15年目
半田山に建つ戸建て住宅
建物を斜めに配置
リビング・ダイニングを2階に

半田山の鈴木さんのお宅の敷地は南に向かってほぼ45度の向きをしています。 鈴木さんからは最初「八角型の建物がいいかもしれない。」というお話しがありました。

無駄な空間が増え、不経済になりやすい八角型を避け、建物を45度の角度で配置することで南向きの家が出来ました。

45度に配置することで、北側のお宅にも長い壁面が立ちはだかるという印象を少しでも軽く出来たと思います。 お隣のお宅で庭をまとめてお取りいただければ、より広々した暮らし方が出来ると思います。



斜面に沿った建物にする

今の日本では分譲地といえばコンクリートの壁で敷地を平らに造成するのが一般的です。

首都圏の30坪から50坪位の、敷地いっぱいに建物が立ち並ぶ、と言う所に較べれば、 もう少し斜面を活かしたそれぞれの敷地にふさわしい住まい方がありそうです。

鈴木さんのお宅では一階の床の高さを一部変えて、天井の高い部屋を作りました。

敷地は平らでなくてはダメ、という考え方は全国的な住宅メーカーが無く、 敷地を生かしたデザインが好まれることの多い、アメリカ合衆国などではあまり一般的ではありません。 (敷地が常に平らであれば、全国どこにでも同じ家を建てるのは楽ですからね)

敷地が平らでないと落ち着かない、というのは稲作民族の血なのかもしれませんが、、、