2025.4月のデータ         



(2025/04/05の湿原風景)


【2025.04.26】
 
シロバナカザグルマが咲き始めました。
 ヤブデマリが咲いています。

 「散策路図」の2番付近では、シロバナカザグルマが咲き始めました。
これは木道から少し離れているので望遠レンズで撮影していますが、木道のすぐ横でも蕾を幾つもつけているので、あと3、4日もすれば間近で観察することができます。

 「散策路図」の1番付近などでは、ヤブデマリが咲いています。
直径5mm程の両性花の周りには白い大きな飾り花をつけ、よく目立ちます。
実の時期も美しいので見ておきたいものです。

その他、
●湿原内では、数多くのハルリンドウが咲いています。
●湿原内では、ミカワバイケイソウが咲き始めました。今年は多くの花を楽しむことができます。
●湿原周辺では、タンザワウマノスズクサ、ムベ、クロバイ、カマツカ、マユミなどが咲いています。



【2025.04.19】

 
ミカワバイケイソウの蕾が膨らんでいます。
 タンザワウマノスズクサが咲いています。

 「散策路図」の3番付近や湿原上部の沢沿いでは、ミカワバイケイソウの蕾が膨らんでいます。
特に「散策路図」の3番付近は進みが早く、今にも咲きそうな個体もあります。
昨年は裏年で花がとても少なかったですが、今年は多くの花が楽しめそうです。
来週あたりから開花した個体が幾つも見られることでしょう。


 湿原周辺の林縁では、タンザワウマノスズクサが咲いています。
花の形はサキソフォンみたいでもあり、横から見るとタツノオトシゴのようでもあります。
数多くある植物の中でも、このユニークさはピカイチではないでしょうか。
また、種の時期も面白いので見ておきたいものです。


その他、
●湿原内では、ハルリンドウの花数が増えて現在がピークの状態です。
●湿原内では、タチシオデ、ザイフリボクなどが咲いています。
●湿原周辺では、ヤブデマリマルバアオダモ、メギ、ホウチャクソウスルガテンナンショウニガイチゴ、ニョイスミレ、チゴユリなどが咲いています。



【2025.04.12】

 
マルバアオダモが咲き始めました。
 ニョイスミレが多く咲いています。

 湿原周辺では、マルバアオダモが咲き始めました。
葉が丸くないのにマルバという名前はと疑問に思いますが、この和名は葉が丸いということではなく、鋸歯が無いことを意味しています。
最近の気温上昇で、多くの植物の開花が進んでいます。


 湿原内やその周辺では、ニョイスミレが多く咲いています。
特に中央広場のベンチ周辺では多く咲き、じっくりと観察できます。
なお、湿原近くの沢沿いでは、このニョイスミレの変種であるアギスミレも見ることができます。

また、湿原周辺では、アリアケスミレも咲き始めました。これで葦毛湿原のスミレのシーズンも終盤となります。


その他、
●湿原内では、ハルリンドウの花数が日増しに増えています。
●湿原周辺では、ヤブデマリタンザワウマノスズクサカザグルマホウチャクソウなど蕾を膨らませています。
●湿原周辺では、スルガテンナンショウニガイチゴ、ミツバツチグリ、アケビ、サルトリイバラなどが咲いています。



【2025.04.05】

 
ハルリンドウの花数が徐々に増えています。
 スルガテンナンショウが咲き始めました。

 湿原内のあちこちでは、ハルリンドウの花数が徐々に増えてきました。
暖かくなるにつれ、花数は一気に増えますからこれからが楽しみです。
なお、この花は陽の光に敏感で曇っていると開きません。よって、花を楽しむには晴れた日ということになります。


 湿原周辺では、スルガテンナンショウが咲き始めました。
仏炎苞の中にある付属体の先端が鍵状にくびれているのが特徴ですから、細部まで観察したいものです。


その他、
ショウジョウバカマは、そろそろ終わりです。
●湿原周辺では、モミジイチゴアセビ、ヤマウグイスカグラ、ヒサカキ、ミヤマシキミ、シュンランが咲いています。
●湿原周辺では、タチツボスミレニオイタチツボスミレフモトスミレマキノスミレナガバノスミレサイシンなどのスミレの仲間が咲いています。


2024年の観察記録
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