現在見られる葦毛湿原の自然

このページは、特に花の見られるシーズン(3〜12月)は随時 up-to-dateな情報を発信し、現在見られる葦毛湿原の様子を紹介します。
 文中の「散策路図」は、こちらをご覧ください。
このページの画像は全て、取材当日にデジタルカメラで撮影したものです。
なお、このページではラン科の植物については特定のものを除いて、あえて掲載しないようにしています。

(2025/12/06の湿原風景)


【2025.12.13】
 クチナシの果実が色づいています。
 シロバナカザグルマの果実が見られます。

 案内板に近い木道入口では、クチナシの実が綺麗に色づいています。
花は甘い香りがして楽しませてくれますが、実も食品などの着色に利用されます。


 「散策路図」の1番から少し山側では、シロバナカザグルマの果実が見られます。
大輪の花も美しいですが、毛まり状になった果実も趣があると思います。


葦毛湿原の植物ガイドブック「花かおる葦毛湿原 増補改訂版」を出版しました。

 葦毛湿原とその周辺の雑木林、背後の山で見られる植物248種を四季を追って紹介した植物ガイドです。ポケットサイズなので手軽に持ち運びができます。
これ一冊を持って散策すれば、葦毛湿原の植物は、まずは大丈夫でしょう。

 詳細は、こちら


その他、
●湿原内では、ウメモドキの真っ赤な実が目立ちます。
ハンノキの雄花序が徐々に膨らんできました。また、ツルグミが咲き始めています。
●湿原周辺の雑木林やその林縁では、センリョウフユイチゴ、ヤブコウジ、ソヨゴ、メギ、クロガネモチなどの赤い実が目立ちます。
●湿原周辺の林縁では、イズセンリョウの白い実が見られ、また、ヒイラギの花が咲いています。
●湿原周辺の雑木林では、イワタカンアオイヒメカンアオイが咲いています。



【2025.12.06】

 イズセンリョウの白い実が見られます。
 ツルグミが咲き始めました。

 湿原周辺の林縁では、イズセンリョウが白い実をつけています。
雌雄異株なので、実をつけるのは雌株ということになります。
伊豆山神社に多いことから名がつけられました。
なお、センリョウの名前がつきますが、センリョウ科ではなく、サクラソウ科(旧ヤブコウジ科)の植物です。

 「散策路図」の4番に近い湿原入口付近や3番の木道を挟んで反対側などでは、ツルグミが咲き始めています。
今年は多くの花をつけていますが、まだ蕾の方が多い状態で、これから咲き揃うのが楽しみです。
春には実が赤く熟しますが、それまでに落果してしまうものが多いと感じます。


その他、
●湿原内では、ウメモドキの真っ赤な実が目立ちます。
ハンノキの雄花序が徐々に膨らんできました。
●湿原周辺の雑木林やその林縁では、センリョウフユイチゴ、ヤブコウジ、ソヨゴ、メギ、クロガネモチなどの赤い実が目立ちます。
●湿原周辺の雑木林では、イワタカンアオイヒメカンアオイが咲いています。


2025年の観察記録
2025.01‾02 2025.03 2025.04 2025.05 2025.06 2025.07
2025.08 2025.09 2025.10 2025.11 2025.12


過去の観察記録はこちら
 過去の「4.現在見られる葦毛湿原の自然」のデータ(1996年より)が月毎に閲覧できます。


GO HOME PAGE