中野重人氏(日体大教授)講演要旨 第37回教育者研修会 2000.8.20 サン笠寺 第136回へ
20世紀はけんかの時代
米ソのけんかが日本へも影響を与えていた
↓
20世紀の学校
「ここまでこいこい学校」
横並び学校
それに対して
21世紀の学校
特色ある学校 (違っているからいいのです)
↓
学校 自由選択 (規制緩和の流れ)
↓
説明責任(税金で仕事をしている人には常につきまとうもの)
「どんな子にしたいか」「何をしたのか」「何をしたいのか」
学校要覧が同じではいけない
それでは 特色ある学校とは?
× 変わったことをすればよい
○ 学校へ来ているどの子にもやる気と自信を育てる学校
↓
物差しを広く持つ
どの子にもやる気と自信=これが生きる力
そのために総合的な学習
・それぞれの学校で考える
・校長が責任を持つ
これまで
教科 | 道徳 | 特活 | |
目標 | ある | ある | ある |
内容 | ある | ある | ある |
これから
教科 | 道徳 | 特活 | 総合 | |
目標 | ある | ある | ある | ない |
内容 | ある | ある | ある | ない |
↑
子どもと先生がいっしょに考える
人を教えることで飯を食うのだからいろいろやってみてほしい
Q&A
Q「学力低下の問題にどう答えるか」
A「近頃の学生は計算もできない」といった大学教授に対して
@ 大学入試はどうだったのか?
A かつて大学生は10%だったのが今は50%
落ちて当たり前
B 高校は何をやっていたのか?
C 具体的に小・中のどこをどうすればよいのか
算数を増やすのなら何を削ればいいのか?
D そもそも学力とは何ですか?
通知票には
左側 学習の記録 右側 行動の記録 がある。
学力とはどの部分でしょう?
1 左右両方 2 左全部 3 特定の教科(読み書きそろばんなど)
文部省は1と考えている
総合的な学習は通知表の右側に入る