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1984年8月に発表されたAppleIIシリーズ最小8ビット機で、モステクノロジーの65C02(1.4MHz)を搭載し128k RAMを最初から持っていました。
このIIcこそフロッグデザインの最初のデザインであり、その未来的な様はいまでも非常に魅力的です。
この本体の中に今まで別に増設しなければならかった80カラムRAMカードや、Apple DISK IIドライブなどを全てボディーの中に収めて持ち運べるパソコンとして発表され、当時日本でもCANON販売が宣伝をしていました。
また、プリンターポートやシリアルポートなど今までいちいち拡張カードを増設しなければならなかったのが、全て内蔵化されてこれ以上なにもいらないという状態でした。
このモデル専用デザインの(専用設計ではない)AppleIIc Monitorも同時に発売され、後にこれに増設する液晶ディスプレーも発売されました。またApple DISK IIより薄いApple UNI DISK Driveも発売されて、よりパーソナルなものに変化していきました。
後にこれの5インチFDが3.5インチのFDに替わって、AppleIIGSより高速に動作する4MHz動作の65C02を搭載し、1MB ROMを持ったApple IIc+というマイナーチェンジ版がアメリカで1988年に発売されています。
これはAC電源部分までもが内臓されたもっとも小さいAppleIIシリーズとなっています。