このタイトルには、ふたつの意味がある。 そのひとつは、エフェソス遺跡のスケールの大きさである。 そして、もうひとつは、何と自分のデジカメが使用不能となったことだ。 ![]() わたしにとってデジカメは、なくてはならないものだった。 この先、写真に頼らない旅行になるのだ。 もっとも、連れ合いはいるわけだから、写真に撮りたいところがあれば、付き添っていなければいけないというこ とになるのだった。 |
最初に訪れたのは、アルテミス神殿跡。柱一本が再現されていて、それがかえってもの思わせぶりだ。 その次に、考古学博物館へ行った。エフェス遺跡から発掘されたものが並べられているて、なかなか見応えがある。 そして、マリアの家へ行って、 最後にエフェス遺跡の見学をした。 マリアの家は、遺跡から少し離れた山の中にある。坂道をバスで上り下りするときに見える遺跡の全景から、そのスケールの偉大さを知ることができた。 |
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アルテミス神殿 |
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エフェス考古学博物館 |
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マリアの家 |
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エフェス遺跡 |
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シリンジェ村 |
アルテミス神殿 | |
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豊穣の女神アルミテスの神殿跡。 バスを降りると、「安いよ」「絵はがき、1ドル」と日本語で語りかけてくる。そんなしつこい物売りとささやかな遺跡後はミスマッチだ。 高さ19m、直径1.2mの柱が127本もあったという壮大な神殿は、世界の7不思議のひとつと称されたとか。その内の1本だけが再現されている。 |
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マリアの家 | |
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聖母マリア文化公園の入場券」 THE VIRGIN MARY'S CULTURAL PARK 11YTL(11トルコリラ) 「聖母マリアの家は入場無料ですが、水,電気,道路の清掃費およびマリアの家と周辺の公園の維持保全費として使わせていただきます。」といったことが印刷されている。 |
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マリアの家までは、遺跡から7km。バスは、エフェスの遺跡の前を通って、山道をどんどん登っていった。峠を越して少し下りかけたところに駐車場があり、上ってきた狭い道からは想像もできないような人がいた。 マリアの家に行く途中に、いろいろな国の言葉で説明された表示があり、その中には日本語のものもあった。 |
マリアの家は、かわいらしいものだった。たくさんの人が並んでいたが、せっかく来たのだからと、中へはいることにした。 中では、大きな声を出すことも撮影も制止されていたキリスト教の信者はマリア像の前で手を合わせていたが我々は雰囲気を感じながら、静かに通り抜けた。 |
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堂を出てから振り返ると、またまたたくさんの人が中へ入ろうと列をなしていた。 |
堂のすぐ下のあたりに聖水出るところがあった。この水を飲むといいことがあるようだ。 京都の清水寺を思い出す。 |
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これもまた日本のおみくじを思い出させる。網のようなところに、紙や布を巻いておくと願いが叶うというのだ。 はるばるここまで来たのだから、願いを受け止めて欲しいというという巡礼者の思いに答えるものだろうか。 |
マリアの家の横には郵便局がある。ここでは、特別なスタンプを押してくれる。 里の親にと書いておいた絵はがきを差し出すと、目の前で切手を貼って、マリアの家のスタンプを押してくれた。 |
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