第19回 社楽の会報告    第18回へ   第20回へ
                                  報告者 布袋中 土 井

12月20日(火)6:00〜9:10,江南駅前・紅葉屋にて第19回の社楽の会を開催しました。
参加者は,
土井,尾関,滝口,大薮,木本,栗林,勝村,奥村,川井,大島,天野,多和田,野呂(敬称略)の13名です。

☆ 今回は,社楽の会の反省会(忘年会?)を兼ねていますので,まず始めに,みなさんに社楽の会の感想や自分の実践を振り返っての反省を語ってもらいました。
野呂先生 自分自身はたいした実践はできなかったが,この会に参加させていただいて,すごい実践をされている人が多いということがわかりました。
尾関先生 会に参加するたびに新鮮な実践の話を聞くことができ刺激を受けました。自分自身もどんどん新しいことに挑戦していきたいと思います。
栗林先生 学校関係のHOTな情報に触れることができ,とても新鮮な思いがします。また,自分の今接している考古学的なことを,現場用資料としてアレンジするよい機会ともなっています。
滝口先生 こんなにもスゲエ人間がおるものかと驚いた。下手に図書に求めるよりも,身近な仲間に相談を持ちかけた方がはるかに情報が得られるし,参考になるし,即実践につながる。本会の仲間を大切にしたい。
奥村先生 社会科から離れて,特殊教育中心の実践になった。いろいろな情報が得られてありがたい。
大島先生 中途参加ですが,みなさん方の学習の深さに感心しました。とてもいい刺激になり,励みにもなりました。
大薮先生 情報を伝えたり,集めたりすることは大変好きなのですが,文書をまとめたりすることがどうも苦手で,ついついあとまわしになりがちでした。個に応じた指導という点について,今まで強く意識したことがありませんでした。今後の課題としたいと思います。
天野先生 ごうくろうさま。
川井先生 毎回,実践報告を出そうと思いましたが,自分の力量不足から,なかなかネタがなく,提出できないことが多くありました。他の先輩方の実践を聞かせていただいて,本当にいい意味で刺激になり,勉強になりました。 
勝村先生 刺激を受ける場,情報交換の場,自らの力量を高め,アイデンティティーを確立する場として,毎回とても心を弾ませて参加できました。自分の実践については,もっともっと数多く,様々な主張を新しいアイデアを生かして,今までにないようなものを創造していきたいと思います。
多和田先生 なかなか提案できず,申しわけなく思っています。他の人の提案を聞いて,あせりに似た感情を持ちました。
木本先生 自分自身で提案することがあまりできず,申しわけなく思っています。いろいろな情報を取り入れることができ,良い刺激になりました。
土井   毎回のように知的興奮を覚え,「人が集まる」ことのすばらしさを今年ほど実感した年はありません。自分も,この会を意識して,例年よりアンテナを高くし,関係の書物にもたくさん目を通しました。自分のエネルギーの源になった気がします。‘継続’と‘広がり’に努めたいと思います。 
 次に,「来年自分で勉強してみたいことをあえて一つ選ぶとすると?」という質問に答えていただきました。一人の問題もみんなで考えていきたいですね。
野呂先生 地域教材を見直していきたい。
尾関先生 生徒が授業で様々な疑問を出してきます。そういった疑問を解決する一つの手段として,パソコン通信をやってみたいと思います。
栗林先生 ・弥生時代から古墳時代へ〜尾張時代を中心に〜
      ・吉野ケ里から何がわかるか。1月13日〜16日,現地視察し研究会に参加します。
滝口先生 パソコン通信による情報交換
奥村先生 パソコン通信を始めたい。
大島先生 近・現代史のおもしろい素材の教材化。事項が非常に煩雑なので,ホネの部分をうまくつかませたい。
大薮先生 PC-VANやNIFTY-SERVEの使いこなし。社会科に関するパソコンソフト資料,データベースのようなもの。
天野先生 自分なりに研究したことを,またお知らせしたいと思います。
川井先生 「社会科の初志の会」の理論や実践の勉強をしてみたい。安東小や築地久子先生の実践など
勝村先生 社会科のT.T.の手法を勉強し,実践してみたい。
多和田先生 古文書を読めるようにしたい。ゆっくり専門の本を読みたい。(西洋哲学史)
木本先生 ・PC-VANを使いこなし,いろいろな情報を取りたい。
       ・岩倉城と信長の関係についてまとめてみたい。
土井 生徒の生き方(人生)を変えるような授業をするのが夢です。そのためには,まず自分の幅を広げなくてはなりません。社楽の先生をはじめ,いろいろな職種の人,ボランティア活動にがんばっている人など,多くの人と関わりたいと思っています。

 また,レポート検討もささやかながら行いました。

☆ 土井より『社会科教育'95 3月号』(明治図書)の依頼原稿の提案です。「現代っ子の情報発信術」と題するもので,ビデオを使った情報発信の3つの事例,パソコン通信,壁新聞の例を紹介しました。また,発行されたらご意見ください。

☆ 栗林先生からは,前回話のあった始皇帝像のあるレストラン長城の“文魁記念館”の紹介です。さっそく現地へ行き,見てこられたそうです。「本物かどうかわからないが,美術品としても一見の価値あり」ということです。おみやげの始皇帝像・兵士像のミニチュア,絵はがきを見せていただきました。入場料\1,000,問い合わせはサン・プラズ株式会社0573ー82ー2101   

☆ このほかに,勝村先生の「教育研究論文プロット」,大島先生の「近代日本の歩み」の7/14の指導案川井先生の「丹体研レポート」,土井から「社楽版社会科用語集」,資料集の「はじめに」改訂版木本・滝口先生から資料集小学校実践大薮先生から同中学校実践とレポート栗林先生より考古学資料がありましたが,次回にまわしたいと思います。よろしくお願いします。

☆ 雑談の中にはいろいろな話題がありました。やはり‘いじめ’の話は盛り上がり,マスコミの報道姿勢を問う意見が多く出されました。
 執筆中の『尾張の女』の途中経過も聞きました。なかなか,適当な人が見つからないようです。
 

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp