平成18年度 丹葉地区第5回初任者研修会の感想
「生涯学習と学校教育」

 今回いただいたみなさんの感想を紹介します。(メール到着順)
 こうした感想のシェアリングは次の意味があります。

 ○ 多様性を知る
      同じ授業を受けても、人が感じるところは違います。子どもたちも同様で、人によって見ているところが違うということを体感してみてください。
 ○ 分かち伝える
     他の人の感想を読んで、「なるほど」と思うところがあるはずです。自分になかった考えや発想にふれることで、自分の幅も広がります。

 本来は、授業の中で行うべきでしたが、ここではネットの利便性を生かして、じっくり読みとってみてください。
 また、ここではあえて氏名は伏せました。誰の感想かを想像しながら読んでみてください。 

          平成17年度の感想
 本日は、お忙しい中、またお疲れのところ、大変勉強になるお話を聞かせていただきありがとうございました。自分自身、社会人経験者で働きながら小学校の免許を取ったので、生涯学習のイメージがしやすかったです。
 小学校の先生を再び目指したきっかけが、3年前にこのままサラリーマンを続けていくのもつまらないし、学生時代、特に勉強を頑張ったわけではないので、一度勉強して何かの資格を取ろうと思い、行政書士の勉強をしました。見事落ちましたが、知らなかったことを知るということが楽しくなり、その勢いで小学校の先生を目指そうと思い受験しました。
 今でも、行政書士の勉強をしたいと思っていますし、3月に書類を土井先生にお渡ししたとき、少しお話しさせていただいたと思うのですが、自分は専門がないので、カウンセリングの勉強もしていきたいと考えています。自らを高めるための学習をしていきたいですし、また、自分のしてきたことを子どもたちに話し、学習することの楽しさ、素晴らしさを伝えていこうと考えています。
 授業で使える48の技術を少し拝見させていただいたのですが、1番目の「怒らなくてもよい授業の技術を身につけよう」の技術を身につけることが、今の自分にとって一番必要な気がします。7月は、自分の疲れが出ていたのかイライラし、子どもたちも暑さと夏休み前ということでダラダラしていて、毎日怒っていました。自分自身、「怒る」と「叱る」のメリハリができていなかったように思います。
 授業中の技術に関しては、今日、土井先生が実際にやられていたようなことから、早速取り入れ二学期以降の授業に生かしていきたいと思います。あと、同じ学校の先生の授業をいくつか見せていただいたので、その技もどんどん盗んで自分のものにしていきたいです。
 長々と書かせていただきましたが、土井先生が「今、焦らなくてもだんだん技は身に付きます。」と「技術は、教師が身に付けようとしなければ身に付かないです。」とおっしゃった二つの言葉が印象的でした。すぐに技術を身につけることは難しいですが、気持ちをしっかり持って謙虚な姿勢で学んでいけば必ず技術は身に付くとおっしゃっているのだなと解釈しました。また、教師を続けていくのであれば、絶対に手を抜いてはいけないことだと思いました。肝に銘じて今後頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました。
 先日は生涯学習と学校教育についてのご講義、どうもありがとうございました。
 昨日から一睡もされていないという過酷な状況の中でしたが、終始笑顔でおられた姿、そして「授業が趣味」という言葉に、プロの教師の姿を見た思いがしました。
 土井先生の授業の中で特に心に残ったことは、失礼ながら生涯教育よりも、教育技術についてです。
 48もの技術を教えていただき、その多くを体験することができ、目から鱗が落ちる思いでした。いくつかの技術は、本やネットからの知識で知ってはいたのですが、実際に使ったことがありませんでした。効果を疑っていたり、自分の学級の子には通用しないだろう、という身勝手な思いこみがあったのだと思います。
 しかし実際に体験することができ、その効果や楽しさを知ることができました。早速授業に使ってみたい、9月まで待ちきれない、という思いです。
 もう一つ学んだことは、授業に対する計画と準備です。土井先生は、今回の“授業”に、いくつもの仕掛けをご用意されていました。座席配置、フラッシュカード、資料、資料提示や教育技術を伝えるタイミング、発問内容、発表者を決める方法等々。これら綿密な準備をされて、授業に臨まれる姿勢に感銘を受けました。自身を振り返ると、忙しさを言い訳にして、何も準備せずに授業に臨むということが度々ありました。これでは児童が集中する授業、楽しい授業をできる訳がありません。
 今回土井先生に教えていただいた教育技術を活用して、よりよい授業を作り上げるためにも、まずは授業に対する計画と準備をしたいと思います。
 この夏休み期間、2学期の授業に向けて教材研究に励み、いろいろな仕掛けを用意した授業の計画をたてたいと考えています。
 「次の授業はこんなことをしよう。こんな手順で、こんな仕掛けで、こんな道具を使って・・・」と楽しく思い描くことができるようになりたい。そして私も、「授業が趣味です。」と言える教師になりたいと思います。
 今回は講演内容、教育技術のみならず、教師という職業の楽しさまで教えていただき、本当にありがとうございました。
 末筆ながら土井先生のますますのご自愛とご活躍を お祈り申し上げます。

3 「生涯学習と学校教育について」
○私の生涯学習のイメージ
 最初に、イメージを聞かれたときに思い浮かんだのは、「役所がよく使う言葉で堅い」とか「お年寄りやリタイアした人、時間のある専業主婦たちが主体である」というものであった。
 つまり、言葉の意味は知っていても、具体的なイメージには乏しかったのである。また、学校教育とは少し離れたものという感覚を持っていた。
○具体化していく生涯学習のイメージ
 私のイメージが変化していったのはOECDのPISA型学力観を学んだときである。私自身が日本の伝統的な学力観に縛られているということを痛感した。
 なるほど、学習とは自己を高め、社会に還元するためのものであり、真に生きる力とはこのような学力だと納得できた。
○授業を終えて私なりの生涯学習の定義とは
 生涯学習とは、よき社会の建設に向けて、一人ひとりが自分らしく向上していくことである。また、国家や社会のための人間を作るのではなく、人間一人ひとりの人格の完成や幸福を目指しての「教育」を目的にした社会を創っていくことではないだろうか。
○授業で役立つ指導の技術を学んで
 土井先生の授業を受けて、私の指導技術の未熟さを痛感した。随所に生徒を集中させる工夫がされていて、私がいかに、何の工夫もしてこなかったのかを反省した。
 学ばせて頂いたことを、授業に取り入れ、生徒を引きつける授業をしていきたいと思う。

4 毎日授業をするたびに「集中化」ってなんて難しいのだろうといつも思います。特に理科室での授業では教室で授業を行う時よりもグーンと生徒の集中力が下がります。生徒の集中力を維持させられず何度も授業を中断して静かになるまで待つことを繰り返す毎日で、「集中化」は私が授業で最も課題としているものです。どうしたら生徒全員を授業に集中させられるのだろうと4月からいろいろ考えてきました。そのためにはやはり、生徒を夢中にさせられる授業をすることだと思いいろいろ試行錯誤してきました。例えば、できる限り実物を見せる。自作の教具を使って授業をするなどです。その中で実感したのは、演出の仕方や見せ方1つで生徒の食いつきが全然違うことです。
 今日の講義の中で土井先生が何気なく取り入れられていたテクニックはどれも追試したいものばかりでとても勉強になりました。2学期からの授業が楽しみになってきました。授業中での教師のちょっとした声かけや発問の仕方、演出の仕方、仕掛けを工夫があるかないかで全然ちがうなあと実感しました。今日紹介していただいた指導のテクニックの中には、これやってみたいなあ、と思えるものがたくさんありました。すぐにできそうなものからどんどん真似して、追試して、もっともっと自分の指導技術を磨いていきたいと思います。ありがとうございました。

 先日は大変貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
 今までは「生涯学習とは?」と訪ねられてもなんとなくでしか答えられませんでしたが、自信をもって説明できるまでになりました。
 生涯学習という名前だけを聞くと難しそうな印象を受けてしまいがちですが、好きな時に好きなだけ学び続ける、特に学習を継続することが重要であると感じました。
 学習は学校教育の中で完結するのではなく、本人が生涯にわたるテーマや課題を見付けさえすれば、いつまででも取り組むことが可能です。
 今、壮大な可能性を秘めた小中学生と直に接することのできている教員として、そのきっかけづくりをしてやるのも、大事な一つの使命であると感じています。
 そのためにも、まずは教員自身がさまざまな場所でさまざまな事柄に興味を持って進んで取り組み、それを児童生徒に積極的に開示していくことが必要ではないかと考えます。
なぜならば、生徒たちのいつも身近にいる教員が「先生」としてだけでなく、ひとりの大人として自ら学び、楽しみ、輝いている姿勢は、おそらく彼らにとっても非常に大きな、良い影響を与えると思うからです。
 今現在、自分自身には生涯学び続けたい課題がたくさんありすぎて絞りかねていますが、魅力ある人間に成長できるよう、生徒たちと共に学び続けたいです。
 最後に、土井先生の授業は全員が参加し、作り上げている雰囲気が蔓延しており、とても楽しい時間でした。
 授業というとどうしても先生が話し、生徒が50分間ほぼ座ったままで聞いているというイメージですが、じゃんけんをしたり、起立し、向きをかえて音読をするなど、聞く側を退屈させない、飽きさせない工夫が盛りだくさんで、是非夏休み明けの授業から参考にさせていただきたい点ばかりでした。
 そして授業技術は集中化のためだとお聞きしました。
 生徒が最後まで集中力を持続出来るような授業を展開していけるよう、今後も研究と修養に励みたいと考えています。
 ありがとうございました。

 先日は、初任者研修において貴重な講義をしていただき、ありがとうございました。
 自分の中では生涯学習というものが少し曖昧なところがあり、講義を受けるまでは自信を持ってこういうものだということが言えませんでした。しかし、この講義を受けてからは、自信を持ってこういうものだということができます。正直、はじめは長い講義だと思っていたのですが、実際に受けてみると2時間半があっというまに過ぎてしまいました。もっといろいろなことを聞きたかった、ということを今でも強く思っています。
 授業というものが、やり方次第でこんなにも大きく変わってくるのだと感じ、自分の指導技能不足を強く感じました。またそれと同時に、自分の指導技術を磨き、子供たちのために、いい授業をしていかなければという強い思いを再び感じることができました。1学期を終え、自分に甘えていたところを反省し、2学期以降さらに全力で子供たちにいい授業をしていこうと思います。
 実際に立たせて自分の考えが浮かんだ人から座らせる、ジャンケンで勝った人が発表するなど、すぐに使える技を教えていただき、今すぐにでも授業がしたくなりました。今は夏休みに入り、自分を磨く時間が増えました。この機会を大切にし、先生の講義で得たことをフルに生かしていきたいと思います。
 是非、また先生の講義が受けたいです。

 先日は雨天の中、犬山市福祉会館におきまして、生涯学習と学校教育についてのご講義をいただき誠にありがとうございました。
 自分自身が生徒となり、授業形式で講義を受けるという体験は大変新鮮で、生徒側の視点というものを想像でなく直に感じることができました。先生の展開される授業においては、最初は少し緊張していたのですが、なごやかな中にもひきしまった良い雰囲気と、楽しく多彩な内容にどんどん引き込まれてしまいました。一人の生徒として純粋に授業を受けていて楽しいと感じ、また、教師としての立場からは自分の今後の実践においてとても勉強になりました。
 先生に教えて頂いた授業技術は、毎日の授業を楽しく、かつ効果的なものとするためにとても必要なものだと思いました。一つの単元をどう展開していくか、50分をどう使うかといったことに対し綿密な計画を立て実行することの大切さ。それに加え、授業の中で生徒の興味をひかせる方法や飽きさせない方法など、教師の側に生徒の心を引き込む48の技術はどれも非常に具体的であり、すぐにでも実践してみたいと思うものばかりでした。特に私が感銘を受けたのは、「概念は教えられない。徐々に形作られる。」という項目でした。私の担当教科は美術なのですが、例えば「美しさとは何か」という概念、確かにこれは単純に口で教えられるようなものではなく、生徒それぞれが五感を通して何かを美しいと感じる心を培っていく過程において形作られてゆくものなのだと思います。そして授業ではその「概念づくり」の段階として、生徒一人一人が感じる「美しさ」を作品の中で表現したり、または鑑賞によって他者の作品から新しい発見や感動、美しさを見いだしそれを自分のものとしてゆく、といった方法論や技術を考え、その心を培ってゆくものなのだと感じました。
 生徒の知的好奇心を揺さぶる授業、生徒が積極的に参加しようと思えるような授業、そして生徒と教師のキャッチボールがある授業を私も実践していきたいです。
 今後ともよろしくご指導賜りたくお願い致します。

 先日は楽しい授業をありがとうございました。2時間半をあんなに短く感じたのは初めてでした。
 私は自分が小学生だった頃の担任の先生を頭に描いて4ヶ月間教壇に立ってきました。しかし、それは理想や思い出ばかりで具体的な実践には結びついていなかったように思います。目の前の子どもを見ることもできず、一人で授業をしていました。授業と呼ぶのも恥ずかしいです。土井先生の授業は、穏やかな笑顔とたくさんの引き出しがあり、安心して学びに集中することができました。授業中の主役は子ども。そういった配慮が所々になされており、本当に楽しかったです。また、プリントを配る際の「どうぞ。」「ありがとう。」は早速、出校日から言うことにして温かい雰囲気を作っていきたいと思います。実際に宿泊研修でも言いましたが、相手から「ありがとう、」が返ってくると本当にうれしかったですし、友だちになるのにも時間はかかりませんでした。そのほかの指導技術も先生にいただいた「授業で役立つ指導の技術と考え方48」を熟読し、安心感のあり、メリハリのある授業ができるよう、この夏休みに教材研究していきたいと思います。
 本当にありがとうございました。迷ってばかりでしたが、自分自身が体感して実践できるものに出会えたのは、9月からの活力になりました。早く子どもたちに会いたいです。

 先日は、生涯学習についてたいへん意義のある講義をしていただきありがとうございました。
 以前に行われたアンケートで「生涯学習について知っていますか。」という問いに、私は、「いいえ。」と答えたように思います。私自身の中に詳しい知識がなく、何か意味深いものがあるのではないかと思い、はっきりとどういうものか答えることができないと考えたため、そのような回答をしました。しかし、この研修で生涯学習の意義や自分なりのイメージがつかめました。これからは生涯にわたりいろいろなことを学び、自分を高めるために努力していきたいと思います。
 また、土井先生の授業形式による講義では、授業に生かせる様々なテクニックを教えていただくことができました。久しぶりに子どもになりドキドキした気分を味わいました。貴重な体験ができました。ここで学んだことを基に私の学級の実態に合わせて、9月からの授業実践の中で少しずつ取り入れていきたいと思います。
 有意義な研修の時間をありがとうございました。
 
 
10 先日の初任者研修を受けるまでは,生涯学習について,聞いたことはありましたが,人に説明できるような具体的なイメージを持っていませんでした。しかし,生涯学習として,PTA活動や余暇のママさんバレーなどの具体的事例を出して説明してくださったので,生涯学習のイメージが自分の中で,より具体的になりました。土井先生からいただいた「授業で役立つ指導の技術と考え方48」のなかの,「概念は教えられない。徐々に形作られる」というのを,身をもって理解できました。
 また,土井先生の,授業中に怒っても解決しないという考え方は,これまでの自分の考え方が誤っていたことに気づかされました。これまで私はよく授業中に怒ってしまうことがありました。しかし,それは自分がそういう隙を作ってしまった自分に責任があるのであって,子供を授業で熱中させるようにすればよいというのは,とても大切なことだと感じました。今回の研修でさまざまな授業技術を実際に体験させていただきました。自分の中でよく咀嚼して,これからの授業に生かしていきたいと思います。どうもありがとうございました。

11 まず,導入における「プロの教師は毎日は怒らないし,叱らない。せいぜい月に1回ぐらいである。」という先生の言葉に驚かされました。自分自身を振り返ると,「怒ってばかり,叱ってばかり」の3ヶ月半だったような気がします。ここから始まる『指導の技術』は「なるほど」と感嘆させられるものばかりでした。何より,今回の研修で一番心に残ったことは「自分は,よい授業に気づけているか?」ということです。講師であった時期を含め,それなりの数,様々な先生方の授業を拝見してきましたが,その多くの授業における『様々な仕掛け』を思いっきり見逃してきたのではないかとのある種の恐怖感にも似た気持ちを抱かされました。
 今後の課題として,授業を参観させていただく場面において,「この一言は何のため?」,「この仕掛けはどこで生きるのか?」という視点を持って参加することを是非に心がけたいと思います。

12 私は「生涯教育を説明できますか」と言われても何となくはわかるのですが、今までは自信なく過ごしてきました。しかし、今回先生の講義を聞いてはっきり答えられます。自分自身をいろいろな場面で一生かけて磨いていくための学習が生涯学習だと。
 教師は子どもにいろいろな事を伝えていくために、日々情報のアンテナを高くしていろいろな事に興味関心を持っていなければならないと思いました。たくさんの人と出会いいろいろな考え方に触れながら自分を高めていきたいです。
 また先生の言葉で「たくさんある短所を叱るより、数少ない長所を誉める」とう言葉に感銘を受けました。2学期以降この言葉を忘れず生徒に向き合っていきます。ありがとうございました。

13 生涯学習と学校教育についての講義の中で、これからの自分に参考となることがとても多くありました。本当にありがとうございました。
 これまでも多くの授業を行ってきて、いかにして子供たちの興味・関心をひくか、いかにして子供たちが主体となるような授業や活動ができるかと、いろいろと自分なりに考えてきたつもりでしたが、今回の講義を受けてまだまだ考えが甘いということを再確認しました。そして、さらによい取り組みをしていかなくてはならないと感じました。ちょっとした工夫で子供たちが集中して取り組んだり、全員が存在感のある活動ができたりする。そのちょっとした工夫を忘れて、今まで自分がとってきた方法を頑固に行い続けてきたことを恥ずかしくも思います。もっと言えば、その工夫も高度で難しいものではなく、教師が行うべき基本的なこととも言えるのではないでしょうか。これを機会に、もう1度プロの教師として自覚を持ち、教師が持つべき技術を再確認し、夏休み明けの授業からできるだけ多くのことを実践していきたいと思います。
 また、「生涯学習」についての認識も変わりました。今までは難しく考えすぎていたように思います。何か自分でテーマを持ち、そのことについての知識を身につけ、更に探求し続けることだと思っていましたが、違うことだということが分かり、何かスッキリしたように感じました。何かの活動をしたときに自分にとって何かプラスになること(知識、技術、態度)が得られれば、これからの「生きる力」となる。それが「生涯教育」ということが分かりました。様々な取り組みの中で身につけていくものが「生きる力」であり、「生涯教育」でもある。その中で多くの取り組みを子供たちに提供できるのが学校であり、自分たち教師の役割であるとも言えるのでしょう。そう考えると、ますます自分たちが頑張らなければいけないということを感じます。そして、それらの活動を通して子供たちが多くのことに興味・関心を持ち、成長してくれることが教師としての喜びであるとも言えるでしょう。
 これまでの研修も自分にとって参考になることが多くありましたが、今回の研修はより普段の実践に合ったものでした。この夏休みで、さらに多くの知識や技術を吸収して、夏休み後によりよい実践ができるように頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました。

14 今回の講義で曖昧だった生涯学習のことが確かな知識となった。これで、生涯学習とは何かと問われたとき、胸を張って答えられるだろう。
 「授業で役立つ指導の技術と考え方48」ということで実際に自分が授業を受けることで効果がとてもよく分かった。聞くだけの講義は眠くなったり、集中力が続かないが、今回の土井先生の講義は二時間半が本当に短く感じた。立ったり、動いたり、物を使ったり、話し合ったりといろいろ方法を駆使した授業で全く飽きなかった。それどころか自分が授業に参加しているという感覚を味わうことができ、また、授業を通して自分に知識がついたことを実感できたので「楽しい」と感じることができた。
 今回学んだことを9月からの授業で子どもたちに還元していこうと思う。

15 「ズルをさせないような支援をしていれば、普段叱ることはない。」という講義冒頭の先生の言葉を聞いて、私はいつもの自分のクラスを思い浮かべ、なんて私は毎日毎日怒鳴っているんだろうと反省しました。「授業技術=集中化」という言葉の通り、先生に「生涯学習」の講義を通して教えていただいた授業技術は、「じゃんけんで勝った人が発表」、「ロールプレイングを使って子どもが説明をする」、「フラッシュカードが意外な場所から出現」などどれも思わず「わくわく何々?」と授業に集中したくなるものばかりで、実際には2時間という講義の時間も、楽しく聴いているうちにあっという間に終わったように感じました。これまで学級で単元の始めに意欲付けをしても持続しにくく悩んでいましたが、根本的に私が楽しくない授業をしていたんだということがよくわかりました。今回学んだたくさんの即効性のある技を早速9月から子ども達に試してレベルアップしたいと思います。ありがとうございました。
16 今日の講義を受けて、三つのことを考えました。一つ目は授業を見る目を養う必要性、二つ目は、自分の無力さを子どものせいにしてはいなかっただろうかということ、三つ目は生涯学習についてです。
 まず、授業を見る目ついて振り返ることができました。今日の講義を聞きながら48の指導技術をずっと探し続けていましたが、結局全部はみつけられませんでした。後から先生にいただいた資料を読んで「あ!確かにそういうこともあったな」と気づくところがたくさんありました。今回の講義だけでなく、研究授業などすばらしい授業を見せてもらう機会に、「どんなことに注目して授業を見るのか」という視点を明らかにして臨み、「どんな点が良かったのか」「どういった点を参考にしていけば良いか」を鋭く観察する目をもっと育てていかなければいけないなということを感じました。
 また、今までの自分の姿勢についても振り返ることができました。これまで、授業中に子どもたちが落ち着かない時に「私のクラスの子は落ち着きがないな」とか「なんで静かにしてくれないんだろう」と心の中で思うことが何度もありました。しかし、今日の講義を受けて、今まで自分の力のなさを棚に上げて、子どものせいにしすぎていたことに気づきました。そして「そりゃ授業がつまらなかったらうるさくなったり落ち着きがなくなっても仕方ないよなぁ」と思いました。子どもたちが他ごとをする暇を与えないような授業を目指して、日々教材研究を怠らないようにしたいと思います。
 最後に、今日の講義全体を通して生涯学習についてよく考えることができました。講義を受ける前、正直なところ私にとっての生涯学習のイメージは「お年寄りが元気にスポーツをしている姿」でした。しかし、講義を通して、「生涯学習とは、自分の学びたいことを学びたいときに学ぶこと」ではないかと考えるようになりました。だから、学校では知識や技術を学ぶことも大切ですが、「学び方」を学ぶことも大切ではないかと考えるようになりました。そのために、何かを調べるにしても、インターネット・本・新聞・テレビなどいろんな方法で調べた実例を挙げてみたり、私自身が休日にスポーツをしていることを話したりと、学び方を伝える方法はいくらでもあるんだなと思いました。学校教育が生涯学習の基礎となるからこそ、私自身が生涯学習している姿を子どもたちにどんどん紹介していきたいと思いました。
 今日の講義で多くのことに気づき、自分自身を振り返ることができました。今回学んだことを真似してこれからの授業に取り入れるだけでなく、自分でも新たな技を探してみようと思いました。本当にありがとうございました。

17 先日の講義は,ありがとうございました。正直,講義が午後から2時間半もあるのかと思っていました。しかし,授業型の講義で,私も子どもになった気持ちで楽しく講義を受けることができ,あっと言う間に時間が過ぎてしまいました。私が楽しく講義を受けることができた理由は,はじめに「生涯学習のイメージは?」と聞かれて発表した時に,土井先生が,「○○先生は,〜と言ってくれましたね。」など肯定的に繰返してくれたので,とてもうれしくなってモチベーションがあがりました。子どもたちもこんな気持ちなのだと実感し,これからの授業で一人ひとりを認める声がけを心がけようと思いました。
 土井先生が,「私は,ここ10年くらい社会の授業で怒ったことはありません。怒る必要がないからです。」と言ってらっしゃいました。自分の授業を振り返ってみて,こんな授業だったら私も聞いてないな,ごめんねと思いながら叱っていることがほとんどです。私に授業に集中させられるだけの指導力がないせいです。土井先生からいただいた「授業で役立つ指導の技術と考え方48」を参考にして,これから子どもが飽きることのない授業をすこしでもやっていきたい思いました。また,先生方の授業を参観させていただいたり,見ていただいたりして,良い授業とは何かを自分で考えていき,授業分析力も培っていきたいと思いました。今日は,出校日でした。そこで,できるものを選んで,実施してみました。まず,「7,9,12,14,17」をやってみました。やはり,じゃんけんで発言者を決めるというのは,とても盛り上がりました。遊び心をちょっと織り交ぜるだけで,こんなに食いつきが違うのだと,改めて思いました。今日は,日誌の○つけだけだったのですが,単調に終わらず,集中できたと思います。今後も試行錯誤して実施していこうと思います。
 先日の講義で一番大事だと感じたことは,子どもたちに生涯学習する姿勢を育てたいと思うなら,自分自身が生涯学習する姿勢を子どもたちに見せていかなければならないということです。今も,これは生涯学習かなと思っていることはありますが,もっともっと自分を高めるために,色々なことに挑戦していきたいと思います。

18 先日は素晴らしい講義をありがとうございました。
 生涯学習の講義では、様々な作業を経て生涯学習の概念を学ぶことができました。生涯学習という概念を言葉で直接教えてもらうのではなく、様々な作業の中で、生涯学習について自分なりに考え、まとめることができました。また、他の人の意見をきいて、それをもとにさらに、自分なりに考えを深めることができました。
 この講義を通して、二つのことを学びました。一つめは、教師が子どもと一緒に授業を楽しむことが大切だということです。楽しむ気持ちがなければ、授業に減り張りがつかず、ただ流れていくだけになってしまいます。ちょっとした工夫で授業が楽しくなるのだということを実感しました。授業に少しでも工夫を加えていきたいと思いました。
 二つめは、授業には様々な要素を取り入れなければならないということです。作業や自分でまとめるなど、常に目的をもった活動を取り入れることが大切だと感じました。さらに、作業やまとめの活動の際には、指導技術にもとづいた指示が必要であると思いました。土井先生の「授業で役立つ指導の技術と考え方48」を試みて、自分なりに指示の出し方を考えてみようと思います。

19 先日はとても有意義な時間を過ごさせていただきまして、ありがとうございました。また、いただいた資料やホームページを拝見し、土井先生のご配慮や、初任者に対するあたたかい思いをいっぱいに感じました。有効に活用して、これからも学び続けていきたいと思います。
 生涯学習について、私はまだ概念作りの途中の段階ですが、感想を書くに当たり “楽”ということについて考えました。“楽”は“楽しい”と“楽をする”の2つの意味があると思います。生涯学習を行っていく上で、“楽しい”と感じることは欠かせない要素だと考えます。しかし、“楽をする”はどうでしょうか。“楽をする”ことだけでは、達成感や充実感を感じることができません。だんだん自分の中身が空っぽなような気がしてきて、それはきっと大きなストレスになるでしょう。
 私は一緒に住んでいる祖母が老人会で一生懸命に活動していて、生涯学習課という名前を時々耳にしていましたので、その印象が強くありました。活動には実際は苦労が付きものです。しかし、その中で得られるものはとても大きく、次の原動力になっていくものであるとも思います。苦労も含めた上での “楽しい”という感覚が、生涯学習の中心に通っているのではないかと思います。そして、このような感覚を子どもにも育てることが大事だと思うし、自分も大切にしていきたいと思います。
 また、遊び心の “楽しい”も欠かせないものだということは、講義の中で気づかされました。これがなくて苦労や緊張感の方に偏ってしまうと無理をする事になると思います。その意味では、“楽をする”ということも、同時に重要な要素だと思いました。「44 人間、楽したくなったときが分岐点」は、意味が深いと思いました。
 私自身は失敗が多く、そこから学ぶことの繰り返しです。悩んだり、落ち込んだりも多いけれど、その分支えてくださる人のあたたかさや良さを感じる日々です。一人称的な学びではなく、対・人の学びの良さを伝えられるような教師になりたいと思います。まずは指導技術と考え方から、さっそく取り組んでみたいと思います。

20 先日は、大変ためになる授業をありがとうございました。土井先生は、授業が大好きとおっしゃっていましたが、私も満足のいく授業はほとんどできていませんが大好きです。だから、この職業に今ついています。講師歴も何年かになりますが、始めの何年かは何冊も本を読み、追試を繰り返していてそれに満足していました。今は、目指す授業の姿のイメージはできているのですが、具体的にどうしたらそうなるのか考えているうちに1学期が過ぎてしまいました。土井先生は、今回の授業をされるに当たって大変準備がなされていて、始めから最後までの授業案が綿密に計画されていました。授業計画は「この発問を誰に指名するのか」まで考えるのだということを知りました。わたしは、そのような十分に準備をした授業をするのは、この1学期何時間やったかなと考えましたが、準備不足の時がほとんどだったと思います。準備や計画がされている授業をするときは、とても心が引き締まっていて、それが子どもにも伝わるのを感じます。子どもを怒ってしまうような授業は、やはり、こちらにも緊張感がなく、子どもにも空白の時間ができてしまい結果的にそのようになってしまうのだなと今回改めて感じました。
 また、先生の昨年の授業で役立つ指導の技術と考え方が33だったのに、今年は48に増えているということに驚きました。常に新しい指導法や技術を考えて実行する大切さを知りました。私は、模索しているだけで具体的に見つからず、目指す授業に近づかないでいました。今回の土井先生の授業でまずは、指導の技術を48も教えていただき、2学期からの授業にどのように取り入れようか考えることが楽しくなりました。まずは、「ゲームや体を動かすこと」などを授業の中に取り入れたいなということと、「自信のない人からやってみよう」を取り入れ、一日の授業の中で必ず発言する機会を作り、どんどん自分から発言できるクラスにしていきたいと思います。また、資料を一部隠すなどの知的好奇心が旺盛な子どもたちは喜びそうです。プリントを渡すときの声かけなどいいですね。あいさつのできる子をめざしているのですが、一日に何度も「ありがとう」を繰り返すことができ、学級が暖かい雰囲気になりそうです。
 授業の中で、討論や話し合いをするときなどなにかルールを決めてみえますか?
 今回、もっとも反省したことが、時間内に授業を終わらせること。それから、座席表を常に携帯してメモすること。最近できていません。今回の授業を体験させていただいて本当にありがとうございました。私も授業力アップのために日々努力し自分の授業を振り返ることにより、少しでも先生に近づけるようにがんばりたいと思います。生涯学習だと思っています。

21 以前から土井先生の授業を受けてみたい、と思っていましたが、 この初任研で願いが叶い感謝しています。実際に2時間半、生徒のような気持ちで席についていました。
 今回の生涯学習について、前半の講義では、私の生涯学習への疑問と、土井先生のテクニックに引き込まれ、ただただ圧倒されるばかりでアッという間に過ぎてしまいました。私自身「楽しく学ぶ」ことを体験することは良いことだけれど、教師として何かを掴むための講義だということを思い出し、後半は土井先生は何を伝えたいのかと考えながら受けました。
 そして今日のまとめともいうべき「生涯学習型学力観」で学校や教師は「子どもが主体的に、受け身でなく自発的に、学びのきっかけづくり、体験型、子どもの満足度」を与えられるよう変わらなければならないと、どれも今回の講習で私たちが体験させてもらったことばかりでした。今回は「生涯学習」というテーマでしたが、本質的には土井先生はまさに「魅力ある授業について」の講義を身をもって伝えていただいたのだと感じています。そしてその手立てともなるテクニックを伝授してもらいました。使わなければただの知識、使ってものにして自分の魅力、となるように自分を磨いていきたいです。
22 先日は、初任者研修において貴重な講義をしていただき、ありがとうございました。
 今まで、「生涯学習とは何か」と問われても、漠然としたイメージしかなく、きちんと説明できる自信がありませんでした。しかし、多くの意見を聞いたり、クイズ形式で答えたりと楽しく授業に参加することで、自分の考えがまとまっていくのを感じました。また、先生の講義を聞く中で、「生涯学習は個人内評価」という言葉が印象に残りました。子どもたちには個人差があります。一人一人をみて、その子の頑張りや学びの過程、学んだことを認めていくことが大切であると思いました。子どもたちが、学校教育を通して、学ぶことの楽しさを知り、生涯、学習し自分を高めていこうとする姿勢を身につけてほしいと思います。そのためにも、自分自身が自発的に学び続け「生涯学習型」の教師を目指し、学びを子どもたちに還元していけたらと思います。
 また、今回の授業を子どもの目線で受けることができました。今までを振り返ると、子どもたちを怒ることが多かったように思います。自分の力量不足を反省し、「授業で役立つ指導の技術と考え方48」を熟読し、学級の実態に合わせて早速使ってみようと思います。
23 先日は,とても楽しい研修をしていただいてありがとうございました。
 先生の「授業が趣味なんです。」というお話を聞いて,私もいつかそんな風に言えるようになりたいなあと思いながら聞き始めた研修でした。「生涯教育」という話題だけで,2時間半も一体何をするのだろうと思っていましたが,授業形式でとても楽しい内容でした。教師になって実際に教壇に立ったのはほんの4ヶ月弱であったはずなのに,授業を受ける子どもの立場を忘れていたことに気付かされました。「当てられるかな〜。」というドキドキや,「次は何をするのかな?」というわくわく,それから,「何だろう・・・う〜ん。」と一生懸命考えることを,本当に久しぶりに体験したような気がします。席の配置から,この発問ではこの人を当てるということなど,細かい部分まで決めてあり,楽しい上にしっかり理解できるという素晴らしい授業でした。
 また,授業の中でも教えていただき,後で配布までしていただいた「授業で役立つ指導の技術と考え方48」を,じっくり読ませていただきました。1番の「怒らなくてもよい授業の技術を身につけよう!」,子どもが授業に集中できる環境を作ってやれば,騒がしくなったり他ごとをしたりすることが無くなり,怒らなくても授業が進むということ,本当に胸に刺さる思いです。実は,私は怒らずに授業をしたことがほとんどありません。いつもうるさくなってしまい,「今は話すときじゃない!」「しゃべらない!!」など,隣のクラスに聞こえるような大声で怒っています。それは,決して子どものせいなどではなく,私の指導力不足と授業力不足なのだと改めて感じました。私も土井先生のような授業ができるようになりたいと思います。今は夏休みですが,2学期が始まったら48の指導の技術を少しずつ試してみたいと思っています。
 本当にありがとうございました。

24 先日は『生涯学習と学校教育』ということで、ご講義をいただき、ありがとうございました。資料としていただいた、授業で役立つ指導の技術と考え方についてのプリントは今後の参考にさせていただきます。
 私が、1番印象に残ったことは、戦後の学力観と指導要領の精神の変遷の部分です。対「人」で学ぶ経験主義と一人称の勉強である系統主義という、二つの相対する考え方は、それぞれ一長一短があり、その中庸をいかに見出していくかという難しさが現れているものであると思います。生涯学習も、確かな学力をつけていき、子どもたちが将来、学ぶことができる力をつけていくことが今の私たち教員に求められていることではないかと思います。

25 今回の研修で土井先生の授業を受けられたことは、本当に貴重な体験でした。指導者の意図に基づいた席順や、自信の無い人に挙手をさせたり、分かった人から座らせたりといった様々な当て方、プリントをまわす際の「どうぞ」「ありがとう」の一言、様々な方向を向かせながら言わせたり、「隣の人にやっと聞こえる声で」と一言付け加えたりといった音読の仕方の工夫、一部隠したり、少しずつ開いていったりする資料の見せ方など、授業のあらゆるところに様々な仕掛けがあり、その仕掛けによって2時間半という時間が本当にあっという間に感じさせられました。とにかくそのアイデアに圧倒され、素晴らしい技術にただただ感服するばかりでした。研修の初めに先生がおっしゃった、「私は授業が楽しくて仕方がない」という言葉を、一生かかってでもよいから、いつか私も言えるようになりたいと思いました。私が目標として研究していかなければならない授業の姿を見せていただいたように思います。貴重な機会を、本当にありがとうございました。
 事前アンケートを提出できなくて申し訳ありませんでした。アンケートを出せなかったことで、先生の授業に100%参加できなかったことがとても悔しく感じます。見落としてしまったことを大変残念に思います。このようなことがこれからの仕事で起こらないように、注意していきたいと思います。本当に、ありがとうございました。

26 先日は、貴重な講義をお聞かせいただき、ありがとうございました。生涯学習と聞いて何となくでしか考えることができなかったイメージが、今回の講義で理解できたように思います。また、生涯学習の講義の中に、様々な授業に役立つ技術が盛り込まれていて、4月より私がしてきた実践について考えさせられることばかりでした。児童の内面を考えた「教師のしくみ」というものを私は深く考えていなっかように思うのです。実際に児童生徒として体験することで、たくさんのことに気付くことができました。2学期に向け、「授業で役立つ指導の技術と考え方48」を参考に、今回学んだことを生かし実践していきたいと思います。そして、さらに自分の力に変えられるようにしたいと思います。これからも前向きに取り組んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。
27 自分がいきいきと生きていくために、学び続けること―――
 私は、自分を磨いているだろうか。学び続けようと未来に向かっているだろうか。好きなことを何か学んでいるだろうか。今回の研修は、自問自答を繰り返す機会になりました。時間に追われる毎日で、それを言い訳に、自分磨きを忘れていたことに気付かされました。いきいきと生きている人は、どんなに魅力的でしょうか。私が子どもであったならば、そんな魅力ある教師についていきたいと思うはずです。魅力ある教師であるために、魅力ある一人間でありたいと心底感じました。
 そして今回の研修は、自分の授業を見つめなおす機会でもありました。土井先生の授業は、先生がキーワードにされていた「集中化」、まさにそのものであったと思います。気付かないうちにどんどん繰り広げられていた授業の技に引き込まれ、120分があっという間に感じるような授業でした。次はどんな展開なんだろう、何がでてくるだろう、とこんなにわくわくして受けた授業があったでしょうか。こんなにわくわくしてもらえるような授業ができていたでしょうか。「私の趣味は授業です。」私も、いつか、そう笑顔で言えるような教師を目指したいと思います。
 1学期が終わりました。夏休みになり、正直ほっとしていましたが、やはり子どもたちの顔が見れないのは寂しく、出校日を楽しみに迎えました。夏休み中に、しっかり力を充電すると共に、2学期に向け、授業の仕掛けを練っておきたいと思います。授業でいただいた「授業で役立つ指導の技術と考え方48」に目を通そうとレジュメを構え、初めの言葉にハッとしてしまいました。「みなさんはプロの教師です。」胸を張って『プロです』と、言える自分を目指します。この夏、自分の授業力を磨き、2学期、子どもの目を輝かすことができたら…。そう強く願います。

28 今回の初任者研修では「生涯学習と学校教育」ということで,「生涯学習」について深く知ることができたと思います。また,これからの学校教育は生涯学習を将来し続けるための基礎を培うものだとわかりました。
「生涯学習」のイメージは,自分の中では学び続けること,また生涯スポーツというイメージがありました。「好きなときに好きなものをする」というイメージが合うということもわかりました。生涯スポーツも生涯学習に入るが,スポーツをただするだけでは生涯学習にはならないこと,学ぼう,何か得ようという気持ちがあるかどうかが一番大切だということも感じました。
次に教育というのは,経験主義と系統主義を行ったり来たりしていることが資料からよくわかりました。学力観というのもその変化によって変っていくものであり,今まさにその学力観がどういうものか変っているのだと思いました。「 PISA 型学力観」については,恥ずかしいことにこの講義を受けるまで知らなかったが,今回どういうものか知ることができました。この PISA 型学力観に変ることによって,より学習の過程が問われ,将来を「生きる力」を見ること,評価することができるものだというのもわかりました。また,学力観がこのように変っていくかもしれない中で,これからの教師は「学校教育完結型」から「生涯学習型教師」に変っていかなければならないことを深く感じることができました。子どもたちに生涯学習の基礎を教えるためには,当たり前のことだが教師自身が生涯学習をしていなければならないと思いました。情報をしっかり集め,仲間を大切にし,地域との関わりを強く持っていくことができるような「生涯学習型教師」になれるよう頑張っていきたいです。
 また,今回の講義では授業力をあげる技術についてもいろいろ教えていただきました。「授業技術→集中化」ということをいつも頭におき,いかに生徒を集中させるかというテクニックをしっかり学びこれからの授業で実践していきたいと思います。生徒を怒ることがないような楽しい授業わかる授業ができるよう頑張っていきたいです。
29 先日は大変素晴らしい講義をしていただきありがとうございました。2時間半が短く感じられ,教わった教師としての技術は,すぐにでも自分の実践につなげたいと感じるものばかりでした。
 その中でも,「授業技術」→「集中化」という言葉は印象的でした。実際に土井先生の講義は,初任者の先生を集中させるために,様々な方法を用いていました。具体物の用意,意図的な指名,立たせる機会を設ける,隣の人に発表する等,並べていくと30ほどになることも身をもって体験できました。
 また,生涯学習についての概念と,それをどう生かしていくべきか勉強になりました。土井先生のように,自分自身が生涯学習に積極的に取り組む中で,生き生きと生活したいと感じました。子どもの模範となりながら生活を続け,生涯学習についての授業を実践していきたいと感じました。
 今回の研修では,土井先生が自ら授業を実践されたことで,大変有意義なものとなりました。授業が趣味と言えるように,教材研究に努め,それを楽しめる教師を目指し,子どものために日々頑張っていきたいと改めて考えさせられた研修となりました。