[JNCC(爺ヶ岳)1]('13/1.26)
 

今日(1/26)は、土曜日。
もう知っている人も多いと思いますが、
ショウゴと小さな時から一緒に走っていたヨッシーがケガをしました。
http://blog.livedoor.jp/iketyan/archives/1605789.html

全日本モトクロスの最終戦で「怪我をしました」という看板があったのでちょっと心配していましたが、
ヨッシーは今までも何度も怪我をしていて、その都度這い上がってきた不死身の男です。
(ヨッシーがまだ85ccに乗っていた頃に、ヨッシーの父ちゃんに書いて貰った文章が、
この「父ちゃんのひとりごと」(77)もっとくろうするぞ にもあります

今回の怪我は手強そうですが、中部のみんなや全国のヨッシーファンは、あの笑顔を持っているからな。
フィギュアスケートの安藤美姫が笑うたびに
今のようなごついヨッシーになる前(NA時代頃まで)の笑顔を思い出すぞ。
(中部では、ヨッシーと安藤美姫が似ているという話は有名だ)

ちなみにユウタ(池谷優太)は、テニスの錦織圭、タカシ(岡野聖)は、ジャニーズの手越祐也に、
トッチ(富田俊樹)は、痩せたハクション大魔王に似ているぞ。
リョウスケ(榎田諒介)も誰かに似ている気がするが思い出せない・・
(お時間のある方は、調べてみてください)

モトクロスランド多度や中部選でショウゴがみんなと一緒に走っていた頃が懐かしいぜ。
(65ccに乗っていたほんの一時期は、ショウゴの方が速かった時もあるんだ・・
あれがショウゴのピークだった・・)

ついこの前のような気がするが、みんなは、さっさとIAになって活躍し、
残されたショウゴは、ついに心が折れてエンデューロ(JNCC)にいくようだ。
ついでに父ちゃんも心が折れてエンデューロに戻るぜ。
といっても二人ともまだまだもがきながらモトクロスもやりますよ。

ヨッシーは、こんなためにもならない父ちゃんのブログを読んでいてくれたそうだから、
おバカな一家が、繰り広げるおバカな話題で少しでも笑ってくれると嬉しいぞ。

ということで
JNCC(SUGO:10/7)の二週間後、全日本モトクロス最終戦がスポーツランドSUGOであった。
父ちゃんたちにとって今シーズン4戦目の全日本。
二人とも良いところまではいくのだが、今までの予選通過はなし。
ショウゴに至っては、身も心もすでにエンデューロだが、
今シーズン最後の全日本に燃えていた。
(父ちゃんは、エントリーなし)

しかし、結果は兄弟そろって予選落ち。
土曜日の夜、三人で露天風呂に入って仙台の月を見ているとタカがつぶやく。
俺たちは、負け犬だ・・・
隣にいるショウゴも黙って頷く。
タカが続ける。
こんな負け犬には、晩ご飯だってコンビニ弁当がお似合いだ!

「なに言ってんだ、タイムは二人とも出ていたじゃないか、
後は、スタートと当たり負けさえしなけりゃ予選突破だぜ!」と父ちゃん。
それまで黙って聞いていたショウゴが
タイムなんていくら出てもダメだ、予選を通らなければ意味はないんだ・・
と吐き捨てる。

月を見ながら沈黙が続く。
確かこんな会話が全日本近畿ラウンド(名阪)の後にもあった気が・・
いやいや全日本のたびにあった気がする・・。

こんな時は、父ちゃんが気勢を上げる。
よ~し、今日はモツ鍋だ~!
食って食って食いまくって、明日はいつものように応援じゃ~~~!


といういつもの「お決まり」になり、
結局父ちゃん一家は、今年も予選を通過することが出来ずに終わった。
でも、大きな怪我もせずに一年間やってこられたから「よし!」とするか。

そして、全日本モトクロス最終戦の二週間後は、今シーズン最後のレースJNCCのジジガタケだ!
(本当は、爺ヶ岳:じいがたけ)

子どもたちには、尊敬の念を込めて「じぃさま」と呼ばれている父ちゃん。
ジジガタケが俺を呼んでるぜ!と今回は鼻息が荒い。

会場である爺ガ岳スキー場を地図で調べれば標高が1500mと書いてある。
(実際の特設会場は標高 900〜1200m
ということでした)

この11月の時期に標高1500mでレースするってどういうこと?
雪とか降らないの?
ショウゴの’10CRF250は、インジェクションだから何とかなるが、
父ちゃんの’06CRF250は、キャブだからどうすんの?
平地でさえエンジンの掛かりが悪い’06CRF、
エンデューロなので練習走行もない、どうやってセッティング出すの?

だいたい、標高1500mのスキー場にどうやって行けばいいの?
回りにコンビニとかガソリンスタンドってあるの?
バイクのレースをするくらいだからきっと山奥の秘境のようなところだろう。

ということでレースに向かう金曜日の夜に近所のコンビニで山のように食料を買う。
コンビニの店長が「今日は、またたくさん買うね、今回はよほど遠いところのレースなの?」と聞く。
「ええ、ジジガタケっていう山奥の秘境までショウゴと二人で行くんですよ
遭難してもいいようにチェコレートやお菓子もたくさん持っていきますよ」と父ちゃん。
親子で遭難!なんてニュースにならないように祈ってるね」と笑顔で送り出してくれる。

最初は、ショウゴの運転のはずが「仕事で疲れているから・・」と先に寝てしまう役立たず。
仕方がないのでひたすら父ちゃんが運転をするが、ボ~としていて道に迷う。

気づけば、どこかの山奥。

行けども行けども曲がりくねった山道が続く。
車のナビは壊れているので、iPadを持ってきたが、電波が届かない。
方向だけは合っているようなので、ひたすらジジガカケに向かって進む。

こりゃ、ホントに親子で遭難か?」と半泣きになっているとやっとジジガタケに向かう幹線道路に出た。
ガソリンを満タンにして「待っていろよ、ジジガタケ!」と叫べば、
「あと2kmで爺ヶ岳スキー場」という看板が見える。
へ、こんな町の近くにあったの?秘境じゃなかったの??

結局、死んだように寝ていたショウゴは、一度も起きず、
死んだように疲れた父ちゃんは、明け方に何とかパドックに着いたのでした。

そして、いよいよ今シーズン最後のレースの始まり始まり~!
この模様は、次回に!!