名古屋空港発稚内行き


 初めての県営名古屋空港。前の空港ビルがどのように利用されているのか興味深かった。

 国内線だけなので、ビルは一つになり、空港ビルの中もずいぶんすっきりしている。
 入り口を入ると正面にFDAのカウンターが目に入った。いや、それしかないといった感じだった。

 セキュリティーチェックを受けて待合室に入ると、ガラス窓の向こうに駐機場があった。小型の紫色の飛行機が花巻空港から到着したところだった。
 出発時刻の10分ほど前に、搭乗手続きが始まった。屋根付きの通路を進み、チェックを受けて外に出てから、歩いて飛行機に乗り込むのだった。

 県営名古屋空港もFDAも初めての利用で、興味深かった。
  機内に入ると、シートの頭部には、機体と同じ色のカバーがかけてあり、2席2列のシートがさわやかな感じだった。天井もけっこう高い。

 機内サービスは、ドリンクにゆうちいもの餡を使ったパイだった。なかなか気が利いている。
   
      初めての稚内空港。小さいけれどもすっきりしたつくりだった。

 今回利用したのはチャーター便だったが、FDAの機体も、空港のビルも、親しみが感じられた。

 バスに乗ると、はじめにドライバーさんの挨拶があり、続いて今回の添乗員さんの挨拶が。札幌から5時間以上かけて稚内まで来たのだとか。

 続いてガイドさん。話はこなれていて、飽きさせない話し方だった。この日の観光は、宗谷岬を訪ねるのがすべてだった。
 宗谷岬に向かう途中で、日本最北端の宗谷灯台が見えた。

 バスを降りて、そこの寒さにびっくり。けっこう風がある。上着なしではがまんできない。それでも、寒くない方なのだそうだ。

 宗谷岬のモニュメントでは、記念写真を撮る列ができていた。
 その左横には、樺太探検に出た間宮林蔵の像があった。

 林蔵像の反対側には、宗谷岬の歌碑があった。ボタンを押すと、「流氷溶けて…」と、懐かしい歌が流れてくるのだった。

 駐車場にはドライブインがあって、正面には、宗谷岬 日本最北端 北緯45度31分14秒 そして、気温14.7℃の表示もあった。
 ドライブインには「日本最北端到着証明書」が売られていたが、今回の旅行には、この証明書もついていた。

 さすが最北端の街、宗谷岬から宿に向かう途中の道路標示には、日本語のほかに、ローマ字、ロシア語の表記もあった。ガイドさんはこういうところをていねいに話してくれた。
 稚内の宿はビジネスホテルのようなところと言われていた。

 ということで、そんなに期待はしていなかったのだけれど、けっこう感じの良いところだった。

 
 確かに、部屋のつくりはシンプルだった。

 北緯45度。日暮れは遅かった。
    夕食の席に着いてびっくり。刺身はあるは、肉のしゃぶしゃぶはあるは、ホッケが丸々あるは…。とても食べきれない程だった。

 風呂も温泉だった。

 翌朝は、船に間に合わせるために朝の5時だった。外はすでに日はのぼり、すっかり明るくなっていた。

 
 
  朝食も立派だった。大きなビンに入った牛乳置いてあって、自由に飲めた。最後にホットコーヒーまでサービスされた。

 そうそう、すぐ近くにコンビニまであって、至れり尽くせりだった。

   
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