Last Updated 30, Apr 2000.
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http://www.tcp-ip.or.jp/~shochan/linux/xhime-j.html
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xhime - 常駐姫ちゃん X Window System 版 -

私の 画面のスナップショットの右下を見てね。
xhime jumpping in my display

Xウィンドウ上でReturn キーを押すと 姫ちゃんが ike ike go go jump! します。
PC98 で開発された 常駐姫ちゃん rhime.exe (by MSP-Iris&まるち さん)を X11 に移植したものです。

その他のプラットフォーム:



# This document writen in japanese (ISO-2022-JP code).
-------------------------------------------------------------------------
タイトル   | xhime version 1.51 - Himechan for X Window System
           | (同梱 rh110.xhm - animation data for xhime)
作成者     | しょうちゃん (shochan@tcp-ip.or.jp)
オリジナル | "常駐姫ちゃん Ver1.10 for PC98" by MSP-Iris & まるち
動作環境   | X Window System
           | 確認例:
           |  FM-TOWNS II UG  Linux 1.2.0 / X11R6(XFree86) <RunRunLinux 第1版>
           |  SUN3, 4         SunOS 4.1.2 / X11R5
           |  Sun4            SunOS 5.x (Solaris 2.x)
           |  HP-9000         HP-UX 9.04
URL        | http://www.tcp-ip.or.jp/~shochan/linux/xhime-j.html
転載関係   | 連絡要  (Q2等, 著作権関係で制約のある場所は不可)
-------------------------------------------------------------------------
# $Header: /home/naka/xhime/xhime1.51/RCS/xhime-doc.euc,v 1.14 1998/09/08 16:09:40 naka Exp $

はじめに

本プログラム xhime は、X Window System 上でアニメーションを行うものです。 特定のキーに反応してアニメーションが変化します。 この version では、biff, audio 機能も追加しました。

xhime は、"常駐姫ちゃん for TOWNS" by Malor を見て感激した私が、 ぜひ X Window にも... ということで、作成したものです。
# 実は、オリジナルの98版が動いているのを見たことがない ^^;

というわけで、"常駐姫ちゃん" の仕様を参考にして作成していますが、 アニメーションデータファイルの指定が可能で汎用化されてます。 xhime 用として、常駐姫ちゃんデータを同梱しています。(^^)

アーカイブ内容

    Imakefile       imake ファイル
    Makefile.std    make ファイルのテンプレート
    rh110-doc.euc   "常駐姫ちゃん" のドキュメント        (日本語, euc-kanji)
    rh110.xhm       xhime用データ "常駐姫ちゃん"
    xhime-doc.euc   このドキュメント                     (日本語, euc-kanji)
    xhime-hed.euc   簡単な説明、転載用に利用してください (日本語, euc-kanji)
    xhime-man.euc   マニュアルページ                     (日本語, euc-kanji)
    xhime.c         C プログラム本体
    xhime.doc       ドキュメント                         (English)
    xhime.hed       簡単な説明、転載用に利用してください (English)
    xhime.man       マニュアルページ                     (English)

インストール方法

xmkmf が使えるなら、xmkmf してから make です。 うまく make できない時は、Imakefile を適当に変更してください。

xmkmf が使えないなら、cp Makefile.std Makefile してから、Makefile の X11INC, X11LIB, X11BIN, X11MAN などを適当に編集して、make です。

コンパイルがうまくできたら、make install でインストールします。 マニュアルページもインストールする場合は、make install.man を 実行してください。

日本語マニュアル xhime-euc.man を使用する場合は、各 OS で使われている 漢字コードに変換して xhime-j.1x などとして、日本語マニュアルページの ディレクトリに置いて使用してください。

例えば、Linux の Slackware+JE で jman を LANG=ja_JP.ujis で使用する場合
install -c -m 0444 xhime-man.euc /usr/X11R6/man/ja_JP.ujis/man1/xhime-j.1x
上記のようにインストールすると、 man xhime-j で参照できます。

コンパイル時の DEFINE:

以下は、コンパイルがうまくできない時などに、各自の環境にあわせて、 Imakefile (が使えない人は Makefile) で設定してください。
      SHAPE         : shape extension を使用する
                      X11R4 などで、使えない場合は外します。
      XSYSV_SIG     : signal() が System V 仕様ならセット
                      (例: IRIX, SunOS 5.x, Linux 等)
      NO_SIGACTION  : sigaction() を使用しない
                      sigaction() がない OS のとき、セットします。
      XHIMEDAT_PATH : データファイルの検索ディレクトリの初期値
                      (例: /usr/X11R6/lib/X11/xhime )

使用方法

        xhime [<options>] [<filename.xhm>]
ファイル名には、アニメーションデータを指定します。 省略するとデフォルトとして、rh110.xhm (常駐姫ちゃん) を探します。 - をファイル名に指定した場合には、標準入力を使います。
     options are:
        -help              使用方法を表示して終了
        -display <host:n>  X サーバ名を指定 (デフォルト: 環境変数 DISPLAY)
        -geometry <+X+Y>   ジオメトリを指定 (デフォルト: マウスカーソル位置)
        -key <keyname>     反応するキーの keysym 名を指定 (デフォルト: Return)
        -nokey             キーに反応しない (デフォルト: 反応する)
        -noshape           shape extension を未使用 (デフォルト: 使用)
        -bg <color>        背景色を指定 (デフォルト: black)
                             -noshape の時に意味があります。
        [ -N | -B | -D ]   描画色をノーマル,明るめ,暗めにセット(デフォルト: -N)
        -<state>           反応時に遷移する状態を数字で指定 (デフォルト: -1)
                           この数字は、アニメーションの version に対応
        -use_wm            ウィンドウマネージャを使用する (デフォルト: 未使用)
        -audio <audiofile> 反応時に鳴らす audioファイルを指定
         [-audev <dev>| -aucmd <cmd>]
                            audio デバイス(デフォルト: /dev/audio) か、
                            audio ファイルを再生するコマンドを指定します。
         -showaudio         -aucmd showaudio の指定と同じ
        -biff              biff 機能を使用
         -file <mailfile>   チェックするメイルファイルを指定
                            (デフォルト: 環境変数 MAIL があれば、それを
                                      無ければ /usr/spool/mail/ユーザ名)
         -update <sec>      メイルのチェック間隔指定 (デフォルト: 30秒)
         -nobell            biff でベルを鳴らしません (デフォルト: 鳴る)
マウスの左ボタンで移動ができます。右ボタンで終了します。 中央のボタンを押すと、表示ウィンドウを一番上に(Raise)します。 デフォルトでは Return キーに反応してアニメーションが変化します。

環境変数

    DISPLAY  デフォルトで使用する Xサーバ名(host:n)を指定します
    XHIMEDAT データファイルの検索ディレクトリを指定します。
    MAIL     デフォルトのメイルファイルを指定します。

バグフィックス

キーを押したイベントを検出するのに、裏技的手法を用いており、 旧 version では、xterm, kterm, mule 内にマウスカーソルがある時は、 そのウィンドウ内でイベントが拾えず、うまく反応しませんでした。 この versionでは、子ウィンドウからもイベントを一部拾うようにしたので、 ちゃんと反応すると思います。

System V 上で長期に渡って動作させた場合に、終了してしまうという報告が ありました。もともと System Vの signal() にはイロイロ問題がありますので 今回 sigaction() を使用するようにしてみました。

同じ keysym 名のキーが複数あると、キー判別に失敗することがありました。 スキャンした keycode を keysym に変換して判別するようにしました。

作者の戯言

本プログラムは... ほとんどのマシンで動作するように、portability を優先し、 classic C style で記述してあります。yac 等のパーサも使ってないです(^^; うにっくすソフトは、何事にも simple is best と常々思っているからです。

でも今は... Windows版(Whime by ばんぶー氏) を見て思ったんですが... メニューとか付けた Windowsソフトみたいなのがいいのかなぁ? ↑便利ですけどね(^^; いずれにせよ、今後も portability 優先で作るつもりです。

謝辞

オリジナルの rhime.exe 98版の作者である MSP-Iris & まるちさんから、ソース とデータを提供していただきました。この場を借りて、お二人に感謝いたします。 TOWNS版の作者 Malorさんにも感謝です。rhime_fm.exe が無ければ常駐姫ちゃん に出逢えなかったでしょう。xhime1.0 で連絡役をしてくれた しおさん に感謝。 それから、HR-CDROM HomeParty(NIFTY-Serve)、姫ちゃんML でコメントや バグリポートを送ってくれた方 にも感謝(^_^;

xhime1.5 で biff, audio 機能を追加する際には、Jason Chien-hung Chenさん による xhime1.0-biff パッチを参考にさせていただきました。また、英文マニ ュアル の英語をチェックしていただきました。

著作権

本プログラムの著作権は作者である しょうちゃん(shochan@tcp-ip.or.jp) が保有します。仕様原案はオリジナルの作者である MSP-Iris さんによります。

Copyright (C) 1994-1996,1998 `Shochan' Shoichi-NAKAYAMA

Copyright (C) 1994 MSP-Iris(ORIGINAL:`rhime.exe for PC98')

(同梱のデータ *.xhm については、そのドキュメントを参照)

配布条件

常駐姫ちゃんの配布条件と同様です。以下に引用いたします(__)
    -- rhime.lzh/readme.doc  MSP-Iris & まるち さん writes:
    > 再配布につきましては、「姫ちゃんのリボン」が好きである方が行うのであ
    >れば、これを妨げません。ただし再配布に際して、実費をはるかに越える金銭
    >授受、および公序良俗に反する行為が伴う場合は、これを禁じます。また、ア
    >ーカイブの内容に変更、追加、削除があるものも再配布禁止です。必ずオリジ
    >ナルアーカイブで行って下さい。
なお、転載の時は、連絡くださいませ。

無保証

本プログラムを使用することにより、如何なる損害が生じても、作者は責任を 負いません。各自の責任でプログラムを使用してください。バグがあっても、 作者に修正する義務はありません。 ただし、作者が対応可能な範囲で時間に余裕があれば修正できるかもしれません。 ご意見やご感想や、改良 patch 等 は歓迎いたします。

Xhime のダウンロード

ソース アーカイブ

xhime151.tgz(31,601 bytes)
[MD5: 8bf4e661ff7797daeee5629563fbbcc3]
インストール方法:
Cコンパイラ, make などが必要です。 上記ドキュメントを参照

バイナリパッケージ for Slackware Linux

xhime151-linux-bin.tgz(30,520 bytes): Slackware (Linux 2.0.30, i386, libc 5.3.12, ELF)
[MD5: 57a835c4ea8a5e11e919d17017f16d10]
インストール方法:
bash# whoami
root
bash# cd /var/tmp;
bash# ls xhime151-linux-bin.tgz
xhime151-linux-bin.tgz
bash# /sbin/pkgtool
/var/tmp などに xhime151-linux-bin.tgz を置き、 そこにカレントディレクトリを移して、 root ユーザで /sbin/pkgtool を実行して [Current]メニューで インストールを行ないます。

バイナリパッケージ for Red Hat Linux

JRPM (non-commercial-use-only) 'JRPM60': xhime-1.51-2JRPM60.i386 RPM
xhime-1.51-2JRPM60.i386.rpm(34,946 bytes) Red Hat 6.0 (i386, glibc 2.x, ELF)
Packager:kazu@linux.or.jp さん
インストール方法:
bash# rpm --install xhime-1.51-2JRPM60.i386.rpm
root ユーザになって、 rpm コマンドの install オプションでインストールを行ないます。
JRPM (Linux Japanese RPM Project)の 詳細はこちらを見てください。

FreeBSD Packages

FreeBSD 2.2-stable Packages: Games / xhime-1.51 FreeBSD package: xhime-1.51.tgz (34,540 bytes) Maintained by: flathill@flathill.gr.jp さん

FreeBSD Ports

FreeBSD Ports: Games / xhime-1.51 FreeBSD port: xhime.tar (9,728 bytes) Maintained by: flathill@flathill.gr.jp さん
インストール方法:
xhime-1.51 の port(xhime.tar) をダウンロードして展開し、 port ディレクトリで make します。 make すると、オリジナルソースを FreeBSD用に修正して、コンパイルされます。
make が成功したら make install でインストールします。
FreeBSD Ports についての詳細はこちらを見てください。

ダウンロード方法:

ダウンロードする際に、画面にゴミのような文字が表示される場合は、 ブラウザでダウンロードを実行してください。
例えば Netscape なら、「Shift + マウスの左ボタン」でダウンロードできます。

更新履歴

30, Apr 2000
JRPM のリンク修正

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