浜井卓男のホームページ

「乗っ取られた」と主張する元オ-ナ-は、母親が創立した社会福祉法人立の保育園を公私混同のでたらめな運営と会計を10年以上も繰り返し、 県から指導・是正を求められていた。そうした積み重ねのうえで、指導監査する立場の静岡県は、社会福祉法人立の保育園の 経営者としての元オ-ナ-を「刑事告発」した。「乗っ取られた」のではなく、静岡県によって保育現場から「追放」されたというのが真実である。

この地域から遠く離れた遠方までいってナントカ新聞紙上に、ウン千万円のお金が動いたなどと臆測記事を書かせているが、そんな事実があれば警察や税務署が黙っていない。その逆に静岡県警、浜松中央警察署の捜査2課と捜査4課が私との間にホットラインを結んで身辺警護に当たってくれていたことが、そうした疑惑が存在しかった何よりの証拠である。私は現役中、「政治資金の面でも私的な面でもお金についてはきれい」という評価をいただいていた。

今太閤とまでいわれた実力者だった田中角栄元総理大臣も後に受託収賄罪などの罪で逮捕されている。猪瀬元東京都知事も5千万円を借りながら政治資金報告書に未記載だったとして略式起訴され都知事を辞任している。私の場合の理事長職は無報集であり、理事会開催時も日常の理事長としての連絡調整業務においても出勤時の費用弁償はおろか交通費その他の費用も一切受け取っていない。お預かりしている児童と保護者のために保育園をつぶさないという純粋な気持ちで理事長職に取り組んできただけであり、保育園の経営まで行う気持ちは全くなかった。(実の娘は現役の保育士だが、一切この保育園にかかわりあいを持たせていなかったことからもご理解戴けるだろう。)

《保育園の元オーナーが刑事告発されるまでの一連の経緯》

◇ 私が議員を志した動機の一つは、「行政との間で困っている県民の声に耳を傾け、議員として微力を尽くして でも救済してあげる助 けてあ げる」ことだった。平成20年のある日、選挙区外に法人本部を置く保育園のオーナー から突然相談に乗ってほしいとの電話があった。相談内容は①コチラに。その後もファックス②コチラ )が送られてきたりして相談に乗ることになったなった。

もちろんこの時点で、私には当該保育園の長年にわたる不適正会計(③コチラ)の存在について明確に知らされてはいなかった。私に相談をかけてきたのは、私を利用してあわよくば県の追求から逃げ切りを図ろうとしていたことが後になって分かった。

◇私が理事になってすぐに前理事長、園長が辞任したことから理事長を引き受けることになった。当該保育園は、この数年前から役員の辞職が相次いでいたことも判明(④コチラ)した。何となく理事と理事長を引き受けてしまった。途中で投げ出すわけにもいかず、できるだけ保育園の正常な運営へ近づける努力を続けることとしたが、何としても積年の保育園の運営がこれほどズサンでデタラメだったことは想定外だった。。

◇保育園は県の改善命令コチラ)を受ける。法人としては最悪の展開となってしまった。私が就任以前の長年の数々の指摘に親権にこたえてこなかったからだ。法人解体の危機となった。

◇改善命令に従って理事長及び理事会として積極的に疑義解明に挑もうしたが、過去の各種関係書類が存在しない中で、県の改善命令の諸事項に対する対応には、元オ-ナ-の協力が必要不可欠であったが元オーナーは事の重大性を認識せず、本気で対応しようという姿勢は感じられなかった。

◇元オ-ナーは、弁護士を何人も代え、この頃は東京の大手弁護士事務所に駆け込んでいた。私は当該大手弁護士事務所からの連絡を受け、私費で東京に足を運んで協議に応じた。                                                                                       ◇平成21年10月21日付、当該弁護士から金4,75,650円の支払で解決したい(⑥コチラ)という連絡FAXがあった後、元オーナーからの連絡は途絶えてしまった。おそらく解決金という考え方に不満を持ったからだと思われる。

◇20項目以上の不正な運営及び経理処理のほとんどは関係書類がなく、元オーナーの元夫(園長・事務長兼任)も既に離婚退職していたため、正確な調査回答と改善計画の作成は困難だった。現存する書類と保育士達の証言をもとに私的保育児と放課後児童クラブ会計関係についてだけ調査を実施した結果、驚くべき会計の不正が浮かび上がってきた。                                                                 ◇私的契約児(保育面積無視、定員無視、保育料無視、監査時隠蔽)の不明額は推計で金1千2百万円余(⑦コチラさらに学童保育に関わる法人会計不算入額は推計金934万円余(⑧コチラ⃣実に2千万円余の不明が判明した。その他の県から指摘された不正確(不正)な会計処理を合わせると簿外不明金は3千万円を越えていた。

◇改善命令に対して上記の回答をした上で、理事会として全体的な真相解明ができないことを考慮し、理事である園長を一人残して残りの理事、監事全員の辞表をとりまとめ、平成21年11月24日付で理事長を辞任した。             

◇保育園の元オ-ナ-は、県によって刑事告発された⑨コチラ )

◇その後県は、法律に基づき県知事が仮理事を選任し、仮理事会を開催し、受け入れ先を聖隷法人と決定(⑩コチラ)した。私が理事長を辞してから3ヶ月ほどの時間の経過がある。

以上が正しい顛末である。