今後、3年間の研究の方向性について話し合いました。第1回目として、研究のイメージを出し合いました。第164回へ

概略を報告します。

・土井:理論に基づいた筋の通った研究をしたい。
・勝村先生:評価や基礎・基本も大切だが、こういった目前の課題ではなく、これまでの丹葉地区のスケールの大きさは失いたくない。
・川井先生:子どもの生き方、これからの生き方に迫れる実践をしたい
・高橋先生:不易と流行があるが、流行だけを追うものにはしたくない。子どもに足の着いた実践をしたい。授業の基礎(指導の基礎)がしっかりしたものに
・木本先生:資料集部会の発表はすごい実践だが、実践が遠くに見えた。誰でも、少しがんばれば手の届きそうな実践をしたい。道筋の通りやっていけばだれでもできる実践をしたい。社会科と総合の違いはあまり考えないで、もっと大事なものをおいたい。
・奥村先生:追試ができるものをやりたい。困難な時代だけど智恵を出し合えば良い時代になるんだという授業をしたい。
・高木先生:自分の生き方につながるような実践をしたい。基礎・基本を明確にできるような実践を目指している。言葉をどうやって結びつけるかが課題。
・岩井先生:総合と社会科をどうとらえるか。子どものレベルの学びの共有−学校間交流などもしたい。
・野沢先生:オリンピックを見ていると日本人を応援してしまうのは、日本人の誇り。
地域に根ざして、人やものに着目をしていきたい。海外で日本の説明ができないときは恥ずかしかった。海外に出たときに、自分が住んでいる、関わっているものに誇りを持たせたい。
・野口先生:歴史の学習をやったが、子どもとの距離が遠かった。自分とどうつながっているか、を意識させたい。
・高田先生:表現力は身に付けつつあるが、判断力・思考力はまだまだである。
・大島先生:進んで社会に役立つ人になるように、地域と接しながら学んでいきたい。
郷土を学習し、次に他地域と郷土の比較をし、地域に貢献する流れで行っている。実効性まで追求していきたい。
 ムードで動いているが、個が生きていない実践が多いので、個を生かしたい。
・土井:伊那小は個が生きている。なぜか?
・木本先生:先生の個が生きているから。
・高橋先生:一人一人が最後までやりきることを保証されているから、それぞれに自信がある。
・高田先生:子どもに見通す力がないといわれるが、それは総合でやりたい。社会科では思考力や生き方を考えさせたい。
・斎木先生:研究のための研究に追われた経験があるが、そうはしたくない。
・坪内先生:歴史に関心を持てない子がいる。総合の時と態度が違うのは、身近でないから。
・土井:社会科の目的は、社会認識を通して公民的資質を育てることにあると思う。
公民的資質とは何かを考えていく必要がある。
・勝村先生:社会科は価値観を育てることが大切で、多様でもいいが、生きていく上で大切な価値観はもってほしい。
・高田先生:教養、愛情についても考えていかなければならない。
これからも、考えていきたい。