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ベガ〜カトゥーンバ
 
12月24日(水)
 
  昨晩、夕食後散策したべガの街を出発。昨日の散策のときに不動産屋を
見つけました。この街の中古の家などが写真入で紹介されていました。
なかでも牧草地付きの一軒家が約2000万円ほどの値段が付けられてい
ました。べガの街は周りを小高い山で囲まれたところで山も美しく街もこじ
んまりとしていて私はいっぺんで好きになりました。その後の道中でしばらく
の間、ね〜2000万円貯めてべガで酪農しようよ〜とくだらないことをいっ
ていました。でも奥さんの返事は「私は日本がいい!だって英語が話せない
し、実家にすぐに帰れないもん!」だって。
  べガから1時間北上したナローマの街に到着。海岸沿の街でオーストラリア
人の観光地みたいで大勢の観光客が海辺で楽しんでいる。なるほど海はきれ
いだし丘の上から見える山と海のコンビネーションは最高である。海の好きな
奥さんは「べガよりもナローマのほうがずっといい。」という。でも私はちょっと
垢抜けたこの街よりべガのほうがずっといい
  ナローマの街ではレイク・エントランスの失敗を教訓にガソリンの給油を初
めて一人でやることに成功。無事給油を済ませると店内のレジにいき代金を
支払いました。
(ガソリンの給油に成功!!ナローマにて)
  ナローマからさらに1時間ペブリビーチに着く。ルート1から離れ5Kmほど
いった海岸だ。道はいきなりダートコースになり対向車がくると砂煙が前を
見えなくしてしまう。なぜこんな所に寄り道したかと言うとガイドブックにこの
ビーチには野生のカンガルーがいると記載されていたのでオーストラリアの
動物フリークになってしまった私たちはよしいってみようとなったわけである。
ここぺブリビーチではガイドのとうり、野生のカンガルーが芝生の草をのんび
り食べてくつろいでいた。しかしそれよりもあまり人気の無い青い海岸のほう
が非常によかった。
(ペブリビーチの海岸で)
  ブリビーチで昼になった。今日はゆっくりとしてられない。今日中に
カトゥーンバの街まで走りたい。距離にしてまで400Km近くあるので頑張
らねば。しかし異常事態発生!!旅の大事な足のファルコンの非常警告
ランプの一つが点灯した。メッセージは英語で書いてあるのでよくわから
ない。故障の原因は先ほどのダートコースのようだ。さっきまでのパラダ
イス気分が一気に緊張にかわる。幸い車は何事なく走行できるようだ。
これならば今日の目的地のカトゥーンバまでいって車の修理工場を探そう
と決断する。ウロンゴンの街を越えしばらくしたところでルート1からルート
69に進路かえるカトゥーンバに向かうショートカットコースだ。無事5時ごろ
シドニー近郊にあるスリーシスターズで有名なカトゥーンバの街に入る。
  早速カトゥーンバの街の修理部門のあるガソリンスタンドに飛び込む。
車がトラぶったから見てほしい。そう頼むと、「もう5時だから営業時間は
終わりだよ。とつらい返事。さらに追い討ちをかけるように「明日・明後日
は祝日(クリスマス・ボクシングデー)だよ。」という。さあ頭の中はパニック
だ!もう一度見てくれないか」と頼むがだめだ」と悲しい返事だった。
(本日の宿、カトゥーンバタウンセンターホテル  中央の車はファルコン)
  気を落ち着かせるためにまずは本日の宿を捜すことにした。幸いガソリン
スタンドの前に合ったタウンセンターホテルにチェックインできた。荷物を
部屋に置くと同時に車の修理方法を考える。車に乗り込み自動車電話から
オーストラリアのハーツ(レンタカー屋)の相談センターに電話をかける。
はじめ応対した人が英語しか話せなったが、幸いスタッフに日本語を話せる
人がいたので、現在の状況を話す。結論は次のようだ。「カトゥーンバの街
から50Kmほどシドニーに戻ったペンリッチという街にハーツの営業所がある
そこなら対応できるかもしれないからいってくれ。ただし営業時間は7時まで
で、明日・明後日は祝日で休みだよ。」現在時刻は6時だ。奥さんをすぐに
助手席に乗せて大急ぎで山道を下って一路ペンリッチにむかう。市街には
6時40分ごろ入ったが営業所の場所がすぐに分からず再びパニくる。もう一度
ハーツに電話するが頼みの綱の日本語を話せる人が帰ってしまって会話が
できず意思疎通ができず最後は向こう側から電話を切られてしまった。落ち
着いて考え、近くのガソリンスタンドで道を尋ねようやく営業所を見つけたとき
は7時15分で無情にもすでに閉店していた。
  気持ちは最高にブルーな状態でカトゥーンバの街に9時ごろ帰る。ペンリッチ
の街で買ったケンタッキーのジンジャーバーガーが辛くて一つしか食べられ
なかったのと100ドルも払った部屋が昨日までの部屋よりも狭いことに気分は
最低の状態だった。おまけに雨まで降ってきた。
  あ〜あこの先どうなるのだろう。
 
本日の宿             カトゥーンバ タウン センター ホテル  8号室
本日の走行距離     620Km
総走行距離       1,424Km
 
 

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