和名:トウカイコモウセンゴケ(モウセンゴケ科)
学名:Drosera tokaiensis T.Nakamura & Ueda

('96.7.13撮影)
('96.7.13撮影)  ('96.5.11撮影)

 日当たりのよい湿地に生える多年草で、葉の長さは2〜4cmで地面に伏せるように生え、花茎を10cm位にのばし、直径1cm位のピンクの花を総状に付ける。
 葉に腺毛があり、その先から粘液を出して虫を捕まえ、腺毛も葉も虫を包むように湾曲し、腺毛から消化酵素を分泌する食虫植物である。
 トウカイコモウセンゴケは、モウセンゴケとコモウセンゴケの交雑起源種であり、モウセンゴケとコモウセンゴケの中間的な特徴を持っている。
 「散策路図」の丸数字6、8、12、13番付近で見られる。
 葦毛湿原では、モウセンゴケとトウカイコモウセンゴケとが同じ場所に群生しているところもあるので、さらにこの二種の交雑種と思われるような型(葉はモウセンゴケの形だが、地面に伏せるように生え、花は赤みが強い)も見ることがある。
 【平均開花時期 6月下旬〜8月中旬】


モウセンゴケとトウカイコモウセンゴケの比較
モウセンゴケ トウカイコモウセンゴケ
白色で曇りの日でも開花する ピンクで晴れた日の午前中しか開花しない
葉と葉柄の区別がハッキリと分かれており地面に対して斜めに立ち上がって生える 葉柄と葉が連続しており、葉と葉柄の区別がつきにくく地面に伏せるように生える
生育場所 湿った場所を好む 比較的、乾いた場所を好むが湿った場所にも生える


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