2006年日帰り登山 from 豊橋

2006年10月18日(水) 仙丈ヶ岳 3032.6m  単独 晴  涼しい  携帯可
戸台〜北沢峠〜小仙丈岳〜仙丈岳〜馬の背〜薮沢小屋〜大滝頭〜北沢峠〜戸台

戸台から北沢峠へ。主尾根コースを登り、馬の背、薮沢小屋を回って主コース下山。天気も良さそうだし、今年はまだ3000mへ日帰りしてないし、北は中途半端に積雪してるので初心者的な山だけど仙丈岳に行ってみることに。戸台方面から北沢峠には載ったことがないので実行。
欠点はバスが朝8時迄ないことだけ。帰りの最終は4時なので7時間の登山時間だ。甲斐駒は厳しいけど仙丈なら楽勝なので秋を楽しみに出発。
時間があるので自車内でしっかり睡眠。朝一といっても8時のバスで北沢峠へ。運転手が観光慣れして停車案内が続くため1時間チョイ過ぎに到着。即登山開始。
このコースは私だけ。7,8名は大平山荘で降り薮沢ヘ向かった。
汗が出るのに汗をかかない秋の快適な涼しさで単調に快調に登る。
このコースは合目表示があるので楽だ。五合目で陽焼け止めを塗り先に備えた。
振り返ると甲斐駒が白く雪を被ったように輝いていた。隣にはオベリスクを含む三山が続き久しぶりに天気のいい登山になった。
五合目で日焼け止めを塗るため休んだけど、その後の登頂的には小仙丈までは一気に行ける登りだ。
この登りの感じが女性的でもあるし、初心者コース的でもあるゆえんだ。

小仙丈ヶ岳で後から来た広河原からのバスの単独と会話。彼はこのあと正面の北沢山を越えて野呂川迄ヤブ漕ぎのバリエーションルートへ下って行った。(2ch的だと勇者だな)
百オタやジジババ団体登山やアルペン旅行登山等の迷惑登山を避けるためか、最近はアルプスでもバリエーションルートを楽しむようだ。
小仙丈から快適な尾根歩きを景色を楽しんだり馬の背小屋や足元の仙丈小屋をみながら1時間弱ほどで山頂に着く。ここにも小仙丈と同様真新しい標識が立っていた。ひょっとすると標識の古い甲斐駒にも立ってるかも知れない。
珍しく山頂には誰もいない。ノーテンキな状態でメールを入れ食事をとる。14℃は風はないけど徐々に冷えてくる。帰路の最終バスに向かってそろそろと下山を開始。
足元の仙丈小屋に向い下る、こっちから登ってくる時には高度差を一気に登るためしんどいけど下りに使うと呆気なく小屋を通過。
会釈をして馬の背へと向かう。途中朝のバスの薮沢コースからの登山者と出合う。

右上 馬の背小屋、上 大滝頭からの甲斐駒、右 小仙丈から30分先から仙丈ヶ岳

馬の背を過ぎ小屋到着。軽く追加の食事をし、薮沢ヘと下りる。薮沢より甲斐駒の姿を撮り、少し行くと薮沢小屋にでた。馬の背小屋同様既に営業は終ってる。
中に入って少し休憩、4時への時間調整。更に数分で元の五合目尾根に出合う、今日最後の登りの登山者と出合う。
少し会話を楽しんだ後、北沢峠へとスロースローで下りだす。
二合目まで下ってから、3時のバスに間に合いそうなので急遽走り出すも、最後の斜面を下ってる時に警笛とともにエンジン音は動いていってしまった。

バス停で間食をしながら待ってると、静かな山の中に突然石を踏み込む音と共に30名位の団体が突然現れ歓声と共に専用バスで消えて行った。
何だこいつらは。どうも静岡の観光会社が斡旋してるようだ。

   

右写真 縦走路から見下ろす仙丈小屋 

4時のバスで聞いたら、3時にはバス3台の団体もいたそうだ。間に合ってそんなのと遭遇しなくてよかった。

しかも明日も2台来るそうだ。紅葉は忙しいですね、とつい大人のお世辞を言ってしまった。

まぁ、私らが登山してる間の下の出来事だから構わないけど。
バスの運転手のガイドは帰りも続き、甲斐駒のことは地元では東駒と呼びます、と繰り返す。(仙流荘に置いてある長谷村のガイドブック集や絵葉書類を見ると全て東駒が岳となっており、伊那人のこだわりが徹底していた。因みに木曽駒を西駒と呼ぶそうだ。)

3名しか乗ってない静かなバスの振動でやがて眠ってしまい、気付いたら戸台の入口まできていた。ここで仙丈と最後のお別れ、ここからだと地理的に馬の背が左側に見えた。

仙流荘で風呂場に行くと先の団体が風呂場を占領しており最悪。

でも着替えてるうちに全員出ていったので静かな風呂を楽しむことができた。
気をつけないとこの山は季節ごとにこういった団体が来るようなので最悪の登山状態となる。

     右写真 馬の背から見上げる仙丈小屋と仙丈ヶ岳

帰りは素直に?152号を走った。分抗峠を越え地蔵峠を越えて大鹿村、上村、南信濃村経由兵越峠を越え水窪を回って走り通し22時30分には自宅到着。

山行よりドライブが楽しかった一日だった。

途中大鹿村〜上村間で鹿17頭、猪1頭、狸12匹遭遇。へたな山行より獣との出合が多いぞ。

猪の団体には以前も空木の麓で遭遇したけど、何で豚がこんなとこにいるんだ?頭の中で猪と理解するまでに時間がかかる。そういうときの猪はデカイんだな。

普段の生活で見られないモノに遭遇すると、対象を理解するまでに時間がかかるってことですか?

右写真は薮沢小屋分岐の薮沢上から

0:30- 8:00 仙流荘
9:08-9:10 北沢峠

10:27-10:34 大滝頭五合目
11:23-11:30 小仙丈岳2855m
12:20-12:50 仙丈岳3033m .温度14℃
12:59-12:59 仙丈小屋
13:18-13:18 馬の背
13:22-13:29 馬の背フィッテ温度19℃
13:35-13:35 藪沢分岐
13:44-13:46 藪沢小屋
14:06-14:16 大滝頭五合目
14:24-14:24 四合目
14:31-14:31 三合目
14:47-14:47 二合目
15:14-16:00 北沢峠

17:39-17:39 仙流荘出
18:48-18:48 地蔵峠1314m


尚、本年山行のGPSログとマップはカシミールで表示しています

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