人込みから退散して下山します。阿蘇神社は門前町がしっかりとしていてまずまずの賑わいでした。そこにあった
和食屋で遅い昼食をいただき、ゆっくり門前町を楽しんでから内牧温泉の宿に戻りました。


(阿蘇山 火口口にある「草千里」)                              (阿蘇神社の参道で遅い昼食)


(昼食後、熊本震災の被害にあった阿蘇神社を参拝。楼門・拝殿は修復のため更地になっていました)




5月4日(土)



内牧温泉→小嵐山→瀬ノ本高原→牧ノ戸峠→湯布院  76km



本日がサイクリング最終日、2日間お世話になった宿屋「蘇山郷」を出発します。従業員で阿蘇周辺の自転車コースを紹介するブログ
解説されているコルナゴ部長様には昨日のコースと本日のコースのアドバイスを受けました。やはり地元の方ですので他県から来た
者ではわからない自転車に適したコースを教えていただくことができました。

  
(2日間お世話になった宿屋「蘇山郷」)                               (劇場版あにめ「弱虫ペダル」の主人公の高校が宿泊した宿屋)


(出発前に)

さて、本日もコルナゴ部長様に教えていただいた小嵐山から外輪山を登坂するコースをたどります。一般車両があまり入らない道ですので
けっこう勾配がきついところもありましたが、上り切った場所からの風景は素晴らしく、自分たちだけがその場所にいる占有感がたまりません
でした。



(小嵐山から外輪山を上ります)



阿蘇外輪山に一部 小嵐山 からの風景 噴煙をあげる阿蘇山を望む)


(みなさんが思い思いの撮影大会)


その後のコースは「ミルクロード」から「やまなみハイウェイ」に入り牧ノ戸峠を目指します。瀬ノ本から峠までは各自走行、自分は峠手前で後輪の
タイヤサイドを切ってしまいバースト。とりあえず、カットしたタイヤの応急処置とパンクを直し峠に到着。峠にてカットしたタイヤに補修パッチをあてて
とりあえず走れる状態に、あ〜あ、せっかくこのツーリングのためにタイヤを新調したばっかりなのに・・・。
牧ノ戸峠からは湯布院まで一気に下り、湯布院にて今回の九州遠征を終了しました。


(やまなみハイウェイ 牧ノ戸峠に登る坂道から眼下に瀬ノ本高原、奥には阿蘇山を望む)            (牧ノ戸峠でサイドカットしたタイヤの補修)



(牧ノ戸峠)


帰りはフェリーが予約できなかったので、湯布院から別府に車にて移動。
夕食は別府の街を散策しながらツーリング最後の夜をねぎらいました。



(別府の街で最後の夕食)



5月5日(日)


別府を8時に車にて出発、高速を使い850km、大した渋滞もなく、無事にみなさん帰宅することができました。



(2019.5.6 記述)



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