2006年日帰り登山 from 豊橋

2006年6月21日(水)バラ谷山 2010m   単独 曇晴 風時々強風 

  山犬段から房小山を越えて、本州最南の2000峰がおまけ


梅雨の合間、何とか明日は天気が持ちそうな予感。前回引返したバラ谷に行こうと夜出発。
未明山犬段小屋に着くと先客がいて驚いたけど静かに部屋に入り爆睡。
朝方奥の人達の起きるのに釣られて起床準備を始める。風が音を立ててまいていた。
早く出発したほうが安心なので早々に出掛ける。やや肌寒いので上着を着て出発。林道は前回からの間に崩壊が進んだ場所が数箇所もあった。
千石平出合で上着をしまい、顔を洗い直し登りにかかる。千石平で日焼止めを塗り房小山を目指す。
当然前回より1時間ほど早く房小山に着いたのでこの先の準備をしてから出発。
2回目だと尾根上を観察する余裕があるのでちょっと安心。1860m先の笹原というのかヌタバあたりまで順調に進む。音を立てるたびに鹿が団体で数メートル先を横切っていく。また木のあいだからこっちを見つめてる小さな頭もあった。
この辺で先行者のテープがなくなるので真直ぐ正面の盛り上がった尾根目指して腰以上のササの間を漕ぎ登って行く。
笹と倒木と樹林を分けて尾根の取付につくとそこには先行者のテープがあり、考えるコース取りは大概同じようだ。  (右写真 上西平登り)

10メートルくらい斜面を登りきると膝辺りまでの笹原上尾根にのった。
笹の間から見える足元は鹿の糞だらけ、それも固まってソフトボール以上の大きさだ。相当の個体が群生してるようだ。木々の少ない笹尾根(上西平?)のため前方に目標を決め尾根の真ん中を進む。再度腰以上の笹原を漕ぎ登って行くと、右からも尾根が近づきやがれ一つになると左の方に伸びる主尾根が見えてきた。少し下り多分最後の急登だと信じて静かな笹尾根をつめて行った。目の前にピークが近づき看板らしき物が段々見えてきた。顔を上げて確認したら「本州最南の2000m峰」だった。バラ谷山はどこだ?(右写真 本邦最南端の2000m峰)

少々ガッカリして大休憩。写真を撮るなどして休んでるうちに少し先に開けた場所があるようなのでちょっと行ってみることにした。ビューポイントのようで明るい陽射しの向こうに黒法師岳、丸盆岳の南ア深南部主尾根が続いていた。近づくとその小広場がバラ谷山2010mだった。アブナく引返してしまうとこだった。20mの距離は疲れてくるとそれさえ放棄してしまうに十分な距離頃だ。

再度荷物をほどき休憩。正面に去年の黒法師岳。後方に前黒法師山からのコース。どっちも笹に覆われてる。正午になったので下山を開始する。房小山、鋸山への登り返しが待っている。 (右下写真 最南2000m峰から見下ろす尾根)

登りに漕いだ笹原を快適に漕ぎ下る。足元に時々倒木があってコケそうになるが気持ちのいい一人旅。完全にクライマーハイ状態だった。鹿から見ると一人ではしゃいで気色悪い人間だったことだろう。
尾根から一旦下り再度1860m北の笹原を進むあたりでトレースに戻る。途端に楽になった。その先で房小山への登り直しの尾根に取付、疲労感イッパイで房小山に戻った。
小屋にいた浜松のグループも房小山まで来るというので行きに三角点に置いたキャンディーが他のキャンディーに変わっていた。(私は無事にここに来て、先へ行きました、皆さんもお楽しみ下さい、と言う意味もこめて置いておいた)ゴチになる。

彼らも楽しんで既に引返したようで静かな午後。
小憩した後、前回はそうでもなかったが今回は一番やっかいな鋸山への登り直しにかかる。
最初の登りが始まった頃、右足のフクラハギがひきつけた。かばって歩いていたら太股もひきつりだした。それでも歩いてたら足首回りが痙りだした。少し休んでストレッチしだましながら登ってたら今度は左足が同じようになった。仕方ないので時々ストレッチ小憩しながらゆっくりゆっくり登って行った。

やっとの思いでガレ場まで戻り下って最後の登りを気合いを入れ再度ゆっくり登り終え、たどり着いた鋸山で休憩。
ここまで戻ると気分的に楽になった。下半身の叛乱もなくなりミュージックモードを楽しむ余裕もできた。

小虫や蚊が煩わしい状態にもなった。一戻りで千石平に着き林道目指しての下山を続けた。
5時代には小屋へ着けそうなので更にダラケ感も生まれた。
蒸した千石沢を下り林道に出て顔を洗い、途中携帯可場所で連絡を入れ、小憩もとり丁度5時に山犬段に着いた。
時間だけなら、聖岳、光岳の日帰り並だ。もう体力的に無理は効かないのかなぁ。最近体重も激減してるしなぁ。

小屋で息抜きをした後撤収。車のワイパーに浜松グループのコメントがはさんであった。

久しぶりに良い人達に出合い気持ち良く川根温泉に向かう。風呂を出て何とか東名通勤割引に間に合い帰路についた。眠かった。

1:06-1:06 山犬段小屋着仮眠 (右写真バラ谷頭より黒法師岳丸盆を背景に)
5:23-5:23 小屋出
6:33-6:39 千石沢出合
7:19-7:19 千石平分岐
7:41-7:46 千石平1674m
7:58-7:58 鋸山1668
9:42-9:47 房小山1868.3m
11:33-11:43 本州最南2000m峰
11:43-11:55 バラ谷山2010m
13:00-13:05 房小山
14:40-14:45 鋸山
15:00-15:05 千石平
15:13-15:18 千石平分岐
15:37-15:46 千石沢出合
16:00-16:05 携帯連絡
16:22-16:22 五樽沢出合
17:03-17:23 山犬段著(途中小憩5分). 17:23-17:23 微収


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