これからの研究の方向性についてU   社楽165回へ
                              2002.2.28 社楽の会

今回のテーマは「これからの社会を生きる子どもたちに、どのような力を育てたいか?」について

・ 社会的事象を自らの生活と結びつけてとらえ、自らの将来をよりよいものへと切り拓いていくべき手だてを語り合える力を育てたい。(中)
身の回りのできごとを自分なりの視点に基づき説明できる力を育てたい。(小)      高 田
・ 自他肯定感を持ち、楽天的な考えの中で問題を整理・克服し、明るい未来を創造できる力、自らの人生を切り開いていける力を持つ子ども
  未来=明るい未来ととらえたい                   木 本
・ 本物教育  
世の中を変えていくモノ、世の中を変えていく人を取り上げて、その発想・生き方に迫りながら、自分の生き方に反映させていく
現実の中から、物事の本質を見つけ出す。
  現実・・・「現実を調査する」から「現実にやってみる」 高 橋
・ どんな時代になっても、どんな困難があっても、夢が持てる意欲を育てたい。物質的な豊かさは日本人に幸福をもたらさなかった。心の豊かさを育て、「人の役に立つことが自分にとっても幸せである」、「自分や環境も含めた全てのものが幸せになることを目指す」、そのような子どもに育てたい。 奥 村
・ 「生きる上で大切な力って何だろう?」と考えると、最終的には、見通しがなく不透明であっても、新しいものを求めて前向きにチャレンジすること、創造性かな、意欲、「何かやってやろう」という姿勢だと思う。それを社会科でどう育てるかと言うことになると、目標や内容との絡みを考えると難しいような気もする。 勝 村
・ 社会事象同士の関連をとらえ、総合的に判断できる力を育てたい。
社会に貢献・参画する態度、平たく言えば、社会にかかわろうとする意識を高めていきたい。
  自分と社会とのかかわりの中で、主体的に意志決定する力を育てたい。  野 呂
・ 生徒は、5教科の順位を特に気にするが、総合のように順位に関係がないものにはできる子でもいい加減に取り組む子がいる。順位を上げることだけが勉強じゃないということが分かるような授業、教育をしたい。 斉 木
・ これからの社会は都市化がますます進み、社会の状況もどんどん変わっていく。そんな激動する社会を生き抜いていくためには、正しい判断力と社会を見直す技能であると思う。そしてよりよい社会にしていこうとする意欲であると思う。未来の夢が語れる社会科、未来につながる社会科であってほしい。    川 井
・1「生き方」にせまりたい。教室内外での教師とのかかわりによって、生き方にかかわり、「共に生きていける」人になってもらいたい。
2「日本人としての誇り」を呼びさましたい。子ではなく、日本民族としての自信と喜び
3 基礎・基本を丹葉地区として示したい。 高 木
・ 社会や総合でいろいろな発表方法を体験したため、「人前で話すこと」「B紙等に調べたことをまとめること」については、児童自身が実感できるほど本当に力がついていると思う。ただ問題として、聴いてきたことを右から左に流すというか、考察とか自分の考えを入れない発表を身に付けてさせてしまった気がする。一般論であるが、情報の取捨(メディアリテラシー?)、いろんな情報から自分は何を得るのか、自分としてはどうなのか、といった力・態度を身に付けさせたい。 坪 内
・ 「ちゃんとした親になる力」表現は悪いが、自分の体は自分だけのものでなく、次へ命をつなげ、そして親となって育てていく大切なものだ。社会をみんなで作ることができる人(共同体感覚を持った人)を育てたい。     桑原・熊澤
・ 「投票率が低いのは社会科教師の責任」と思いたい。
 しっかりとした歴史学習、人の営みを学ぶ地理学習、そして公民の学習がなされていれば、当然主権者としての意識は育つはず。主権者として、よりよい地域を、日本を、世界を創ろうとする人を育てたい。
平たく言うと
学びを創る子・・・自分なりの学びができる子(学ぶ方法を知っている・自分の考えをもつことができる)
学びに集う子・・・積極的に学びの場を広げていき、その成果を仲間と分かち合い高め合うことができる子、
学びを繋ぐ子・・・学んだ成果を社会生活と結びつけ、よりよい社会づくりに参画し貢献できる子   土 井