○浜井
 光技術産業の構造改革特区について伺います。
 地域結集型共同開発事業、 知的クラスター創成事業が、 汎用光技術の産業化を目的としていることは既に述べました。
 去る六月二十五日に、 閣議決定された経済財政運営と構造改革に関する基本方針二〇〇二における六項目の経済活性化戦略の一つとして、 規制緩和の推進によって地域の個性ある発展を目指す構造改革特区の導入を図ることとされました。
 都田テクノポリスそして頭脳公園が立地する庄内半島のつけ根に、 光技術を研究テーマとする大学院大学が設置されようとしています。
  庄内地区には浜名湖花博開催期間中、 臨時駐車場として使う部分を含めた中開地区の六十七ヘクタール、 ガーデンパークの都市公園区域を外した二十二ヘクタールなどの将来的に開発可能な土地を抱えています。
 都田から庄内半島までの全域を視野に入れて、 この地域一帯を構造改革特区として光技術産業の大集積を図っていくべきではないかと思います。 知事の御所見を伺います。

○石川知事
 次に、 光技術の振興についてのうち、 特区の問題であります。
 国では今月二十五日の閣議において、 地域の自発性を最大限尊重する形で進める構造改革特区の導入を含めた経済財政運営と構造改革に関する基本方針二〇〇二を決定いたしました。 その中でこの構造改革特区が提唱されておりまして、 進展の遅い分野の規制改革を進めることで特定地域に新たな産業を集積させ得るものとして提唱されております。
 ところで、 本県はかねてより県東部地域への先端健康産業集積構想、 また西部地域への光技術の産業集積の形成をねらってまいっておりますが、 その中でも特にこの西部地区の光産業の集積の問題は、 浜井議員も御紹介いただきました知的クラスター創成事業とか地域結集型共同研究事業という大型研究事業の実現によりまして、 より実現性の高いものという認知が幅広くされてまいっております。 したがってそういう地域について、 特区として地域指定を受ける可能性が高いのではないかという期待を持っておりまして、 富士山麓先端健康産業集積構想と相まちまして、 この両者をこの政府の関係の部署に情報提供を今してるところでございます。 この前、 企画部長を派遣して説明をいたさせました限りでは、 他の地域と比べても極めて特色のある構想でおもしろいという反応はいただいておりますが、 今後、 特区として実現するかどうか今後に待たなければいけませんので、 実現に向けて努力をしてまいりたいと思います。
6月議会質問へ
光技術産業の構造改革特区について

平成14年6月議会 本会議