和名:シラタマホシクサ(ホシクサ科)
学名: Eriocaulon nudicuspe

('96.9.8撮影)

(1999.9.12撮影)

 伊勢湾沿岸の湿地にだけ生える1年草で、高さ20〜40cmになる。
葉は長さ15〜20cm、幅1〜3mmで先端は針状にとがっている。
花は直径6〜8mmの球形で白い毛が多く、白い球のようなのでこの名前が付けられた。
茎の先に白い花が徐々に膨らんでいく様子は、線香花火の玉が膨らんでいく様子にどこか似ている。
「散策路図」の丸数字8、9、12番付近で群生が見られる。

 下の写真は「散策路図」の丸数字9番付近で見られる大きな群落である。湿原の水道に反って咲く様子は、満天の星を散りばめた”天の川”を思わせる。
最近ではこの群落は縮小してしまっているのが残念である。また、以前は丸数字17番付近でも見事な群落が見られたが、その場の植生が変わったのか大きな群落が無くなってしまった。
 【平均開花時期 8月下旬〜9月下旬】


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