現在の我が国で建築生産技術の蓄積を担っているのが戸建て住宅においては住宅メーカー、 集合住宅においては建設会社であり、住宅文化の発展は企業経済の枠内にしかありえません。

そう考えたとき、設計技術体系としてのまとまりをもった北米型の住宅デザインは、 零細設計事務所にとって魅力のあるものでした。

私が北米の住宅設計を始めて知ってからもう２５年以上が経ちました。北米の住宅への感心は最初、 目に見える建物の形への興味であったものが、いつか我が国の住宅の建てられ方、 あるいは大工・職人の在り方へと移ってきました。

そしてこの１０年程は北米で行われている「大工仕事」を日本に根付かせたいと思い、 シアトルからやって来た大工の力を借りて住宅作りをしております。 北米のいえづくりを考える手段の一つとして住宅輸入の仕事も同時に始めました。

◯北米の住宅の２０世紀

"at"という雑誌に載せた北米の住宅の簡単な歴史と現況の紹介です。専門誌なので、聞きなれない言葉が出て来るかもしれませんが、読み流してください。
写真をたくさん貼ったので、読み込みに時間が掛かります。文章を読んでいるうちに絵が出ると思います。

◯いくつかのヒント

今まで、つまづきながらも北米の家造りの知恵を参考に設計して来ました。現在の我が国の枠組み壁工法の住宅設計と較べたときのちょっとしたヒントです。図面もダウンロード（まだちゃんとしたリンクの付け方を知らないので、.cptファイルを拾える方は"MiniCadFiles"というところから適当にもっていってください。）出来ます。

◯ウィンドウズ　アンド　ドアーズ（茶色）
◯ウィンドウズ　アンド　ドアーズ（白色）
◯ウィンドウズ　アンド　ドアーズ（室内）

図面から窓と戸のイメージを拾ってみました。ウェブページでリンクイメージに使えそう。
100dpiで縮尺1/50です。現物がインチでできているとデジタルイメージが縮尺で書きやすいので気持ちが良い。