2004年日帰り登山 from 豊橋

2004年4月 7日(水)山伏 2013,7m  単独 快晴  無風 

登山口

白根三山から始まり間ノ岳で分岐した一方の尾根伝い最後2000m峰。安倍川流域の山では横綱級の人気度を誇る山だそうだ。その一方で隣の大谷崩れに代表される安倍川源流で山の崩壊が進行してる山域でもある。山頂は安倍川、大井川の分水嶺で北方は富士川とも分け静岡市内から一気に行ける2000m峰を近場に持つ静岡市民が羨ましくも思える。
場所は静岡IC真北梅ケ島温泉手前新田の村から左折して別荘手前から林道に入る。熊注意、林道工事案内等看板は立ち乱れていて山伏西日影沢と言う看板を見落としそうだ。(先週妻と下見に来たときは見落とした)
未舗装の林道を行くと登山者用の駐車場が用意してある(10台前後かな)30m程先の沢を渡ったところに(林道通行止めゲート手前)登山口の看板があり、ワサビ運搬用のレールに沿って登る。少し登ると対岸にワサビ畑が見えレールが左右に別れる。その先を下ったとこで川床に下り対岸に渡る。
再度沢を渡り登って行くと大岩があり、ワサビ小屋と蓬峠(山伏)の看板がある。その先にベンチもある。

再度ワサビ畑の横を登って行くといよいよ蓬峠への急な登りが始まる。崩壊中の斜面を急登しながらつめていくと最後の水場に出る。これでやっと沢の音とも分かれ枯れ笹の急登を繰り返すとまもなく蓬峠、1470mとなる。やっと視界が開け明るくなったのでベンチに越しかけて大谷崩れの展望を楽しむ。
ココからは尾根に沿って急登続くが登山道は良く整備されており歩きやすいので気持ちの良いリズムで登って行ける。途中丁度良い見晴しの付近にベンチが置いたビューポイントもある。崩れていく大地には常時目を配り危険回避の整備を行ってるが余計な手は入れず目立つような派手な看板もないのが非常に良い。
1800m辺りから残雪が残っているけど別にアイゼンを付ける程ではないのでそのまま登り尾根を登りきるとなだらかな雪原が広がり緩い登りを行くと牛首峠との分岐点に出る。
くさりかかった雪面を登って行くと小高い丘の上に山頂らしき看板が見えだし同時に登りが無くなり山頂に到着。
無風で明るい広々とした雪原、季節なら笹林と花畑と広い展望で人気の場所と想像できる。昔歩いた上州国境堺の山々、谷川連峰から巻機山の山陵を思い出した。
遠く南アの聖、赤石岳が真白く輝きたった一人の至福の一時を演出する。
始めての山域で雪原が続いて体力消耗するので大谷への縦走は止めて来た道を引返すことにした。静かな山頂を後にして雪道の下山を開始、分岐から雪原を過ぎ尾根のピークから小気味よく下る。
面倒な箇所は固定ロープに捕まって一気に駆け降りた。雪面の始まる付近で登ってくる一組1700m辺りで単独に出合った。蓬峠で暑い陽射しを浴びて沢への下降に向けて少し休んだ。

下りだすと登りの感じとは異なり短時間で要所要所を通過し気付くと林道に出て終わってしまった。

豊橋からはちょっと時間がかかるけど、豊根の山に行くと思えば差はないので今後も利用させてもらうことにしよう。

行動時間は持って行った時計の調子が悪くてタイムが正確でなかったので、GPSの記録時計から参照した。

7:31 西日影沢駐車場
8:45 最後の水場
9:03 蓮峠
10:22 尾根の終わり
10:40 牛首峠分岐
10:52 山伏2013.7m 11:18

11:22 牛首峠分岐
11:30 尾根の終わり
11:38 残雪の開始地点
12:14 蓮峠 12:22
12:34 最後の水場
12:41 急登開始地点
13:18 西日影沢駐車場

牛首峠分岐
山頂



                
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