問題 解答締め切り1997年12月31日
ガウスの「数学日記」について、
『この日記の中には1796年7月10日に書かれたらしい謎めいた記載がある。
そこには次のように記されている。
これは,アルキメデスへの感謝をこめて,どんな整数も多くとも3つの三角数の和で表されるというガウスの発見を記している。』
(数学を築いた天才たち(下) スチュアート・ホリングデール著/岡部恒治監訳 講談社BLUE
BACKS)
という行を読んだ。
これは、現代風に翻訳すると、

ということの証明ができたことをガウスが(アルキメデスの故事に従って)記録したということだろう。
では、これを証明してください。
問題解答締め切り:1997年12月31日
追記:
『Diophantusの『数論』の余白に記されたFermatの第18のコメントは次の命題0.7であった.
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命題0.7 n≧3とするとき,すべての自然数はn個以下のn角数の和として表される。』
(数論1 加藤和也・黒川信重・斎藤毅著 岩波講座現代数学の基礎)
という記述を最近発見した。そこで命題の発見者は誰か、証明者は誰かという問題になってくるが、この命題をガウスが独自に見出したのか、それともFermatの書き込みを知っていたのかはわからない。
後記:その後、この命題のうち、三角数の証明はガウス、四角数の証明はオイラーによってなされたということがわかりました。
注意:
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この解答を本を読んで知っている方は解答への参加をご遠慮ください。
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解答へのリンクが張られた後で、どの本に解答があるという情報をお寄せいただくのはありがたいです。
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なお、上記『岩波講座現代数学の基礎』シリーズのどこかに解答が掲載されている可能性があります(未確認)ので、ご注意願います。
問題への参加表明
解答方法について
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解答へのリンク(1998年1月1日以降に掲載)
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