2006年日帰り登山 from 豊橋

2006年8月30日(水)西穂高岳 2909m   単独 曇雨晴ガス雨曇 風ヤヤ

  上高地から登る


8月は劒岳の日帰り以降夏らしい状態がない。最後の水曜も曇りがちで山間部は不安定な状態だった。少々精神安定のため無理やり決行。雨に降られても後悔しない山を捜して出発。
晴れたら上高地から霞沢岳(マイナーかな?)悪かったら西穂ヘと決めた。

いつものように沢渡の駐車場で仮眠、予想通り未明から冷えた。始発バスで帝国ホテル前へ。準備をし西穂登山口から登りにかかる。
かなり利用者がいるようで開けた整備された道が続く。緩やかな登りからヤヤ急な登りに代わり高度を上げていく。赤い看板がこまめに設置されていた。1900mあたりで足元にまだ赤い屋根が見えた。
更に登ってロープの張られた迷い沢辺りを通過しヤヤ平坦な尾根歩きになる。

ここまで温度が低く涼しい風が時々ふくので汗を感じず快適に稼いできた。雰囲気的に小屋が近そうなのでそのまま登り、掘割状の道を登っていくと稜線の焼岳分岐に出会った。その先でお花畑の斜面を登って行くと突然目の前に小屋が現れた。

(右写真 独標登りから見る独標とピラミッドピーク)

小屋で荷物を下ろした途端に雨が降りだした。用事を済ませ小憩。
小ぶりになったので数十年ぶりにポンチョを着て登山開始。最初のピーク辺りで雨はやんだけど温度が冷たいのでそのまま着用。

独標手間でガスが晴れ風が噴き上げるのでポンチョを脱いだ。独標、三角ピーク、西穂が見えた。

時間差で丁度誰もいなくなった独標(2701m)に到着。小憩し直ぐに三角ピークへの岩稜の下りとなる。(帰路高校生位の若者がガイドに挟まれてザイルを装着して下って行った。)ここからは登ったり下ったりだけど高度差が10m〜20m位だけなので疲労感はない。

呆気なく三角ピークを通過し再度ガスにつつまれた。

単調に岩稜帯の尾根の登下高を繰り返しながら高度を上げ登山的にはちょっと物足りない気分で西穂高岳に到着。

足元には上高地と岳沢が見える。小さな狭いピークだ。

ガスも再度晴れて槍が岳から奥穂前穂と正面のジャンダルムへの岩稜を臨むことが出来た。

今日は人も少ないので岩稜帯で出合うこともなく来たが、シーズン中だと手間取りそうだ。

ましてやこの先で団体とすれ違うと時間ロスをしそうだ。

行きたい衝動を抑え山頂で軽く食事。やげてほどなく回りはガスに包まれた。

ガスっているけど風は無く、暑くもなく寒くもない。携帯で家に連絡を入れ下山にかかる。

(右写真 西穂への登りから振り返る三角ピークと焼岳と乗鞍)

帰路も三角ピークで雨がふりだしたが、視界的には独標でロープエー登山客が賑わってるのが見えた。

独標を通過し小屋へと一気に駆け下り休憩。小屋の中に入ろうとしたがストーブが暑くて外に逃げ出す。もうストーブの季節になっていた。

荷物の整理をし終え下山開始。

花畑を過ぎ、焼岳分岐も駆け下りやや平坦な掘割を下る辺りから陽が射込みだした。

迷い沢上部の尾根下降点から上高地に向けてやる気の無い下降に入った。

再度赤い屋根が見えだし沢の音が大きくなり喧騒の上高地に簡単にたどり着く。

予想以上に人が多かったのでホテル前でなくバスセンターまで歩くことにした。

下界は曇気味だが暑く早く風呂に入りたくなった。

バスセンターに着くと丁度沢渡行きが入ってきた。いいタイミングだった。
乗客も少なく体臭を気にされることもなく軽い眠りに落ちた。

沢渡に戻り上高地ホテルで風呂に入り家路に向かった。最近は風呂に入った途端に全身がリラックスしてくのを感じるようになった。帰路の運転要注意かな。

帰路は飯田で降りて阿南町の新しく出来たトンネルを通って新野峠へと抜けた。

満足してるようなそうでないような日帰り登山だった。

(右写真 山頂からジャンダルム方面)

2006年8月30日 水曜

6:15 上高地登山口
8:34 焼岳分岐
8:43-9:15 西穂高山荘

10:13-10:20 独標2701m
10:47 ピラミッドピーク
11:29-11:45 西穂高岳2909m

12:13 ピラミッドピーク
12:30 独標2701m
13:05-13:18 西穂高山荘
13:26 焼岳分岐
13:34 尾根下降開始地点

14:47 上高地登山口
15:30 上高地出る

山頂から槍が岳〜奥穂方面


尚、本年山行のGPSログとマップはカシミールで表示しています

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