2002年7月17日(水) 針ノ木岳  単独 小雨  無風

ネット上の天気予報では大町市も芦安村も穂高町も水曜だけ晴になっており、しかも道路は異常ないので扇沢へ行くことにした。他の広河原方面も中房温泉も導入道路が台風で封鎖中。

豊科インターからはオリンピック道路が出来ており一気に大町まで着いてしまう。真っ暗で駐車場がよく分からなかったので下の未舗装の市営駐車場に置き仮眠、私一台だけなのでやはり台風中にくる馬鹿は私だけだなと反省した。

明るくなったので扇沢の駅の方へ移動したら、何のことはないちゃんと駐車場があり十数台の車がすでに駐車されていた。当然反省など直ぐ忘れた。

曇ってはいるが明るいので身支度を開始し朝食をすませ5時14分に出発しようとしたところ雨が軽く降りだした。

車に入って少しすると本格的に振り始めやがて光るものがはしり遠くで厭な音が鳴りだした。諦めて再び仮眠に入るも凄まじい本格的な山の雷は車を振動し眠気を妨げた。

すでに2時間の狂いがあるので山頂までは無理かもしれないとは思うけど7時頃小康状態になったので出発。

大沢小屋までの各沢筋は増水しており渡るにちょっと躊躇した。小屋を過ぎ雪渓に入りアイゼンを着け終わった時、問題が起きた。
今回は懐かしさもあり当時のリュックを使用していた。サイドの取っ手を持って持ち上げようとしたらサイドがとれてしまった。おまけに生地もとれてしまった。それでもアイゼンバンドを横締めして登りだした。簡易アイゼンのひっかかりもよく快適に歩けた。そしてついに登り1時間の岩のところで休憩し、リュックのベルトを締め上げたところ今度は留め金と一緒に底が抜け裂けててしまった。おまけにここで雨が再び降りだした。まだ稜線まではキツイ登りが残ってるし、万一架継ぎ手が切れたらシャレにならないので下山することにした。残ったアイゼンバンドで縦に締めつけはれ物を触るような感じで担ぎ下山を開始。散々な登山となってしまった。
面白いもので、数時間しか違わないのに登りに苦労した沢は水量が一気に減っていた。

帰路は高速費用が高い(豊川〜豊科6150円、豊科〜飯田2800円)ので飯田から151を走ってみたけど2時間30分くらいで着いた。眠気と体力が持ちそうなら次回も下から行くか?


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